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035
風のかよい路、〔がの〕さんの庭にて。
どうぞお気軽に。互いの率直な感性をそのままに交換いたしましょう。


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がのさんの掲示板 [全2358件] 631件~640件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
Re:Re:★愚かしくも美しい永遠の父親像―、子に与えつづけた老人の悲しい死(03月11日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年03月13日 20時50分)

林ライスさん

【その2】
 そんなときにもわたしは、学生運動だ、文学だ、といって親の苦労も
知らぬげにうつつをぬかしていました。手紙を書くといったら、その内
容は、おカネがない、送ってほしい、ということばかり。ゴリオ爺さん
の娘、ナジー(アナスタジー・レストー伯爵夫人)やフィフィーヌ(デルフ
ィーヌ・ニュシンゲン男爵夫人) の浮かれた享楽ぶりとそんなに変わら
ない生き方といえないでしょうか。つまらぬ遊びに使ったわけではない
にせよ、親の苦労なんてあまり考えもせず、買いたい本があれば買っ
た。見たい映画や芝居があれば見た。美術館にも通った。友だちとの飲
み食いも欠かさなかった。まるでいいとこの坊ちゃんのように。

 ほんとうに愚かなことに、今ごろになって苦労した親の思い、親の恩
がわかるんですね。いつか痛いシッペ返しがあるぞ、とひそかに恐れて
いました。

 そんなわたしにも、ひとり息子がおります。およそ生産性、経済性に
つながらないことばかりやっている文系のおやじに逆らって、彼は勉強
といえばガンとして数学しかやらないような子でした。(英語や社会や国
語のほうもやっておけば、もっといい大学に行けたのに!) 遠い縁戚に
あたる或る著名な数学者の影響も大きいのですが。大学は公立でした
し、在学時、数学を教える塾のアルバイトで得る収入はわたしがラボで
得る収入よりだいぶ多いということもあって、入学時に払ったおカネの
ほかはわたしが出してやることはほとんどありませんでした。ゼミの実
験が深夜に及ぶこともあって必要になった通学用のセダンも、自分で買
いました。就職とともに家を出たその息子が30歳をすぎ、一昨年の11
月、ハワイで結婚式をあげました。その費用の一切は息子がもち、わた
したち夫婦はまるまるお客さまで、ここ横浜から成田までの往復リムジ
ンバスの費用とハワイのみやげ代だけ。その点では、ある限りのものを
底まではたいて子どもに与えたゴリオ爺さんとはずいぶんちがいます
ね。退職後は、収入も少なく不安定なことだし、もう海外へ出ることは
ないと思っていたわたしには、思いがけないプレゼントでした。併せ
て、気づかいやさしい娘を得た喜びは、何もしてやれないでいる無力な
わたしには過ぎたるもので、わが身の不甲斐なさにシクシクと胸を痛め
る日々です。
【つづく】
Re:Re:★愚かしくも美しい永遠の父親像―、子に与えつづけた老人の悲しい死(03月11日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年03月13日 20時45分)

林ライスさん

【その1】
>年齢を重ねなければわからないことってありますね。先月息子が結婚
しました。さすがわが息子、あっぱれと思うくらい素敵なお嫁さんで
す。
     ----------------------------
 それは、それは、おめでとうございます! それにしては、おめでた
いはなしにはふさわしくないことを書いてしまいましたね。いっしょに
お住いですか? 若いお嫁さんとのあいだに異文化があり戸惑いがある
といっても、そこは、日ごろの活動のなかで、無垢な若々しい感性と向
き合っておられる林ライさんのこと、そのギャップをかえって楽しむだ
けのものを備えておいでですので、余裕もあることでしょうし、羨まし
いことです。


> 花婿の母親になって初めてわかる義母の思い。「お義母さんごめんな
さい。あの時私は若くて自分のことしか考えていなかった」と、1年半前
に亡くなった義母に謝っている私がいます。こうやって順繰りなんです
ね。

⇒ 順繰りであり、ほんと、愚かなことに、年齢を重ねないとわからな
いのかもしれませんね。この本も、大学生のころに一度は読んでいるは
ずですが、そのころは、ちっともおもしろいとも悲しいとも思いません
でした。くだくだとして(バルザックの文体)読みにくく、あるいはきち
んと最後まで読みきらないうちに放り出していたかもしれません。

 恥をさらすようですが、わたしのことを書かせてもらいます。わたし
の田舎の家は、名門とはいえないまでも、それなりの旧家でした。時代
に取り残されてぼろぼろに没落した旧家。わたしはそこの4人兄弟の末
っ子でした。終戦のあと、ものは欠乏し、食うにもこと欠く窮乏の時
代。父親は若いころから病気がちで、まだまだこれからというときに亡
くなりました。家におカネなんてありません。姉も兄も学校は高校どま
り。わたしだけが東京の私立大学へ行くについては相当の無理がありま
した。母親が、さまざまに苦労したうえに、舅や姑に隠れて実家やあち
こちの親戚へ行き、恥じをしのんでしばしばおカネを無心していたこと
はうすうすわかっていました。【つづく】
Re:★愚かしくも美しい永遠の父親像―、子に与えつづけた老人の悲しい死(03月11日) [ 関連の日記 ]
林ライスさん (2007年03月13日 01時18分)

