|
|
マイパーティの子が、夏のキャンプで知り合った、とおく離れたラボっ子へ、帰ってきたあと手紙を書いた。 そうしたら、送った相手の子からと、その子のお母さんからも、お礼のお手紙が入っていてとても感動したそうだ。
「キャンプに参加するたびに、全国あちこちに友達ができたら、
大学生ぐらいになって、そのラボっ子たちを訪ね、おうちに泊まったりしながら、全国いろんなところへを旅したりする子達もいますよ。」
わたしは、自分の昔をふりかえってそんな話もしてみた。
実際に、そうやってわたしも何度かラボっ子のお宅にお邪魔させてもらった。 ふだんから人との交流に慣れているひとたちだからなのか。 ふつうに家族のように居させてもらえて心地よかったな。
すでに年賀状を交わすこと数十回。
アナログ時代だったからかな、人とつながるためのちょっとした努力も メンドーじゃなく、
それもひとつの楽しみとしてさりげなくやってきた。 long distanceもなんのそので、集まるときは集まった。
いまほど簡単にコンタクトが取れない状況だったからこそ、
いま、そこで出会えたことを、大切にしてきたのかもしれない。
いまのラボっ子たちにも、
ぜひそんな友達をたくさんつくってほしい。
学校も地域も年齢も違う友達がたくさんいるって
ほんとうに、人生を豊かにしてくれるから。
|
|
|
|
|
二学期はじめ、学校からもらってきたチラシで
ぜひ参加したいと娘が希望して申し込んだ市の主催の子ども体験塾。
応募者多数のなかから運良く当選することができ、
6回の練習をへて、今日がコンサート本番だった。
題名のない音楽会などにも出演されたことのある
個性豊かな作曲家のA先生は、今日ものっけからアップテンポ、とにかく早口で、 独自のワールドにお客さんを引きつけて離さない。
今回はプロのすばらしい歌い手さん方とのジョイント。
演目の途中途中で、元気な子ども合唱団の歌声が入る。
前日にはみんなの自前の衣装が「地味すぎ」と注意を受け
今日はそれぞれスパイスを効かせて登場した。
娘は頭のカチューシャが、踊っていると取れる、といい、
昨夜急に、舞台に栄えるようにスパンコール付きで取れにくいゴムタイプのヘアバンドを作った。
そのホールは、例年よくラボで地区の発表会の場所となったところ。
今日はほぼびっしりとお客さんで埋まった。
ステージそでから出てきたとき、娘がすこし足をひきずっているのがわかった。 あとで聞けば、ステージに降りていく急な階段で転んだという。 いつもと違う状況に少し興奮気味だった小さい学年の子達もいて、 なかなか大人の指示が聞けない状況もあったらしい。
近くに居た子が振り回していたモールをたまたま踏んで、足を滑らせてしまったそうだ。 出番以外は何度も控え室に戻ったため、
その階段を何回も行き来していたようだ。
そんな痛い思いもしたが、
プロの先生から、「ステージに立つひとの心構え」のような大事なことを 短い時間のなかでたくさん教わったようだ。
ステージ冒頭にその方が言われた。
「歌を歌うことは、一曲歌うだけでステーキ4枚分くらいのエネルギーを消費してしまうんです。もう、倒れそうになります。そこで、何より力をもらえるのが、お客さんからの拍手。」
観ている人、聴いている人、と演じる人との一体感が、
まさに呼吸となって良いステージを作っていくということ。
コチラが送るのは、ただの拍手じゃないんだ。
いろんな「気」がこめられた拍手なんだ。
そうであることが大事なんだ。
年末近い忙しい時期ではあるけれど、すばらしいステージをみせてもらえて、心もあたたまった。
なかなか「ミュージカルやオペラを家族で観に行く」なんていう「文化」が 日本には一般的に定着しそうにないけれど、
そういったステージを「観る側の意識」みたいなことも、
私たちは積極的に変えていかなくてはいけないんじゃないかな、
そんなふうに思った。
観るほうも、一生懸命。
ラボの発表会でも、そんなお互いの呼吸を大事にできたらと思う。
|
|
|
|
|
イベントは、準備が大変だけど、
やって楽しい。やっぱりいいね。^^;
今回、はじめてのインターン来訪。
子どもたちも、一生懸命企画と準備に取り組んだ。
かわいいゲストも来てくれて、
お姉さんとしては大喜び。
絵本のおはなしさながらに、手をひいてびゅうびゅう風がうなる中をぬけたり、
お友達も、みんなにつられて、森の木々になったり、草原のそよぐ風になったり。テーマ活動を楽しんでるようす。
ケイトがクマに扮して、洞穴からウォ~ッと出てきたときは
みんなきゃ~っつ!
いつものことだけど、時間の都合上、用意していたゲームがひとつできなくて
ラボっ子たちごめんね。
ケイトを駅に向かうBus Stop で見送ってさよならするとき、
自然にHUGしてたみんな、なんか良かったな~。
はじめのテレテレのはにかみ笑顔もよかったけど、
ほんの数時間いっしょにすごしただけで、
なんだか離れがたくなっているのでした。
Thank You!Kate!
