Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2007年06月30日 11時08分)
がのさん
>じつは、みなさんには関係のないことながら、この町の一大イベント
の夏祭り盆踊り大会が7月28、29日と恒例どおりに決まっており、とこ
ろが突然、参院選が29日にズレこんだことで、シッチャカ・メッチャカ
の状態。あすの連合自治会で対策を講ずることになりますが、日程を崩
すことはできない。どちらも責任ある立場で、どう調整を図ればいいの
か見当もつかないお手上げ状態。夏祭りのほうは実行委員の最高責任者
というわけではないにしても、当日の欠かせない役割がいくつもある
し、一方、選挙のほうは、初めての経験ですが、「投票管理者」という
ことで、ひとつの投票所の管理責任を一身に負う立場。も~、やけくそ
です、アベのウスバカやろう! 引っ込め! と叫ぶのみです。
選挙の予定、というのは、ただ投票する立場の人間に
とっては、立候補受付から身近に感じられますが、
実は、それ以前からの長い下準備期間があるのですね。
最近、それを知り、驚くとともに、代議士のトップとも
ある人が、それを十分に知りつつ日程を延ばしたのには
何か、一般人にはすぐとは諮れないものがあるのか?
などと邪推します。夏休みに入ってからの選挙、と
なると、選挙率も下がるだろうし。
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Re:オオカミ=狼=大神
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がのさん (2007年06月28日 11時27分)
みかんさん
【その2】
この町から一人たりとも死者を出してはならない、孤独死なんぞの悲し
いことがあったら町の恥と思わねばならない、と訴えました。
そのあとは、自治会役員各個のためのボランティア保険の手続き。帰
宅すれば、いろいろな人からの電話攻勢。こうなったら、もう、居留守
を決め込み、お風呂にも入らず寝るしかない、というわけ。
すみません、ラチもないことを書いてしまいました。
「『ふるやのもり』を読みなおす」(物語寸景・3)を読んで納得した
ことがありました。中国人の友人が「かみ!かみです!」「動物のかみ
です!」と、何度も言うのを聞いて、どの動物のことかな~と、思って
いたら、「大神」から「大」を抜いて「神」と、言っていたようです。
「狼」のことでした。日本人にとって、狼は大神だったのですね。『ふ
るやのもり』の取り組みも、ちょっと変わりそうです。
⇒ま~、カビとホコリだらけの奥座敷のほうまで見てくださったんで
すねぇ。ありがとうございます。古いバイキンがついてしまったら、よ
く洗い落としておいてください。いつ、書いたか、どこに残しておいた
かも、忘れてしまったほど。子どものない老夫婦が、ムラのユイから外
されて村八分にされ、貧乏で惨めな孤独生活をしているという発想は、
わたしのうがちすぎかもしれませんので、ご配慮くださいね。「オオカ
ミ」についてのその後の新しいおもしろい情報については、また、その
うちご紹介させていただきます(こんな約束をしてしまって、いいのかな
あ)。
『狼のまゆ毛』(つれづれ塾、その1)おもしろい話ですね。覚えて、
お話し会などで、子ども達に紹介したいです。
⇒地域の小学校で読み聞かせをしたときの下原稿です。語りはその場
でアドリブが入り、このままではありませんでしたが、なかなかウケた
話でしたよ。素語りをする人で絵ごころのある人が、あとで紙芝居にし
てくれたりも。みかんさんが子どもたちに語ってくださるときには、ぜ
ひ熊本弁でやってみてください。熊本弁の『狼のまゆ毛』って、どんな
感じになるんでしょうね。ちょっとワクワクします。やったときの様
子、また教えてください。
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Re:オオカミ=狼=大神
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がのさん (2007年06月28日 11時25分)
みかんさん
【その1】
>お忙しそうですね~。
⇒すみません、ここ2、3日はこのホームページを開くこともなく、カ
リカリ、カリカリと仕事(おカネにならない仕事ばかり)に追われていま
した。以前ここのどこかで書いたことがありますが、わたしは「忙し
い」ということばが好きではありません。イヤな字ですよね、りっしん
べんは「心」をあらわす語。みかんさん、りっしんべんの漢字、さあ、
30秒のうち、いくつ書けますか。傲慢、悔恨、いずれも心に関係します
し、悩んで悟ったり、ある人に憧れたり惚れたり、あの日を懐かしみ惜
しんだり、憎んで憤って、わが身の惨めさに怖れ(懼れ)の情に苛まれ、
こんなラチもないことをいって悦にいったり…。えっと、これで17個。
わたしは、まあ、何を言っているのか、そうそう、どんなときにも
「心」を「亡」くすることがあってはならぬ、というわけですね。だめ
ですよ、ぜったいに、テューターが「忙しい」なんてことを言っては!
