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ホマレってなに?
ワフ家の木曜日に取り組んでいたとき、ラボっ子が尋ねた。
ほまれって・・なんだとおもう?
自慢?
ヘンリーとアンがどろぼう捕まえたから、自慢してんの?もしかして?
まあ、そんなところかな・・。
すこし、みんなにわかりにくい古い言い方だけどね。
We're very proud of you.
そう言いながら、さらりと子供を誉めるパパとママ。
わたしは子供のとき、ちょっと違和感をもってこのフレーズを聴いていたように思う。
まだまだ、自分で自分の子を誉めるのは「タブー」な時代だった
から、そう感じたのだろう。
でも、いまはグローバルの風が流れ込んで、
何十年も前より、子供を素直に誉めることに肯定感があると思う。
proudというのは、きっと日本人の「ホマレ」的感覚よりも、
もっと軽くて楽に使ってるのだろう。
それにしても、いまだに学校で保護者が集まると、
悲しいかな、
体面上は、わが子に否定的なほうが当たり前という状況にある。
やっぱり、グローバル化は進んでない、残念だ。
それならば、少なくとも、ラボっ子の保護者が集まった席では、
学校とは別の目で、子供たちを見守りたい。
わが子について、
別の大人が違った観点から肯定的意見を述べてくれたら
どんなにありがたいことか。
それでも、子供にとっていちばんのプレゼントは、
ココロからの、親のひとこと。
I'm very proud of you.
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息子の部屋のベッドの上に、たびたび置かれている
一冊のアルバム。
その分厚いアルバムには、ホストファミリーと過ごした、
忘れがたい息子の14歳の夏の思い出がつづられている。
ステイを終えて、集合場所へと送ってもらうその道すがら、
車の中で、最後のプリントが出来上がったものを整理しながら、
コメントも書いてくれたMomの気持ちを思うと、感謝は尽きない。
そのアルバムは、この1年に何度となく息子の手によって紐とかれ、
ふ、と気づくとベッドの上に乗っている。
「だんだんと、忘れてきた」という1日、1日の小さな出来事がある一方で
[そういえば・・」と、1年たって鮮明に思い出す出来事もあるようだ。
それだけ、中身の濃いひと月だったのだと思う。
写真の中の笑顔を見れば、どれだけ楽しんだのかが良くわかる。
でも、そこには表れてない、本人がおかれた状況を克服するために
努力した部分も、汲み取ってやらなくてはならない。
ステイ中に、記録として残す約束になっている「日記」には、
そんな本音の部分がひとりごとのようにつづられており、
送り出した母としては、息子の成長を垣間見て目頭が熱くなった。
多感な中学生のこの時期に、中学生なら誰もが抱える日常の息苦しさ を背負ったまま参加する国際交流。
受け入れ家庭にだって、日常のややこしさがあって、そこに子供が
入って行き、どう自分を出していくのか??
いちばん問われるのはそこだ。 家族の一員として受け入れられる、とは、
すなわちそういうことだと思う。
人間同士の深い交流・・そこに意味がある。
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今日のリーダーは誰、と決めたとしても
リーダーに魅力感じない高学年たち。
もうそろそろ、レパートリーも増えたし、
SBは子供たちで進めたいと思っていた。
あたらしいの以外はね。
サイコロ振るのもうれしくない、ただリクエストといっても
出てこない。どうしよう。
じゃあっていうんで、抽選箱を用意した。
すきなSB、NRを紙に書いていくつでも入れる。
タイトルわかんなかったら、絵でオッケーだよ。
それを解読するのもおもしろい。
自分たちで順番に引き、あれでしょ?これでしょ?
