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毎日天候がころころ変わります。ですので、装いもいろいろ選んでいます。
五月連休のパーティの交流会を子供たちが企画してくれました。会場は河原に直結している公園。
もともとは歌舞伎役者さんの別邸跡地だった公園。レイアウトにも品格があります。「雀宮公園」といいますが、子供たちはそこの広場で「こつばめチュチュ」のテーマ活動をするそうです。「雀宮公園」が「燕宮公園」になるとか~。キャンプソングも行うそうです。青楓の綺麗な公園でどんな風に時間を過ごせるのかとっても楽しみ!
4月上旬、子供たちと一緒に下見に行った時、河原で「ふしぎの国のアリス」の冒頭の川のせせらぎの音を聴いた時には「あの歌」が流れ、
子供たちが石投げを楽しんでいた時は、アリスの涙の池にへんてこな動物たちが飛び込む音をたくさん聴きました。
川にかかる橋を走行中の消防自動車の職員の人と河原から手を振り合う子供たちを見て、本当に幸福な時間だと思いました。「はるかぜ とぷう」のワンシーン、ありがとう。
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何だか物事には流れがあって、人は自分を振り返る時、上流または源流を目指し訪ねるのではないかというところまでパーティ活動がきています。
色々な物語を通ってきましたが、発表会に子供たちが選ぶお話の源流はビアトリクス・ポターさんに通じていました。
ピーターラビットのお話が、ただ可愛いだけでない、お話を聞いているとそこここにクスっと笑えるシーンがたくさんあることにも気が付かされました。子供たちも毎回笑いの渦!
ビアトリクス・ポターさんが子供たちの活動をご覧になったら、どんな感想をもたれるでしょうか。どの言葉にも豊かな心情が表れ、深い愛情やら喜びやらがキラキラと感じられる言葉の数々です。
私たちは、時を経ても国を越えても子供たちの心を惹きつけてやまないビアトリクス・ポターさんのお話の世界に巻き込まれています。
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今年は本屋さんや図書館のおかげで課題図書が思うように集まり、たくさん本を読むことができました。
皆さんはいかがお過ごしでしたか?
暑さ厳しい折、エアコンの効いた部屋の中で読書三昧。
ヘッドランプを使用して合宿の消灯後も読書・読書・読書。
オレゴン国際キャンプに参加した時、アメリカの高校生の女の子も消灯後にキャビンの自分のベッドで静かに読書、ヘッドランプの赤い色の光(赤外線かな?)を使用していました。
飛行機の中でもピンポイントの光で他人に迷惑をかけずに読書できるので便利ですね。
少し視力が落ちたように感じるので、9月は中秋の名月(9月10日らしいです)を眺めて目を癒します。「中秋の名月」、西遊記のお話を思い出しますね。
文化の秋、スポーツの秋、そして再び読書の秋の到来です!
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毎日毎日、学びの中に生きているものの、「夏」というと何か成長のきっかけをただけるエネルギーを感じています。
そして、今年は特別な「夏」。
なぜなら、パンデミックが世界中を覆い、あらゆる人が右往左往し、その時にできる精一杯のことに取り組み、色々なことを経験して迎えた「夏」だからです。
私の住むエリアから3人の国際交流参加者がアメリカへと渡航してゆきました。その子供たちは、この「夏」どんなことを見聞きし、感じ、考えて、帰国してくるのでしょう。
また、日本で「夏」を迎える子供たちも、少しづつ日常を取り戻していきながら、パンデミック前とは少し違う「時」を過ごすでしょう。
学問に王道はなく、「コツコツ」と「グングン」が時空を超え相まって広がっていきます。その先に「たったひとつの小さな花」が。「小さな花」の前には、手をあわせて感謝するのみです。
今夏も子供たちとともに~!
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パーティでは、外国の物語や日本の物語・英語の歌・英語の詩などにたくさん取り組んできました。物語は、時には2本立て、時には3本立て(映画館ではもうそんな贅沢な見せ方はないのかもしれませんが)で。
近年、シェイクスピアの「夏の夜の夢」に取り組んでから、センダック作品への移行、「ピエールとライオン」「まよなかのだいどころ」などを経て「ヘルガの持参金」へ、どんどん転がる石のようです。
みんなの大好きな物語の数々、「ヘルガの持参金」の作者のトミーデパオラさんは「まよなかのだいどころ」のセンダックさんの影響を受けて、センダックさんは「ピーターラビット」のビアトリクスさんの影響を受けて、、、
It is the law.
