Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年07月24日 08時56分)
candyさん 【その2】
>素晴らしいフランスの夏の模様を毎日雨の日本から眺める事が出来ま
した。とても暑そうですね。8月にちょこっとパリによる予定です。ロン
ドンから。
⇒ わあ、また、パリですか、ロンドンですか。うらやましいです。
パリにいる知人からのメールによりますと、ここ数日は異常な猛暑で、
鉄板の上で焼かれているような暑さだ、身のおきどころもない、とのこ
と。Hiromi~さんのレポートにも暑いとありましたね。
それにしても、みなさん、すごいですねぇ。きのう会って話したうち
の一人は、ドイツ各所でW杯サッカーを6試合見てきたそうですし、もう
一人はスイスのユングフラウの大氷河を見てきたといって、写真を焼き
込んだCD-Rを置いていったし(まだ見ていない)、きょうの夕方会った知
人は、この8月末にノルウェーに行く、帰ってきたらフィヨルドなどの
写真をたっぷり見せてやる、とのこと。わたしばかりが守宮のようにこ
こにへばりついてどこにも行けずにいる、というわけで、なんとも情け
ないことです。せいぜい山登りというところ。
きのうの小学生たちの集まりで、以前candyさんが
おっしゃっていた「ちいちゃんのかげおくり」
(あまんきみこ=作)を読み聞かせました。
“かげおくり”の意味がわたしにもよくわかりました。
あまんさんの作品らしい、おだやかなでやさしい、しかし
こころにしずもりくる透き通った悲しみをもたらす
おはなしですね。すばらしい絵本でした。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年07月24日 08時51分)
candyさん 【その1】
>文学の生まれた背景、大切な事ですね。そこに作者が訴えたい事が表
われていると思います。しかし、そのことに気が付くにはほんの少しの
知識では難しいですね。でも、それが色んな角度から繋がっていく喜び
も読書にありますね。きっとがのさんの「ふれあい読書会」に参加させて
いただけたら、ワクワクする体験が出来のでしょうね。
⇒一応、事前に読んでくる作品は指定してあるのですが、ふだんはそん
なに読書をすることのない人が大多数ですので、トークの最初のあたり
では、えーッ、この作品のどこが面白いんだ、という感じ。それが、ポ
イントを解きほぐしていくうち、一つひとつが輪郭をもって見えるよう
になり、テーマがはっきりと見えてきたと、いつもたいへん喜んでもら
っています。中学校の先生、大学の講師、詩人のタマゴといった人も中
にはいるのですよ。でも、だれよりもいいお勉強をさせてもらっている
のは、わたし自身です。
南部をちょっとかじったついでに、次回(8月はお休みで9月)は、マ
ーク・トウェインを読むことになっています。「トム・ソーヤ」でも
「ハックルベリー・フィン」でもなく、短篇「噂になったキャラベラス
郡の跳ぶ蛙」と中篇「ハドリバーグの町を腐敗させた男」を指定してい
ます。ことさら「トム・ソーヤ」に結びつけて考えるつもりはないので
すが。
【つづく】
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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candyさん (2006年07月23日 21時13分)
がのさん
ラボの「トム・ソーヤ」ではきれいさっぱりと削ぎ落とされている部分
ですよね。文学というときには、そういう真実の部分もきちんと見てお
くセンスがないとな~、とふと思ったものです。
→文学の生まれた背景、大切な事ですね。そこに作者が訴えたい事が表
れていると思います。しかし、そのことに気が付くにはほんの少しの知
識では難しいですね。でも、それが色んな角度から繋がっていく喜びも
読書にありますね。きっとがのさんの「ふれあい読書会」に参加させてい
ただけたら、ワクワクする体験が出来のでしょうね。遠くて残念です。
わが家の近くを流れるちっぽけな汚い川とアメリカを貫く大河ミシシ
ッピーとを抱き合わせてここで書くには、ちょっと無理がありましたか
ね。
→川・・・1つとっても色んな顔がありますね。今週はNHKのフランス
世界遺産の旅を見ておりましたが、セーヌ川に近代的な舟の家(事務所
付き)に住んでいるパリジャンがいたり、昨日はアビニョンの橋が川の
途中でスパッと壊れたままになっている映像など見て、色んな背景を思
い描いておりました。衛星生中継と言う事で(私は総合テレビ派なの
で、時間がずれておりましたが・・・)晴れ渡った素晴らしいフランス
