この夏、神奈川のテュ-タ-の例に習って、ラボ・ライブラリーより自分が好きな物語のパンフレット作りを子ども達に提案してみました。結果、34枚の素敵なパンフレットが集まりました。

好きな色の色画用紙を選んでもらい、私が作ったサンプルに合わせて、斜めに上の方を切り取り、4つに折りたたみます。Title, Character, Summery, Favorite Phrase, Favorite Scene をそれぞれのスペースに書いてもらうように伝えたところ、熱心に作成していました。形が面白いことも、作る意欲をかきたててくれた様子です。小学生達にも、タイトルは頑張って英語で書いてみようねと声がけをしました。あとは、自由だったのですが、一生懸命、英文を書き写したお子さんもいらして、力作がそろいました。幼児さんのお母様も、お子さんと一緒に楽しく作成されたように感じています。
大学生の中には、何も見ずに自分の中にある英文とイメージで、30分ほどで書き上げた子もいて、本当に好きな物語なのだと感じさせられました。
中学生以上は、なるべく全て英文でと声掛けをしたところ、Characterの説明では、自分で単語を探したり、Summeryでは、意欲的に英文要約ができていました。また、Favorite PhraseやSceneでは、自分が本当に好きな言葉や場面を、あらためて認識することができた様子で、とてもいい夏の課題になったと感じています。
▼『十五少年漂流記』のパンフレット by中1


小学生達も一生懸命、物語の楽しさを絵や言葉で伝えてくれました。日本語できちんと物語の要約を書くことも、とても力のいることだと感じています。
▼『がちょうのペチューニア』のパンフレット by小3


本来は、これを元に、冬の発表会へ向けて、それぞれに物語のプレゼンテーションをしてもらおうと考えていましたが、最近、取り組んだ物語を選んでいる子ども達も多かったため、実施はしていませんが、今後、発表する物語を決めていく時に、みんなで参考にできます。中には、秋の個人発表会で素語りをする物語を選び、CDを聴きながら、このパンフレットを作ったお子さんもいました。
過去、いろいろな形で、好きな物語紹介など声掛けをしてきましたが、今回ほど、提出した子ども達が多かったことはありませんでした。ふだんなかなか書くことが苦手なお子さんも、一生懸命に取り組んでいた様子を見て、この形は、意欲を引き出せると実感しました。
子ども達も、なかなか好きな物語をひとつ選ぶ作業はたいへんだったかと思いますが、本人達もあらためて自分が好きな物語が何かもよく分かり、素敵なパンフレットがそろいました。秋の個人発表会では、ここで選んだ物語を素語りするお子さん達もいます。
これからも毎夏、声掛けをしていければと思っています。
良いアイデアを教えて下さったテュ-タ-に感謝!
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