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今、各プレイルーム、幼児クラスでは、"The Mitten"『てぶくろ』を英語と日本語で楽しんでいます。このお話は、ご存じの通り、絵本の表紙の上に、"A Ukrainian Folktale" とあり、ウクライナ民話です。
雪深い寒い森の中、あったかい手袋に、個性豊かな動物たちが、もぐりこみます。子ども達も、シーツをてぶくろにみたてて、‟Who is living in this mitten?”、"Who are you?”、"I'm ~."、"Let me in too.”など、言い合いながら、繰り返し楽しんでいます。
本来ならキツネやオオカミに食べられてしまうネズミやウサギも、"Sure!"いいよ!と、これらの動物たちを、てぶくろの中に、招き入れていきます。寒さの厳しい自然の中で、一緒に仲良く『てぶくろ』の中に住んでしまうこの物語は、本当に平和で、お互い、助け合って生きていくという温かい心が感じられます。こんな素敵な民話が生まれたウクライナの人々の気持ちを思うと、胸が痛みます。
子ども達は、動物役の他に、おじいさんや小犬役にも、積極的になって楽しんでいます。最後の“Bow wow wow!”で、みんなが森の中に逃げていくシーンも、とっても楽しんでいます。
3月27日Easter Partyで発表します!是非、見にいらして下さい。
4月からは、新しいお話に取り組みたいと思います。
無料体験も実施中です。お待ちしています!
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土曜日 新クラス開設します!
無料体験会:2021年10月9日、16日土曜日 10:30~ プレイルームクラス
体験会参加者へハロウイン無料ご招待:23日先着親子5組まで。
➡詳細は、こちらのホームページをPCサイトでご覧いただき、ハロウインの絵の下をクリックして下さい!
※各体験お申し込みは、3日前までにご連絡下さい。
※11月まで3歳までのご入会キャンペーン実施中!
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ラボのクラス内では、いかに積極的に主体的に関わろうとしているか、感じる心が育っているかという点を重視しています。それは、国際交流において、非常に大切な力だからです。中高生達のカナダ、アメリカと1ヶ月ホームスティを2度引率した体験から、相手のふところに飛び込むチャレンジ精神、家族の一員となろうする積極性、感動できる心のひだが育っていなければ、ホストファミリーの深い愛情を受け取ることはできないと実感しました。
さらに、海外では、「あなた」の意見を尋ねられます。いかに自分の意見をもち、発信できるか。さらにあらゆる意見に耳を傾け、様々な視点で物事を考えられるかが問われます。
過去、49名の子ども達を1年留学を含む3~4週間のホームスティ送り出し、25名の海外の方をパーティで受入れてきました。
そこで感じられたことは、"Be yourself""Be global"という言葉です。これは、入江昭というハーバード大名誉教授で、ラボ国際交流センター評議員の方の言葉です。
「世界において自分でありなさい。世界はひとつになっていくということは、逆にそれだけに個人個人が大切になってくるということです。いわゆる集団の中に埋没することなしに自分としての自我というものを大切に持って、特に自分の考えを伝えてほしいと思います。笑われてもいいんです。とにかく自分の考え、自分なりの生活態度、姿勢をもって下さい。世界には他に60億の人々が生きています。その一人ひとりが個人、一人の人間なのです。そういった意味でのグローバルな視点も持ち続けてほしいと思います。」(ラボ冊子『Are you ready?プログラム 豊かなホームスティ体験のために』巻末)
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今年ラボ・パーティは55周年を迎えています。当初は、歩きながら"walking"、走りながら"running”を発音するなど、英単語を単に暗記するような教室でした。しかし、子ども達の目が、しだいに暗くなってきていることに気づき、「絵本」の中で英語をとりあげたところ、子ども達が、生き生きとごっこ遊びを始めたのが、今のラボ教育の根幹になっています。「子どもから生まれた教室」なのです。全身をつかいながら、子ども達の興味・関心を中心にクラスがまわっていきます。
近年、文科省のActive Learningなど、子ども達の自主性を伸ばす教育に注目がいきましたが、もう50年前からラボは実践していたことになります。
言語習得に関する研究も、当時、ノーム・チョムスキーを招き、講演会を開くなど、膨大な蓄積があり、科学的根拠に基づいた言語習得を実践している教室です。
子ども達の様子を見ていると、自分で気に入った英語を、何度も発音している風景にたくさん出会います。「英語の音」が自然に体に入ってくることが不思議です。その積み重ねで、自然なイントネーション、英語耳、生きた言語感覚、言葉への感性が育っていきます。
さらに、教材が、世界の名作物語のため、子ども達は物語を楽しみながら、様々な生き方、文化、歴史に出合い、自然に多くの「体験」をしています。
体験から「生きた英語」が身に着く世界を、共に楽しんでいきましょう!