あ~、わたしもそれ好きだよ~。
自然にコミュニケーションが生まれる。
その日はいつもよりたくさんSBをやった。
たとえ1回しかやってなくっても、
ちゃんと記憶にのこってたりするんだな・・。
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ダンスと歌・・でつづるステージ。 その舞台に一度出てから、彼女たちはさらに ミュージカル俳優への憧れと、英語への関心を強く抱くようになったという。
わたしの大切な友人が教えてくれた、その舞台。
たった2、3日のワークショップに出て、 子供たちははじめてであった仲間と一緒にステージを作るという。
指導してくれるのは、全米からやってくる「ヤングアメリカンズ」のメンバーたち。
ワークショップのグルーピングは、ダンスや歌の上手下手ではなくて、 ある程度の幅をもたせた年齢で区切られている。
お揃いの赤いTシャツ。はじける笑顔。「じぶん」らしさを
惜しげもなくさらけだし、躍動する子供たち。
わたしが見る限り、これは、テーマ活動で、キャンプで、きらきら輝く ラボっ子の姿とそっくり重なる。
聞けば、アメリカから来るメンバーたちのためにホームステイの
受け入れもある。
よく、大人は子供たちが変わったというけれど、
変わってなんかいない。
こどもはみんな、はじけたい!
おもいっきりはじけてOK! ・・な場所を求めてる。
仲間との一体感から得られる感情の高まり・・
それがどんなにここちよちものか、
みんな、じつは知っている。
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もうひとつの大事なライフワーク。
障がい児とのかかわりのなかで、
たくさんのことを学ばせてもらっている。
なにかひとつの起こした行動について、
「だめ」とひとこと言うことは簡単。
だけど、それは障がい児のみならず、どんな子ども、どんな人に対しても、
緊急性を要するとき以外、適切なことばではないと思う。
「○○してはだめ」ではなく、「○○しよう」
できていることについて、「それでいい」ときちんと伝える。
プラスのことで注目されればうれしい、
その循環をうまくつくってあげたい、と
こちらは、的確な肯定的メッセージを求めてその場その場で迷い、立ち止まる。
「しかられた、だからごめんなさい」では
そこに本人の気づきが生まれない。
どうすれば笑顔の循環が生まれるか・・
ひとつひとつ考えるようになって、
わが子への関わり方も、すこし変わった。
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そういえば、このおはなしをやったことなかったね。
先週「とぷうがやりたい」の声があがったので、
季節外れとは思いながら、1回とにかくやってみた。
みんな今日は騎馬戦の練習をはじめちゃうほどの元気さ。
SBどころじゃないので、先にテーマ活動をはじめた。
はじめ絵本をみながらたどっていくと、面白い発見の連続。
>これって日本?
>おのしょうにかってかいてあるじゃん?
>えいごじゃないと、よその国の人わかんないのに
>にほんごだから、にほんのはなしってわかるから
いいんじゃないの?
>布団干してるし
>なんでこんな色なの?顔。こくじん?
>ちがうでしょ
>はだいろって、いろいろあるんだよ
>
>なにこれ、みんな上見てる、はるかぜって見えんの?
>みんなは、はるかぜ見えない
>>みえるよ!
>はるかぜってどんなおと?
>ひゅうひゅう~~、ごおごお~~、さらさら・・、
>びゅうううう~、くるくるくる~~、
>ほわほわほわ~~、すう~~っ、
>ひらひらひら~、
>いろいろだね
けんかのシーンがなにより面白かったという感想。
いたずらっこになって暴れまわるのが爽快!だって。
めちゃめちゃにしたい願望・・がみんなの中にあることが
ここで明らかに。
はるかぜのキモチ・・に近づいた、今日のパーティでした。
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週に1回のパーティ活動。
そして、月に一回の高学年活動。
パーティから一歩踏み出して、外の空気に触れるには、
とっかかりとして地区の高学年活動がいちばんいい。
小学生も5年になると、「キモチちょっと背伸び」がちょうどいい。
それがわかるので、なんとかパーティの外の活動に
触れさせてあげたいと常々思っている。
なんでもそうだけど、初めの一歩は勇気が倍必要だ。
ことに、なかなか習い事では、親の目が届かないところで
子供同士が関わりあう活動など見当たらず・・。