ラースのセリフから力強い石になったトロルの娘が得た新しい心境地、存分に楽しんでください。
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2018年にシャペロン引率した時にも子供たちとの忘れられない思い出がたくさんできました。
オレゴン国際キャンプでは滞在期間に環境の違う海岸沿いや山岳地帯、砂漠地帯などを訪れます。
そのうちのひとつにハンコックフィールドステーションというキャンプ地があり、アメリカ各地からたくさんの子どもたちが訪れます。私たちが滞在した時も、小学生や高校生が滞在期間やプログラムはそれぞれ違いますが宿泊していました。
そこにはラボランドの給食棟のような大きな食堂があり、朝食時や夕食時にはラボの子どもたちはもとより色々な参加者のグループでにぎわいます。その入り口を入った右側の片隅に時を長く経たらしい茶色の大きな箱がおいてありました。私はタンスか食料をストックしておく棚かなと思っておりましたが、ある時そのカバーが外されており、それがピアノだとわかったのです。
ラボの参加者でピアノを趣味とする男の子がおり、キャンプスタッフの許可を得て、夕食後の誰もいないな大食堂でピアノを弾きました。その時、私も聴かせてもらいました。帰国後にピアノの発表会があるとか。刻々と変わる夕日の照明の中での彼のソロコンサート、忘れられない思い出のひとつです。
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毎年、大学入学共通テストが翌日の新聞に掲載されるのを楽しみにしています。
今年の英語問題もバラエティに富んでいて楽しい話題でしたが、国語の第一問・檜垣立哉さんの「食べることの哲学」からの文章が面白かったです。
宮澤賢治さんの作品の「よだかの星」を題材にしています。ラボライブラリーでも「セロ弾きのゴーシュ」「ざしき童子」「雪渡り」「注文の多い料理店」「雨ニモマケズ」「永訣の朝」「星めぐりの歌」がありますが、「よだかの星」の色々な切り口があるのだなと感じました。
少し話が変わりますが、「食べること」に関して、海外では以前から「ベジタリアン」という考えがあり、もう10年以上前に参加した国際キャンプの食堂には常時ベジタリアンの方用の食事が普通に用意されていました。
また、我が家に高校留学でホームステイされたイギリスの高校生の一人はベジタリアンでした。アレルギーではなく、生き方が「ベジタリアン」というお嬢さんです。「食べる」ということ、我が家の台所で彼女と食事やお弁当を作りながらの実践講座、懐かしく思います。
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児童文学作家のヴァージニア・ハミルトンさんは、アメリカ合衆国オハイオ州のイエロースプリング生まれ。自然豊かなオハイオ州南部のグリーン郡の村、日常の静けさと夜の深い闇、そして遠くの木が宇宙船に見えたりするほど大きな建物は何もないところだったそうです。
彼女のインタビュー記事には、「自分の生まれ育った環境というものに非常に影響を受けました」と。また、「もし私が都会で育っていたなら、やはり全く違う作家になっていたでしょう」とも。
私は、2011年ラボ国際交流シャペロンとしてオハイオ州を訪れた時、夜になると延々と広がるとうもろこし畑に小さな光の大群が飛び交い星空へと続いていく幻想的な景色を見ました。「光の合唱」、それはライトニングバグ/蛍の群れの演出だったのです。静寂の中、暗黒のバックに星なのか蛍なのかわからない一枚の絵、今でも忘れられません。数十キロ先にラボっ子も滞在していました。もしかしたら、同じような景色を見ていたのでは~と思う今日この頃です。
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「今の子どもたちが育っていかなければならない特殊な社会の中でどういう道を歩めば、そこをうまく乗り越えられるかを、描いているんです」
「私の本はどういう本かと聞かれれば、サバイバルの本であると答えます」
ヴァジニアさんの言葉だそうです。ただ、彼女の書く物語は、決して「どう生きれば良いか」的なマニュアルではありません。大人でも感じて考えさせられるお話の数々だと思います。
これから世界にもっと開かれる日本でも、お話を通して多文化を感じておくことは大切ですね。もちろん、外国の方と出会ってからでも遅くははありません。
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師走に入り、忙しい日々が続いています。あっという間に一週間が過ぎていきます。
でも、子供たちは毎日成長しているんですね。
~まよなかのだいどころ~、夜中に三つ子のようなパン屋さんとミッキーという可愛い男の子でケーキを作るお話、子供たちのはてしない想像力(創造力)で劇活動が進みます。
真ん中に英語と日本語のお話があって、それを題材に子供たちが身体を動かしながらセリフやナレーションを声にだして一つの作品を立体的に表現します。子供たちだけの活動、前回は言えていなかったセリフが今回は言えている...お話(ことば)が少しずつ身体に入ってきている感じ。
人生は長い、少しずつで良いからお話の楽しみ方を味わってほしいです。無理はしないで、自分のペースでね。
クリスマスが近いので、ターシャ・テューダさんの描いた「クリスマスのまえのばん」を読み聞かせしました。クレメント・ムアさんの韻をふんだ英語も心地よいけれど、中村妙子さんの日本語もなかなかリズムがよいです。トナカイのソリに乗って空高く舞い上がる小さなサンタさんは、パンの練り粉のヒコーキに乗ったミッキーのようでした。
前回はシェイクスピアの「夏の夜の夢」を楽しみました。「夜中」って、とっても不思議なことが起こるんですね。サンタさんが世界中の子供の家を訪問するのも夜中です。子供が寝ている間に成長する~それも神様からのプレゼントかもしれませんね。
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