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昨日は、初の試みでオンラインでの国際交流(来夏、1ヶ月ホームスティ)オリエンテーションが実施されました。限られた時間でしたが、子ども達の気持ち、保護者のお話も伺うことができ、充実した内容となりました。
ラボで実施しているホームスティ体験は、
青少年に、深く、あたたかい人間関係の網の目をとおして、世界を知ってもらうということです。情報だけで世界を知ろうとするのではなく、人々の心のふれあいを通して知っていくことを目指しています。
さらに次の三つの意義があります。
①「ひとりだちへの旅」
自立心が芽生え多感な10代に、未知の体験をすることで、自分の家族、文化、日本を振り返ることができます。自分を客観的にみる機会にもつながります。
②「体験を通して学ぶ」
日本人の察する文化とは異なる文化に接することで、視野が広がります。海外は、お互い「異なる」ことを前提に、積極的に意見を伝えながら共通項を見出していこうとする文化があります。その中で、いかに自分の気持ちを伝えるかは、大きな体験です。
③「異文化を理解しよう」
まずは飛び込んでみる。異なるものを楽しんでみる。こうした経験から他者をより理解する気持ち、思いやり、リスペクトすることなどを学ぶことができます。国内にも異文化は存在します。相手を受入れ、理解し合うことは、生きていく上でとても大切なことです。
ラボが青少年のホームスティプログラムを初めてからまもなく50年になります。受入れも含め、貴重な交流体験が、子ども達の成長の核となっています。
ひとりでも多くの子ども達が、このような体験ができることを願っています。
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★火曜日 3:00~4:00 1~3歳児クラス
現在、こちらのクラスでは、3歳児さん3組の親子で活動しています。プログラムは、英語のお歌、手遊び、工作、絵本の読み聞かせ、物語体験、お絵描き。その日のお子様たちの様子をみながら、子ども達の「やる気」を大切に、楽しんでいます。
先日は、Come Butter Comeという、Nursery Rhymeを楽しみながら、本物のバタ-作りのイベントを開催。
ラボの大きな特徴は、物語体験。『ぐるんぱのようちえん』『てぶくろ』『ふしぐの国のアリス』『ピーター・パン』など、登場人物になって、想像力をひろげながら体験していきます。
先月『ぐるんぱのようちえん』では、3歳の子ども達も、登場人物になりきって、Happyなぐるんぱになっていきました。大きなクッキーやお皿、靴などをつくりあげながら、いつの間にか、“Ah, finished!”など、できあがった気持ちになって声が出ていました。
英語と日本語を区別しないこの時期だからこそ、お家でもたくさんの英語に触れてもらい、また、「想像力」「なぜ?と考える力」を大切にすることは、これからの社会で生きていく上で大切なことだと考えています。
是非、体験にお越し下さい!お待ちしております。
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昨日、子ども達と『ドゥリトル先生 海をゆく』Ⅳ話を楽しみました。
新学期はじめなので、お話は何でもいいのよと持ちかけましたが、一方で、週末に小学生広場があることも伝えました。何名かの子ども達からⅣ話のお話がよく分からない。家で聞いてみたけれど...という声が出たので、じゃ、皆でどんなお話かみてみよう!ということになりました。
小6のY君が、内容をだいたい分かっていて、本を見せながら、ストーリーを語り始めました。「長老」など、おそらく分かっていないかなぁ?という言葉は、こちらからも確認し、やはり低学年の子ども達からも質問が出る。漢字も見て、考え、想像する。内容が分かってきて絵をみると、すご~い!という声も出る。
だいたいのお話が分かったところで、どこが楽しそうかな?と尋ねると、子ども達から、「ひそひそ岩」のところという声が出る。内心、カタツムリのシーンかと思ったので、意外。いつの間にか、王座になる子、そこに座ってドゥリトル先生役になる子、遠くで床に転がりコロコロしている子(岩になっている)...とスタンバイ。