We hope to meet you again!
くわしいことは、2008History の最新記事にアップしました
|
|
|
|
|
紙相撲にもこんなに奥深さがあったとは。
わたしたち、ちょっと邪道かもしれないが。
それに、
みんなが「心って字を手でこうやって切ってる」んだと思ってたのは 手刀を切る、といって
「勝利の神々」に感謝するという意味で
向かって真ん中と正面、そして向こう正面と三方向に それぞれ異なる神がいるので、
それぞれちょんちょんちょん、と3回切る。
ようするに、東は真ん中、右、左。
西は真ん中、左、右。
そうか御祝儀を差し出すには、軍配もいるね。
小道具づくりにさっそく入る。
そこに招福萬来、と書いた。
たのしい時間になるといいね。
|
|
|
|
|
時間の有効利用には、何より朝の早起きがいい。それは重々承知。
それなのに、なかなか朝型シフトがむずかしい。
ただでさえ、塾帰りを待って子どもと話すために、どんどん夜型になる。 PCをいじるのも真夜中が多い。
あさ15分の英単語、漢字、計算問題を毎日すると、・・・・,
午前中に頭が冴えるように生活シフトを変えて。
面談で言われることは、わたしにとっても頭のイタイ話。
登校20分前に起きる息子と、登校30分前に弁当のゴハンを炊いてるハハ。 ウチには炊飯器がないので、こういうことはよくあるが。
やはり、「出来る子は朝早く起きる」をカタチだけでも実践すべき?
まずは親が模範となり・・・。@@; いまより1時間はやく弁当を用意することを考えて、
そうだ、わたしも心して新年度に向けた準備をしなくては。
朝陽とともに目覚め、ライブラリーを聴きながら朝のコーヒーを。
それが目下の目標。
|
|
|
|
|
来週のイベントのために、今日は実際に考えたゲームなどの
進行をシミュレーションしてみる。
子どもたちは時間なんて気にしてない。タイムキーパーはコチラの仕事。
とにかく、参加者にわかりやすく説明。
あまりに盛り沢山なプログラムをすこしそぎ落とし、
無駄な時間をつくらないように、見てる周りの人も楽しめるように
内容もすこしづつ変えていったり。
後半は日本色をだそうということで話し合う。
そんななかで、Paper Sumo Wrestling に新しい展開。
どちらかに軍配があがったら、勝ったほうは 「心」って手で書いて なにか受け取るようにしたら?
ということになり、急遽時間オーバーして熱心に制作に入る。
とにかく全員がKateとあたることね。四股名も考えて。^^;
強そうなやつね。あっCuteでもCoolでもいいよ。
さて、来週開かれる「八王子場所」の取り組みはいかに・・?
|
|
|
|
|
2008黒姫サマー4班に参加された
韓国youthのみんなと日本のラボっ子が一緒の写真が
韓国ラボのh.p.上にupされていました。
キャンプ中だけでなく、
往復の仁川空港~関西空港、また、新幹線新大阪駅、京都駅での様子、 などもありました。このページの「お気に入り」から
お入りくださいね。
娘とホストフレンドも載っていたので、
うちの子もとっても喜んで見ていました。
http://www.labo.or.kr/korean/exchange/complex/album.htm
↑ すぐにはいれます。NO.223-234
|
|
|
|
|
ホームステイのあいだに参加したキャンプでの
思い出の歌と数十年ぶりに再会して、
もう最新MP3に取り込んで聴いている。
ネットでキャロル・キングの最近のアルバムもすでに手に入れた。
昔は考えられないミラクルな状況にあらためてびっくり。
その歌を聴いていたら、よみがえった記憶。
そのキャンプで、グループでの活動が始まったばかりのとき。
まずは自己紹介、と、よくやるあれ。
最初の人がたとえばLucy's red T-shirts といえば、次のAmyは
Lucy's red T-shirts , Amy's shoe strings とつづけ、
次のBrian は 前のふたりのを言ってから Brian's muscle in the arm
..と続ける。
はじめ、それを見ていてワケがわからなかった14歳のわたし。
耳をすませ、精神を集中させてるうちに、Oh!