それにしても、いやはや。
それでも、きょうは、午後からのボランティアをのぞいては、午前に
電器屋さんを呼んでお風呂場の照明の付け替えがあるくらい。ちょっと
一息です。きのうのことをいえば、ほぼ一日、区役所にカンヅメ状態。
まず、参院選へむけての選挙管理委員会の集まり。投票管理者・事務主
任の打ち合わせ。投票管理者というわたしの立場は、ひとつの投票所の
管理運営の全責任を負うというもの。正確さと速さが求められ、いかな
る不公正も赦してはならない、と。選挙の日程が狂ってしまったことか
ら、夏祭り盆踊り大会や夏休み旅行計画とぶつかり、ほかの投票立会
人、民間従事者の調整に四苦八苦。それでなくても、初めての経験、異
常なほどに厳正さが求められうえ、知らないことばっかりで、気が疲れ
ます。
つづいて、在宅要支援者のための避難支援プラン説明会。日ごろから
「共生」を言っているわたしとしては、パネラーとしてきちんと対応し
なければなりません。異常気象もあり、巨大地震の懼れもあり、いつ、
どこで災厄が起きてもふしぎはない日本のこのごろ。体の不自由な老人
や身体に障害をもつ人をわたしたち隣人がどう手助けするか、そのため
に必要なのは何かを、市民みんなと考えねばならないときです。
【つづく】
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オオカミ=狼=大神
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みかん(でこぽん)さん (2007年06月27日 21時04分)
お忙しそうですね~。
”『ふるやのもり』を読みなおす”を読んで納得したことがありまし
た。中国人の友人が
「かみ!かみです!」
「動物のかみです!」
と、何度も言うのを聞いて、どの動物のことかな~と、思っていたら、
「大神」から「大」を抜いて「神」と、言っていたようです。「狼」の
ことでした。
”What’s the time, Mr Wolf?”の中国語での遊び方の話をしていたのに、
気付かず、とんだ間抜けです。
日本人にとって、狼は大神だったのですね。『もののけ姫』を思い出し
ました。『ふるやのもり』の取り組みも、ちょっと変わりそうです。
『狼のまゆ毛』おもしろい話ですね。覚えて、お話し会などで、子ども
達に紹介したいです。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年06月22日 13時54分)
dorothyさん
【その2】
きのうは、ソポクレスの作品ばかりに終始し、この物語につながるア
イスキュロスの「テーバイ攻めの七将」にも触れられずじまい。したが
いまして、アガメムノンをめぐる悲劇については一歩も踏み込むことな
く終わりました。たぶん、そのへんは9月(8月は休み)にやることにな
ると思われます。わたしにとっては、ここしばらく、ギリシア悲劇三昧
ということになりそう。
宿題がいっぱいたまってしまいましたね。「ひろば@」には、月に2本
以上のつまらぬ日記は書かない、それがわたしのような立場にあるもの
の基本だ、と自分で決めていますが、トロイア戦争に出征したオデュッ
セウスと、その孤閨を10年余にわたって守る王妃ペネロペイア。その美
貌の王妃に群がる129人もの求婚者たちのことを書くといっていまだ書い
ていない。夏目漱石の鎌倉とカマクラ花めぐりもなかなか書くいとまが
ない。(おがちゃんが30日に鎌倉に行くとのことですので、アジサイにう
ずもれるカマクラのこと、書いてくれないかな~)
じつは、みなさんには関係のないことながら、この町の一大イベント
の夏祭り盆踊り大会が7月28、29日と恒例どおりに決まっており、とこ
ろが突然、参院選が29日にズレこんだことで、シッチャカ・メッチャカ
の状態。あすの連合自治会で対策を講ずることになりますが、日程を崩
すことはできない。どちらも責任ある立場で、どう調整を図ればいいの
か見当もつかないお手上げ状態。夏祭りのほうは実行委員の最高責任者
というわけではないにしても、当日の欠かせない役割がいくつもある
し、一方、選挙のほうは、初めての経験ですが、「投票管理者」という
ことで、ひとつの投票所の管理責任を一身に負う立場。も~、やけくそ
