英語を覚えるときに重要なことは,「読み書き」よりも,たくさん「聴く」ことです。だからこそラボ・ライブラリーでは,子どもたちが繰り返したくさん聴くことができるように,「音」に徹底的にこだわっています。
子どもたちのお手本となる英語や日本語の音声は,世界の第一線で活躍する俳優が吹き込んでいます。また,作品の世界を広げる音楽にはオーケストラ演奏などを用いて,子どもたちを物語の世界にひき込みます。
ラボ・ライブラリーのことばは,一語一語直訳の教科書のような学習テキストではありません。英語が表現していることばの内容全体をとらえながら,日本語としても生き生きとした自然な表現になるように制作しています。
定型の言い回しではなく,生きたラボ・ライブラリーのことばは,「何度も聴いてみたい」「口に出して話してみたい」と思える魅力的なものばかりです。
ことばとは本来,聞き手に自分の気持ちを伝えるためのもの。
ことばが魅力的だと,口に出すことが楽しくなり,自然とことばに気持ちがこもります。
気持ちのこもったことばは,相手に伝わることばになります。
ラボ・ライブラリーは,単に教材であるばかりではなく,子どもたちの一生の「たからもの」になるよう,世界中の名作物語から厳選して制作しています。
物語を聴く子どもたちは,登場する人物や動物に心を通わせて,冒険をしたり旅に出たり,想像力に支えられながら,現実では味わうことのできない世界を体験します。こうした物語との出会いの積み重ねは,生きていくためのかけがえのない心の財産となります。
そしてことばは,単なる単語や構文の組み合わせではなく,シチュエーションの大きな流れ(文脈・物語)の中で語られていきます。つまり,ゆたかな物語の蓄積が,ゆたかなことばを育てるのです。
ラボ・ライブラリーは,ただ聴くだけの教材ではありません。たくさん聴いた後は,グループのメンバーと物語を劇表現(テーマ活動)にし,聴いたことばをアウトプットする場が用意されています。この「テーマ活動」メソッドは,50年におよぶラボの教育活動が積み重ねてきた,ラボ・オリジナルの言語習得メソッドです。
劇表現にすることで,コミュニケーションに必要なたくさんの力を,実際に体験として身につけることができます。こうして子どもたちは,「こころ」と「ことば」と「からだ」が一致した,ダイナミックな英語力を身につけます。