年齢を重ねなければわからないことってありますね。

先月息子が結婚しました。
さすがわが息子、あっぱれと思うくらい素敵なお嫁さんです。
それでも、異文化交流はいろんなことがあります。
「えっ?そうなの。。」という思い。
花婿の母親になって初めてわかる義母の思い。
「お義母さんごめんなさい。あの時私は若くて自分のことしか考えてい
なかった。」と
1年半前に亡くなった義母に謝っている私がいます。
義母が生きていたら、そんな話もできていたでしょうか。


こうやって順繰りなんですね。
Re:早春賦と花の街、浜辺の歌
がのさん (2007年03月09日 00時05分)

dorothyさん

【その2】
「浜千鳥」―銀のつばさをもった千鳥の赤ちゃんは、親を探して月夜の
浜辺で鳴いています。
「かなりや」―唄を忘れてしまったばかりに、うしろの山に棄てられる
か、背戸の小藪に埋められるか、月夜の海に流されるか、そんな悲劇の
可能性を負っています。
「赤い靴」―をはいた女の子は、横浜の波止場から異人さんに拉致され
たのでしょうか。
「花嫁人形」―花嫁御寮は、なにを悲しむのか、涙で鹿の子の赤い紅を
にじませています。
「月の沙漠」―も、きれいなことばは悲しい調べのなかで情緒を深くし
ています。
「花かげ」―は、サクラ吹雪の舞うなかを遠ざかる花嫁すがたのお姉さ
まをいつまでもいつまでも見送る妹か弟の思いを伝えています。

 しかし、まあ、いまは春! 兆しの季節! 万物萌え出ずるとき! 
明るい歌もひろっておきましょう。

 「うたの町」―はどうでしょうか。花屋さんではちょきちょき、鍛冶
屋さんではかちかち、雀はちゅんちゅん、緋鯉はぱくぱく、荷馬車はか
たかた、自転車はちりりん…。町いっぱいに明るい音があふれかえって
います。
 「お花のホテル」―も透き通った光にあふれています。かわいい蝶々
やハチの子のお客さま。明るい窓ににはそよ風にゆれるレースのカーテ
ンが…。
Re:早春賦と花の街、浜辺の歌
がのさん (2007年03月08日 21時07分)

dorothyさん

【その1】
>私はこういった歌の三番が好きです。花の街の三番、

  すみれいろしてたまどで
  ないていたよ まちのかどで
  わになって わになって はるのゆうぐれ
  ひとりさびしく ないていたよ」

 それまでの、楽しげな歌詞とはうってかわって悲しい風情の三番。い
つも、ここを歌うと涙が出てしまいます。
     ----------------------------
 三番の歌詞までは知りませんでしたが、「すみれ色した窓」、きれい
なイメージですね~。
 知らずしらずに涙がじわりときそうな、あまりにも美しい春の暮色が
蘇ります。
 一番にある「七色の谷」「風のリボン」、醇乎たるひびきをもった、
イメージゆたかな詩句。宝玉のようにきれいな日本のことばです。


> 「浜辺の歌」の三番も好きです。

  はやちたちまち なみをゆき
  あかものすそぞ ぬれひじし
  やみしわれは  すべていえて
  はまべのまさご まなごいまは」

 病にあった自分が、その病が癒えたあと、浜に出て、自分の赤裳の裾
が濡れたのでしょうか早乙女の浜辺での戯れを離れてみているのでしょ
うか、ぐっしょりぬれたさまを、「ぬれひじし」と歌うのが好きです。
日本語、本当に美しいと思って歌っています。

 ⇒ は~、この歌詞も知りませんでした。ことばの美しさとともに、
悲しい情緒、思いの深さをみごとにとらえた童謡・抒情歌が多く見られ
るのも、特徴のひとつかもしれませんね。歌詞だけでなく曲想も…。
〔つづく〕
早春賦と花の街、浜辺の歌
dorothyさん (2007年03月07日 23時05分)

本当に、暖冬といいがたいこの寒さ。
早春賦三番、
「・・・
さてはときぞと おもふあやにく
けふもきのうも ゆきのそら
けふもきのうも ゆきのそら」
思わず歌ってしまいました。

私はこういった歌の三番が好きです。
花の街の三番、
「すみれいろしてたかどで
 ないていたよ まちのかどで
 わになって わになって はるのゆうぐれ
 ひとりさびしく ないていたよ」