子ども達からの指示で、トラックNo.を教えてもらって、CDを流す。
ひそひそ岩に集まってきた村の人々、ひそひそ声で何やら話している
。大きな声を出すと、響いてしまうからかな?ここは、すり鉢状の広い場所なのだと皆、分かっている。
CDに合わせて“Jong, Jong! Long live, King Jong!”と叫ぶと、岩になっていた子が大きく転がり始めた。そこから、20feet、50feet...。みんな止まって、沈む様子を体感している。髪の毛が逆立つ感覚を感じている...。止まった!安心感が広まる。
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こんな風に、物語を楽しむ中で、自然に心と体が動いていく感じを、ラボでは大切にし活動しています。
「テーマ」というのは、物語のテーマを指すこともありますが、「子ども達ひとりひとりが心で感じているもの」だと思っています。
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みんなで、ジョン(グ)王!と叫びたくなる。言葉も自然にでてくる。英語を意識をしていない世界があります。
ドゥリトル先生になった小2のKちゃんは、得意げに中央に胸をはって立っていました。この先、きっと島が落ち着いて安心できることを語れる心の準備ができているようでした。
岩になり続けたK君は、ノートに、黒々と岩を描いていました。彼にとっては、この岩が今日のテーマだったのでしょう。
家であらためて、CDを聞いた時に、またさらに発見が出てくるでしょう。「ことば」が上辺ではなく、体に入り、心に残り、情景と共に生き続ける出発点は、このような物語との出会いからだと思います。
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令和に入り、平成を振り返る報道が多くなされる中、30年前、誰が今の状況を予測できたであろうかと言われています。これからの30年も、誰も予測がつかないことが起こるだろうと言われています。
ラボ・パーティでは、子ども達に一定の環境を与えます。その中で、自分達で全身をつかって表現し、生み出していく非常にクリエイティブな高度な活動を行っています。答えはありません。あるのは、子ども達がワクワクドキドキするような音楽と言葉(英語)の世界です。その中で、どうイメージし、年代の異なる仲間と共に考え、意見を出し合い、仲間と協力しながら、つくりだしていく活動を実施しています。
年に3度の発表の場があり、そこで見ている人たちに、自分達で考えたテーマを伝えます。
この活動を通して、子ども達は、自分で考える力、コミュニケーション力、相手を受け入れる力、さらに語彙力、リスニング力、発音力を身に付けていくことができます。
一つ、鍵となっているのは、題材が「物語」であること。「物語」は、人間の真理、生き方、真実を語っています。また、子ども達に、さまざまな想像の世界を与えてくれます。「物語」の中で考えるというのは、人間について考えていることと同じではないかと感じます。
小さい頃に出会った物語を誰でも一つは忘れられずに覚えているものだと思います。ラボ・パーティでは、物語と共に、忘れられない「ことば」(英文)の数々が、子ども達の体の中に宝物となって蓄積されていきます。その「ことば」は、時には、子ども達を励まし、勇気づけ、エネルギーを与えてくれます。
答えの無い時代だからこそ、自分で答えを見つけ出していく力を、子ども達には身に付けてもらいたいものです。
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3月25日、桜の美しい日曜日、恒例のEaster Party&幼児交流会を実施しました。2つの幼児(プレイルーム年代も一緒に)クラスの発表では、今回、『きょうはみんなでくまがりだ』『ガンピーさんの舟遊び』を英語・日本語で発表。
『ガンピーさん』では、2歳のお子さんがGumpyさんになって、しっかりと条件をつけて、舟に乗せてあげることができました。今月、入会したばかりの幼児さん達も、Rabbitになって跳ねてきて、大活躍して頑張りました!シーツの舟が進むにつれて、Kick!が始まり・・・泳ぐことができました!