です、アベのウスバカやろう! 引っ込め! と叫ぶのみです。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年06月22日 13時51分)
dorothyさん
【その1】
>鎌倉花めぐり&漱石は少し気長に待ちます。楽しみにしています。ギ
リシア神話、とても興味があります。トロイア戦争というと、ハインリ
ッヒ・シュリーマンの人生を思い起こすとともに、アガメムノンのこと
も興味津々。ぜひ、その話もお願いします。
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きのう(6月21日)、2時間にわたりギリシア悲劇について講じまし
た。参加者は二十数名と、いつもよりちょっと少なかったですが、「い
まどきなぜギリシア悲劇!?」ということで、ただの読書会ではなく、意
識の高い人たちの集まりとなりました。
アテナイの独裁者ペイストラトスが創始した大ディオニュニア祭の悲
劇競演のこと、コロスのことや劇場の構造のことを含み、どんなふうに
それがおこなわれたか、ホメロスの「オデュッセイア」と「オイディプ
ス王」のつながり、また古典古代ギリシア悲劇の三大悲劇作家のことな
どなど。ギリシア悲劇の最高傑作とされる「オイディプス王」、テーバ
イのラブダコス王家三代の罪と呪いと報復の物語の、いまのわれわれに
向けて発せられているメッセージをお伝えして終わりました。
無関心時代、自分の目の前のことしか見えていないバカ親がつくる社
会、といわれる今日と、真相追求の強い意志を貫き、人間の誉れとは何
か、汚辱とは何か、人間の強さとは何か、人間の誇りとは何か、尊さと
は何か、卑しさとは何かを、はげしい気性をもって追求する誇り高い正
義の王。それゆえに転落と破局を迎え入れることになるのですが。“知
らぬがホトケ”でやりすごすことの多いわれわれの日常と、なんと大き
な隔たりがあることか!
「オイディプス王」の続編(独立した作品ではありますが)の「コロノ
スのオイディプス」や「アンティゴネ」についてはあまりふれられず、
次回7月には「アンティゴネ」を中心に講ずることになりました。ま
た、おまけに、10分足らずでしたが、蜷川幸雄監督、野村萬斎主演でお
こなわれ大好評を博した演劇公演を観た知人のひとりに、そのときの感
想をたいそうな興奮をもって語ってもらいました。すばらしい芝居だっ
たようですね。わたしは観ていませんが、萬斎の発声力を想像するだけ
で、その緊迫感と興奮が伝わってきます。
【つづく】
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Re:Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2007年06月21日 19時07分)
がのさん
鎌倉花めぐり&漱石は少し気長に待ちます。
楽しみにしています。
ギリシャ神話、とても興味があります。
実は、私の会社・イリスシステムの
イリスも、ギリシャ神話からとっています。
英語名でアイリス、のこの女神。
また、トロイア戦争、というと、ハインリッヒ・
シュリーマンの人生を思い起こすとともに、
アガメムノンのことも興味津々。
ぜひ、その話もお願いします。
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Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年06月18日 15時38分)
dorothyさん
【その2】
それに、この木曜日には、ギリシア悲劇を「ふれあい読書会」で講ず
ることになっております。きょう、あすにしゃべる内容を固めねばなり
ません。多分、2回にわたる講座になると思いますが、
まずは、テバイのラブダコ王家の悲劇、オイブィプス王の非情な運命
――知らずとはいえ、自分の父を殺害し、自分の母を妻として臥床をと
もにして4人の子をなすという運命のいたずら。そして命果てた母であ
り妻の上衣を飾っていた黄金の留金で自らの両の目を突き刺し、盲目の
身で見知らぬ地を乞食してさまよう身に…。
ソポクレスの「オイディプス王」「コロノスのオイディプス」「アン
ティゴネ」を軸にこの悲劇を。
また、もうひとつは、ミュケーナイのアルゴス王家のたどる悲劇的な