だから、親も子供もちょっと不安になるのは否めない。
でも、子供を信じてちょっと背中を押してあげられたら。
初めは不安そうに様子を伺っている子供が、
その会が終わるころには、満面の笑みを浮かべて、そこで出会った歳の離れたお兄さん、お姉さん、同年代の子達とじゃれあってる姿を見ると、
連れて来て正解だったな~と思う。
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とある会場にむかう途中でのできごと。
電車の中で、携帯の小さな画面に、せわしなく親指を動かし
文字を書き込む若いお母さんがいた。
ふ、っとみると、近くに2歳半くらいの女の子が座って大きなrolli popをおいしそうになめている。
その女の子の視線の先は・・・携帯メールに余念がないママ。親子のあいだにことばはない。
やがて、乗換駅に着いた。
お母さんは携帯を折りたたんでジーンズのうしろポケットにしまい、
女の子の方をチョンチョンとつついて、ベビーカーを押して、女の子を促しながら降りた。
私も乗換えだ。路線を変えてからふ、とみると、さきほどの親子が乗ってきた。お母さんはふたたび携帯を出す。
黙ってメールを始めるお母さん。そのとなりで、女の子はあいかわらず
さっきと大きさの変わらないrolli pop をなめている。
だまってじっとお母さんを見つめるおんなのこ。
それにはまったく感知せずに、ちいさな画面だけを見続けるおかあさん。 急ぐ用事なんだろうなあ・・。そう思い図りつつも、なんだかひっかかっていた。
以前なら、どうしたかな。子供が小さいとき。
となりに座り、うるさくならない声で手遊びしながら過ごしたかもしれない。 ちょっとうれしくなって大きな声が出てしまったこともあったけれど、電車の中では「し~っ!」と言ってみんなの前で教えた気がする。 それにしても、黙ってる女の子が気になった。
今年に入って、古い友人が初の出産で周囲はとても喜んだ。
そのニュースは、本人からライブ中継さながらのメールでわたしに伝えられた。
その後も連絡を時々取り合うが、向こうは関西なのでいつもメールになる。
瞬時に答えがもどってくるので、心配になった。
「返事は、できるときでいいからね。とくに授乳中は無視してね」
心配ない、今寝てる・・との返事。
最近、授乳中も赤ちゃんの顔をみないで携帯画面を見てるお母さんがいると 警鐘を鳴らす記事を読んだことを思い出した。
どんなに急ぎかわからないけれど、
いま、ここにいっしょにいる子供との時間を大事にしなくてどうするのだ・・・
自己への反省も含めて、考えさせられた。
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たとえば、作曲する人が、街を歩いてて、ぱっと浮かんだフレーズを ささっと五線譜にしたり、あるいは今時ならICレコーダーとかに 吹き込んだりするかな?
わたしは、テレビの対談を見てたり、新聞や本、雑誌、などでいいフレーズに出会うと、必ずあるノートに書き留めます。
人と話していて、あっいまのいいな、とおもったときも、
記憶にとどめておいて、書き留めます。
これはコピーライターだったころからの習慣。
一時期中断していましたが、またはじめました。
それはやはり、感じるココロを研ぎ澄そうという
自分のなかのちいさなこだわり。
このお仕事柄、情報が入りすぎて、頭の中が混乱しかかると、
そのノートを見て、自分が大事にしたいことは何かを
あらためてふりかえってなぞるのです。
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今回も、助っ人参加しました。
土曜日はあいにくの???行楽日和。
いつももう少し家族連れがいるのだけれど・・
子供用品売り場は、人がまばらでした。
はらぺこあおむしは、やはりキャッチーなお話。
ディスプレイした大型絵本に目を留めてくれる人も。
時間ぎりぎりで一組の親子さんが来てくれたので、
そこでスタートしました。
入れ替わりながら数組の方々がナーサリー&SBを楽しみました。
寝る前に毎晩はらぺこあおむしを読んでもらっている
男の子が最後まで絵本の目の前に居て、終わると「もういっかい」
といいました。
じゃあ、もういっかいは、今日おうちでね。
ソーセージがみつからなくてごめんね。
おはなしとの良き出会い・・それがたまたま
こんな場であったとしても、
いいのではないかと思いました。
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