1月、年長さんがメインのクラス(6名)では、昨年末に続いて『すてきなワフ家』を楽しんでいました。2月に入り、何を発表したいか尋ねたところ、取り組んでいたA was an Applepieだけではなくて、物語を発表したい!と、2月後半は大好きな『シルベスターと魔法の小石』を楽しみました。小石の気持ちになれる、素敵なクラスです。一方で、昨年、発表した『ピーター・パン』のように、元気よく、英語も語ってもらいたい!という私の思いもあり、『くまがり』を提案したところ、これがいい!と決まったのが2月末。
A was an Applepieも、自分達で表現を考えながら、少しずつ増やして、毎回交替するリーダーさんを中心に、発表できるまで、しあげることができました。最後の一切れ役になったお子さんも素敵な発想です!
『くまがり』は、どうするのかな~?と見ていたところ、音を聴いて、全員がスキップをしながら、楽しそうに、唱えるところから始まりました。たしかに、このリズムは、弾みたくなるリズム。3回目は、音楽CDにしたところ、困る様子もなく何となく語れていてびっくり!。草も川も子ども達の表現から見えてきます。身を縮めてHooo Wooo・・!と歩く姿からSnowstormも見えます。その横で、PRのお子さんが、ママのお膝で寝ています。子ども達の話ではクマは冬眠しているところを起こされてしまったそうです。家に着くとドアが現れて、最後はみんなで壁にもたれながら"We're not going on a bear hunt again!”・・・お母様方が、たくさんCDを聞かせて下さったことも功を奏して、見ている方も楽しい発表が、1ヶ月弱でできました。Wonderful!
子ども達がもつ本来の生命の躍動感、そこに音と想像力が加わったときに、何が生まれるか?
これからも、子ども達の生きる力、感性を大切に、テーマ活動ができればと改めて感じました。大きくなるにつれて、いろいろな事で忘れられていってしまう貴重な力。。。大切なものにいつも気づかせてくれる子ども達は、本当に素敵です。
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Labo Partyでは、「ことば」「物語」「交流」を三本柱に、子ども達を育てていますが、その中でも交流には、国内外、様々なものがあります。こちらの地区では、20年以上、毎年「留学生交流会」を実施しています。中学生以上の子ども達が実行委員となり、世界の様々な国から日本へ学びに来ている方々をお招きして、いろいろなテーマについて話し合ったり、日本文化紹介をしています。
今年は、パーティから三家族の方々が、アラブ首長国連邦、モンゴル、インドネシアからの留学生の方をお家に招く機会を得て、日本のご家庭を味わっていただきました。ホームビジットは、交流会後の午後から夜にかけての時間ですが、どのご家庭もとても深い交流ができた様子です。
その中で、インドネシアからの19歳の方を受け入れした小学生のM君が、一緒に絵日記を書いたというエピソードをいただき、今回、お母様に、是非!とお願いして内容を送っていただきました。

「日本はどうですか?インドネシアと何が変わっていましたか?・・・次はどんな国に行きたいですか?」と問いかけるとI君は「日本は優秀できれいな国です。来日してから、時間を大切にするのと環境を守ることになりました。日本の文化や日本人の習慣を知って、日本人の考え方が分かるようになりました。次は視野を広げたり、人生を学ぶために、欧米の国々だけでなく、貧しい国々に行ってみたいと思います。I君もぜひインドネシアへ来て下さい」ときれいな日本語で書いてありました。
お母様が添えて下さったメッセージも素敵です。
「彼が『貧しい国々に行ってみたい』と書いていることに感銘を受けました。自分は満たされている、恵まれていると理解しているのだなと。日本ではその環境が当たり前過ぎて、もっと世界を知ろう!と奮い立つ動機もあまり無いかもしれません。彼は自国に足りない部分を分かっているから、そういう知りたい、学びたい欲求が高いのだと思います」
本当に受け入れを通して、その国の人の目で日本を見ることができる貴重な機会になったと思います。
I君は、将来、インドネシアにインドネシア人の手による自動車メーカーを設立したいという夢があるそうです。M君は「I君が来てくださいって言ってくれたから、ぼく、インドネシアにホームスティする」と言っているそうです。これからもご家族でI君の将来を応援されるそうです。私達も応援したいです!
たった一日の交流でしたが、子ども達を大きく成長させる日になったと思います。
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