没落を俎上にして、アイスキュロスのオレステス三部作「アガメムノ
ン」「供養する女たち」「慈しみの女神たち」、ソポクレスの「エレク
トラ」に書かれたドラマから、古代ギリシアの人びとの運命観を。こち
らは、トロイア戦争の大将として活躍したアガメムノンの呪われた家系
の話ですよね。戦勝して帰国、だが、その夜、長い戦いの疲れを癒して
いる浴槽で惨い事件が。樵が木を切るように唐金の両刃の斧が王の頭蓋
を割る。
王妃クリュタイムネストラは、王の従兄弟であり王妃の情人のアイギ
ストラと共謀して夫を殺害。情人が王家を継ぎ、子どもは他国に逃れて
身を隠すなどの冷遇。ここから始まっていく娘のエレクトラと息子のオ
レステスによる母殺しという仇討ちの連鎖。
人間にとって、何が尊いことなのか、何が賎しいことなのか、
何が人間にとって誉れか、何が汚辱か、
そういうことを中学生から老人までのさまざまな層の人びとと学びあう
つどいになるはずです。
そんなわけで、申し訳ありませんが、鎌倉花めぐりと漱石は、しばら
くおあずけですね。
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Re:Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2007年06月18日 11時00分)
dorothyさん
【その1】
>私も、みかんさんと同様、この続きの話 (漱石をめぐっては、「門」
「それから」「こころ」などに見る近代人の苦悩を、古都鎌倉の名刹・
花めぐり) をしていただきたいと思っていました。ただ、現時点では、
子供の体調が心配でちょっと余裕がなく、残念です。
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キンタくん、その後いかがですか。「軽い怪我」とのことでしたの
に、ヘンな具合いですね。ご心配なことでしょう。一日も早い恢復をお
祈りいたします。
鎌倉はいま、アジサイの薄青い色につつまれていることでしょうか。
きょうの朝日新聞朝刊の「天声人語」でも、この若夏の鎌倉のことが書
かれていましたね。
はい、行きたい! ……ところが、いまのわたしはそんな優雅な状態
にないんです。もっとも、この時期は、ちょっとズラさないことには人
のウズに呑まれるだけのおしくらまんじゅうのカマクラ、カマわず押し
クラしないと生きていけないザマですので、避けるのが賢いと思います
が。
それに、先週、奥美濃の美濃市や郡上八幡で遊んできたツケもあっ
て、7月末の盆踊り大会や神社の祭礼(御輿祭り)へ向けての準備で、
商店街の各店へ、区役所へ、警察へ、消防署へ…、と文字どおり「駆け
回る」日々。踊り手、囃し手の手配、機材の調達、それぞれの担当決め
も。ええ、この近在では最大の、1万5千人、天気がよければ2万人も
の人の集まる33回目の夏まつりなんです。これまで、この祭りにはソツ
ポを向いてきたため、わからないことばかり。たいへんです。
小学校、中学校の問題もあります。あるいは、このところ組織率の落ち
てきている自治会を回復させるためのさまざまな努力も。
また、福祉ボランティア希望者の発掘とその実務のための隔週の連続講
座。不器用なわたしには、体が二十くらいないことにはどうにもなりま
せん。
〔つづく〕
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Re:Re:Re:★宮澤賢治、夏目漱石、そして中原中也の輝き(06月02日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2007年06月15日 13時15分)
がのさん
>漱石をめぐっては、「門」「それから」「こころ」などに見る近代人
の苦悩を、古都鎌倉の名刹・花めぐりとともにご紹介したいところです
が、この「ひろば@」では浮いた話題で、あまり関心をもたれることもな
いでしょうから、やめときます。
私も、みかんさんと同様、この続きの話をしていただきたい
と思っていました。ただ、現時点では、子供の体調が心配で
ちょっと余裕がなく、残念です。
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