やっとわかった。・・そのころにはすでに自分の順番が。
そのときどれだけあたふたしたことか。
だって覚えてない。@@;
とても覚えきれない。最低10人はいたんだから。
それで、ひとりめ、ふたりめ、三人目あたりで止まっちゃって
ホストのSherriは知らん顔で助け舟なんか出さないし、
わたしはとっても情けなくなった。
自己紹介ゲームは私のせいでせっかくのムードがこわれかけていた。
すると、ひとりの子が、私を促すようにゆっくり言い始めた。
まさに救世主~~^^;
いまも覚えてるけれど、
みんなの中で肌の色のひときわ濃い、黒髪がクリクリっと巻いた
男の子だった。私が遅れて言うのを待ちながら、ゆっくり
わたしの番まで一緒に言ってくれた。
どれだけわたしがその子に感謝したかわからない。
感謝の気持ちをきちんと伝えられたのかどうかも覚えがない。
でも、そのやさしさに触れたことは、
いろいろな意味でほんとにその後の
私の考え方をも変えた。
そのキャンプ中、アジア系らしき顔立ちの子がほかにひとりいた。
最初、あまりのこころ細さに、わたしはその子に近づきたくて
ちょっと様子を伺い観察していた。
でも、明らかに日本人ではなく、
それとわかると予想以上にがっかりした。
それまで味わうことのなかったような感覚。
環境が変われば、自分もまた、マイノリティーであるということを
教えてくれた貴重な体験だった。
|
|
|
|
|
わからないものです、
クラス友達のお母さんに、いたんです。元ラボっ子。
じつはふたりも。
一人はすでに知っていたけれど
このあいだ、イベントに来てくれたので、また
インターン来てくれる日にもお誘いしようとちょっと声かけると
「むかし、これやってたもん・・」
お子さんをラボに入れようかと思わなかった?
の問いかけに、
「近くにあるとかってわからなかったし・・」
そうか。そうだな~。
ポスティングしながら、「何回もめいわくかしら」
と常々思ってしまうのですが。
一度や二度では、案外ひとは気がつかないものですね。
カミングアウトしてくれるひとは、みな一様に
「劇とか、キャンプとか、すごい楽しくって、遊びに行ってる感覚だった・・ いわゆるふつうの教室とかとは全然違って」と言う。
その人の一言で、「なになに?」と感心をもってくれる人が増えて
「お教室みたいなの、うちの子だめだから、そういうのがいいな」
見に行ってもいい?
という話になって、ちょっとうれしかった。
よみきかせと学校図書の整理に集まってるお母さん仲間なので
なんだか共通項があるような・・。
でしょ?
|
|
|
|
|
あるTのホームページで、キャロル・キングの来日を知った。
名古屋公演のつぎはもしや東京?!
生の歌声が聴きたい。
泣けてきちゃうだろうな。
祈る気持ちで検索。
金曜、土曜がフォーラムAで、
最後は神戸国際。
あいにく土曜は終了。明日しかない。 19:00に有楽町に間に合わないなあ・・。
神戸はダイジョウブ。
どうしよう、行くう~?と自分に一応問いかけ。
それに私にとって神戸は遠くない。いわばホームだし・・。
こういうとき、結構思い切りが良いのがわたし。 だが。 @@;
わたしがPCの前でぶつぶつ言ってると、
息子がやってきて
「You Tube見ればいいじゃん」
・・おお、そうか。その手があったか。
さっそく開いてみる。
You've got a friend をクリック。
すると、最近のライブ映像らしいものと共に、
あの歌が流れてきた。
マイクを通して息づかいが感じられるほどリアルなサウンド。
あたかも、目の前でキャロルが歌っているみたい。
いっしょに口ずさみながら、ステージを見守る観客たち。
この歌がこんなにも好きな人が、世界中にいるなんて。
目の前がうるうる・・涙でにじんだ。
この曲には、特別な思い出がある。
数十年まえ、ラボの国際交流に参加した。
そのときホストと参加したキャンプ。
コロラド州のたくさんの中学校から、多くの子どもたちが参加した。 私の心細さったらなかったが、 なんとか4泊5日ほどのキャンプを楽しくすごした。 最後の晩には、キャンファイヤーがあり、 そこでそれぞれの活動グループで出し物を用意した。
そのとき、みんなが選んだのが、キャロル・キングのこの歌。
誰が歌ってるのかわからない、ただ、その歌が忘れられなかった。
みんながサビのあたりからノリノリになって
Oh!baby Don't you know that. と合いの手を入れてたのが
とても印象に残ってる。
その歌が、誰が歌ってて、なんと言うのか、それを知ったのも
日本に戻って1年ほどたってから。
ふいにラジオから流れてきたときの、ビビッとカラダに電流が走ったようなあの感覚を いまだに覚えてる。
どんなキャンプも、ファイヤーの終盤には、ちょっとしんみりとしたムードになる。 見かけはうんと幼い14歳の私も、一人前に背伸びして、おませなアメリカンGALSの真似事をした。
そんな気分の時、みんなで歌ったこの曲、わたしの思い出の曲。
ホストフレンドのSherriは、キャンプ中に好きな男の子が出来て
帰ってしばらく無口でごきげんななめだった。
こんなにも長い年月を越えて、
ひとつの歌に思いを寄せている自分。
息子に言われるまま、検索すると、いとも簡単に目の前でキャロルが歌ってくれた。
わたしにとっては、偶然が重なったことや、 容易に探すあてもなかった時代だったからこその、 このじれったいタイムラグのおかげで、 大切な一曲に長い間思い出をあたため続けてこれたようなもの。
今、子どもたちには、何にしても「待ち焦がれる」ということがない。 待つことは、ある意味
出会ったことを何倍もの喜びに変えてくれる、最高のマジック。
プライスレスの幸せ気分に浸った日だった。
|
|
|