の夏の模様を毎日雨の日本から眺める事が出来ました。とても暑そうで
すね。8月にちょこっとパリによる予定です。ロンドンから。見るべきも
のがありすぎて何を中心にするか迷っております。きっとおのぼりさん
状態で終わりそうです。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年07月21日 11時05分)
candyさん 【その2】
パーティ活動では、新刊のケルト民話に取り組みはじめたご様子。そ
ちらのほうにはいま気持ちがまわりませんが、地域でおこなっている
「ふれあい読書会」(月1回)のきのうはW.フォークナーの作品を語りま
した。ここ数日はアメリカのDeep Southの問題、――南北戦争のあとの
荒廃と、そこで失われた南部独自の文化・伝統、それでもなお失われる
ことのない南部の誇り、それと同時に宿命的に背負う自らの矛盾と罪=奴
隷制度――偏見と差別、悪徳と堕落と暴力を生む特異性、陰惨さと明る
さがひとつに交じり合う世界、について考える数日でした。ラボの「ト
ム・ソーヤ」ではきれいさっぱりと削ぎ落とされている部分ですよね。
文学というときには、そういう真実の部分もきちんと見ておくセンスが
ないとな~、とふと思ったものです。
ごく少数の南部貴族の大地主、それに、酷使される貧しく無教養な白
人たち、そしておびただしい数の黒人奴隷たちで構成されるその社会。
これって、いまのこの日本の社会、どんどん格差の広がる社会とそんな
に違っていないようにも思えました。
わが家の近くを流れるちっぽけな汚い川とアメリカを貫く大河ミシシ
ッピーとを抱き合わせてここで書くには、ちょっと無理がありましたか
ね。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年07月21日 11時00分)
candyさん 【その1】
>故郷の川も今は護岸工事がされて、蛍がいるかどうか。故郷を離れて
いるからこそ、子供の頃のそのままの蛍が飛び交っていた近くの川がは
っきり思い浮かぶように思います。私の心が帰っていける故郷ですね。
⇒わたしのところの近くを流れる川は、がっしりとした護岸工事のおか
げで洪水の心配は軽減されましたけれど、ホタルはいうまでもなく、そ
こには魚も棲まなくなってしまいました。高いフェンスが張られ、子ど
もが中に入って遊ぶなど、ありえないすがたに。それでも、川岸沿いに
木を植えるなど、さまざまな人が積み上げてきたちょっとした努力が稔
ったか、水質はよくなり、ミズゴケが生えて、このごろやっと、マガ
モ、カルガモ、ときにはきれいなコサギ、それに運がよければカワセミ
まで見られるようになりました。ええ、小さな魚影もチラと。水のある
風景って、こころに残りますし、ホッとこころを休ませてくれますね。
実は昨日自分の望郷の思いを書きながら、我家の子供たちはこの土地
をどのように思っているのだろうと考えていました。3人とも今は家を出
ているのです。彼らにとってはこの土地が故郷なんですものね。
⇒お粗末なことでした! どうしてなのか、candyさんの子どもさんはま
だ小学校低学年くらいと思いこんでいました。そうでしたね、お嬢さん
はヨーロッパに留学しておいででしたし。遠い地球の裏側で、そのここ
ろにふるさとがどんなふうに映じているんでしょうか。ホタルや明日香
の青々とした田園風景を想い起こしてくれるものでしょうか。「ふるさ
とは/遠きにありて思ふもの…」といいますけれど。
【つづく】
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ハンドルネーム、ちょっと変えてみました。
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dorothyさん (2006年07月19日 21時49分)
冗談で「ハンドルネーム」占い、というのを
やってみると、カタカナだと凶。
健康・家庭・金運など、すべてがあまりよくない。
アルファベットにすると、なんと大吉でした。
最近、こころざわめくことが続いていたので、
運気を変えるつもりでハンドルネームを
変えてみました。
母の看病で、明日から私一人、実家に戻ります。
夏休み一杯くらい、日記も書き込みもできない
かも知れません。
そうそう、りんごは、がのさんのあの短編を
とても好きで、毎日朗読しています。
担任の先生からも、「難しい内容のものを
読んでいますね。そして、とても大切な
ことが書かれていますね。」と感心された
ようです。
ありがとうございました。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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candyさん (2006年07月18日 23時17分)
