フローズン・フィルム・フレームズ―静止した映画
ジョナス メカス (著), フォトプラネット (編集),
Jonas Mekas (原著), 木下 哲夫 (翻訳)
* 単行本: 128 p ; サイズ(cm): 19 x 13
* 出版社: フォトプラネット (1997/08)
価格: ¥2,100 (税込)
ジョナス・メカスリトアニア生まれの詩人、
ニューヨークに亡命後、
ことばが良くできないので、コミュニケーションの手段として、
16ミリカメラ,ポレックスを買う
独自のスタイルを持つ個人映像作家、
「フローズン・フィルム・フレームズ」は「写真と映画のあいだ」に位置する作品としてつくられいる
自らの映画から選んだコマを印画紙に焼き付けた作品
撮影当時の日記とともに収録
来日時に詩人、吉増剛造と交わした対話、
故郷での生い立ちと亡命に至る経緯を綴った自伝的エッセイ
目次
1
フローズン・フィルム・フレームズ──静止した映画
インタヴュー 写真と映画のあいだで
2
日本への旅──吉増剛造との対話
一九九一 旅というエデュケーション
一九九六 たぎつ瀬、詩と映像の越境
3
私には行くところがなかった──亡命までの日々
メカスのことばより
p44「私の映画はシングルフレームで写真を撮るように、コマ刻みで短く撮っています」
p50詩、映画、今回の作品、発生源はすべて「私」だ
p51自分自身の身体が感じ取っているリズムでつくられている
p52「私はfinderなんです」
p75「現実の旅よりも過去の記憶の断片に惹かれる」
p77「リトアニアで見たくない側面は撮らなかった」
「見たいリトアニアだけを撮影した」
p82「編集にはすぐには取りかからない」
フィルム缶にほこりが積もるほどの時間のあとで
p83手持ちのフィルムカメラ歩レックスは会に回せるのが18秒だった
p85「私の故郷は映画だ
リトアニアでもニューヨークでもない」
「これは少数の人間が、時間を見つけて、ゆっくり見る映画だ」
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