がのさん
素敵な詩をありがとうございます。
故郷の川も今は護岸工事がされて、蛍がいるかどうか・・・。故郷を離
れているからこそ、子供の頃のそのままの蛍が飛び交っていた近くの川
がはっきり思い浮かぶように思います。私の心が帰っていける故郷です
ね。実は昨日自分の望郷の思いを書きながら、我家の子供たちはこの土
地をどのように思っているのだろうと考えていました。3人とも今は家を
出ているのです。彼らにとってはこの土地が故郷なんですものね。探検
ごっこをしていた所から、推古天皇と竹田の王子の古墳が出た事など
は、私には想像もつかない故郷の思い出でしょう!!いい思い出がたく
さん詰まっている事を願います。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:★ホタル、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年07月18日 18時59分)
candyさん
>我家のすぐ近くにもホタルの生息地があるようですが、ここに住んで
まだ見に行った事がありません。自分の生まれ育った土地と、大人にな
ってから住み始めた土地との違いを感じております。きっと故郷の川だ
ったら行ってみようという気持ちがすぐに湧くように思います。子ども
の頃の経験は本当に大事なものですね。
⇒candyさんが、折あるごとに四国の郷里をなつかしく思い描くように、
子どもさんにも、いつでもこころが帰っていける「ふるさと」をつくっ
てあげなければならないのではありませんか。ご自身にとって、たまた
まの縁で嫁いできたその地は火宅にまみれた生活の地でしかないのかも
しれませんが。ひとが抱きつづけるふるさとの風光のなかには、いつだ
ってお母さんがいます。明日香の風土を子どもさんたちの美しいふるさ
とにするためには、いっぱいきれいな思い出、お母さんといっしょの思
い出を刻んでやっていただきたいですね。はい、時間を割いて、ぜひい
っしょにホタルも見に行ってください。
おかあさんの いなかはいいな
きれいなものを売る店も
夜空をいろどる
はなやかなネオンサインもないけれど
ゆきかうごとに交わされる
村人たちの 素朴なあいさつ
――お晩でやすすぅ
――お疲れぇ
いちばん星は 光であいさつ
ちょうじの花は においであいさつ
日ぐれの風は 小枝をゆすり
野良からかえってくる人や
畑の中の小さな駅の
改札口を出てくる人に
――お晩でやんすぅ
――お疲れぇ
おとなも こどもも
草も 木も
たんぼのたにしも
村のまん中を流れる川も 木の橋も
みんなことばを持っている
ふれあうこころを持っている
――お晩でやんすぅ
――お疲れぇ (新川和江 「いなかのあいさつ」より)
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Re:★“ホタル”、見ましたか?(07月13日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2006年07月18日 08時46分)
第二次世界大戦における日本は、原爆の被害国であると
同時に近隣の、一番親しくしておくべき国々に対しての
加害国であることを忘れがちです。
原爆禍を世界中に伝え歩く使命を帯びていると同時に
戦争加害国としての責任も覚えておく必要を感じます。
この時期、忘れてはならない日本の歴史をまた、
深く重く、考えています。
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ホタルの続きです
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candyさん (2006年07月17日 21時57分)
続き
ホタルがへんなところに迷いこんでしまいましたね。でも、ホタルを
感じるこころは平和を考えるこころにどこかで通じているようです
し…。
→我家のすぐ近くにもホタルの生息地があるようですが、ここに住んで
まだ見に行った事がありません。20年ほど前には我家に1匹迷い込んで
きましたが・・・ ホタルを見に行ってみようか~と思えるゆとり、
まずそれが必要ですね。自分の生まれ育った土地と、大人になってか
ら住み始めた土地との違いを感じております。きっと故郷の川だった
ら行ってみようという気持ちがすぐに湧くように思います。故郷で過
ごした年月よりもこちらでの年月が倍にもなるのに・・・子どもの頃
の経験は本当に大事なものですね。
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