それまでの、楽しげな歌詞とはうってかわって
悲しい風情の三番。いつも、ここを歌うと
涙が出てしまいます。

浜辺の歌の三番も好きです。
「はやちたちまち なみをゆき
 あかものすそぞ ぬれひじし
 やみしわれは  すべていえて
 はまべのまさご まなごいまは」

病にあった自分が、その病が癒えたあと、
浜に出て、自分の赤裳の裾が濡れたのでしょうか
早乙女の浜辺での戯れを離れてみているのでしょうか、
ぐっしょりぬれたさまを、「ぬれひじし」と
歌うのが好きです。

日本語、本当に美しいと思って歌っています。

・・・あれ?ドラえもんどころか英訳とは
正反対のことを言っていますね。
Re:チンカラホイ
がのさん (2007年02月27日 21時04分)

dorothyさん

【その2】
 ほんとうに音と色に対する感性がゆたかですね、日本人は。…という
より、むかしの人は。こころ浅いケータイ語からは生まれることのない
ことば。これも英訳してみてくださいね。
 ついでながら、「こうま」というかわいい歌では、「はいし、はい
し、あゆめよ こうま/山でも坂でも ずんずんあゆめ/おまえがすす
めば わたしもすすむ/あゆめよ あやめよ 足おとたかく」と、“は
いし、はいし”と若々しい子馬の動きを捉える感覚。日本語のひびきが
すばらしい。

 日本の童謡、抒情歌に美しい日本の原風景、なつかしいこころの風景
を見ることが多い。それらを英訳して海外交流のゆかしいみやげに、と
取り組んでおられるのは、まじょまじょさんのところでしたかね。その
後、進めてくれているかどうか…。
だって、ぜひやってほしい、その活動。磨かれた純良な日本のことばに
ふれる機会になるとともに、むこうの子どもたちといっしょに♪「チン
カラ、ほい」♪「チンカラ、ホイ」なんて英語でも声をそろえて唱和す
るすがたを想像するのは、たのしさこの上ないですね。ほかにも、この
季節ですから、「冬景色」や「どこかで春が」も。水墨画か水彩画のよ
うなおもむきのある歌。洗ったように澄んでいて、きれいです。

さ霧消ゆる 湊江の/舟に白く 朝の霜/ただ水鳥の 声はして/いま
だ覚めず 岸のいえ//からす啼きて 木に高く/人は畑に 麦を踏む
/げに小春日の のどけしや/かえり咲きの 花も見ゆ 〔冬景色〕

どこかで春が 生まれてる/どこかで水が 流れだす/どこかでひばり
が 啼いている/どこかで芽のでる 音がする/山の三月 そよ風ふい
て/どこかで春が 生まれてる 〔どこかで春が〕

 この時期、ふと唇に浮かぶ、♪春は名のみの 風の寒さや~ の「早
春賦」もきれいですね。このごろは「千の風になって」がたいへんなブ
ームだとか。新井満さんの日本語訳で歌われているようですが、英語で
は唄われることはないのですか? 
 それはともかく、わたしたちのこころの底に宝石のようにいつもキラ
キラしている美しい抒情歌の英訳、dorothyさん、楽しみに待っています
よ(あれっ、ちこたんに押し付けたんでしたっけ?)。
あらら、ドラえもんはどこかに飛んでいってしまいましたが。
Re:チンカラホイ
がのさん (2007年02月27日 21時01分)

dorothyさん

【その1】
>ドラえもんの2007年公開の映画で使われる魔法の呪文が、「チンカラ
ホイ」です。この「チンカラホイ」を呪文としてドラえもんが最初に使
ったのは、1984年公開の「のび太の魔界大冒険」のときのようです。
     ----------------------------
おっ、できましたか! 「チンカラ峠」の英訳。いつだったでしょうか
ね、わたしから宿題を出したのは。ドラえもんについてはさっぱりで、
ごめんなさい。
かわいい、たのしい歌ですよねぇ。りんごちゃん、じょうずに歌えるか
な。わたしは、山歩きのとき、苦しい登りにかかると、われ知らず「チ
ンカラ、ほい」「チンカラ、ほい」と唱えながら歩くことがあるのに気
づきます。シュトックに結んだ熊よけの鈴の音と合わせながら。
これは峠の名というよりは、馬の鈴の音から、いつだれ知らずそうあだ
名して呼ぶようになった場所。おなじ馬の鈴の音ということでは、「チ
ンカラ、ほい」のほか、「シャラシャラ、シャンシャン」というのもあ
りますね。野口雨情の書いた童謡「雨降りお月さん」。
雨降りお月さん 雲のかげ
お嫁に行くときゃ 誰と行く
ひとりでからかさ さして行く
からかさないときゃ 誰と行く
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
おうまにゆられて 濡れて行く

こんなのもありましたね、「夢のお馬車」。ここでは「シャン、シャ
ン」となります。
  金のおくらに 銀の鈴
  夢のお馬車が シャンシャンと
  青いポプラの 並木道を
  むちをふりふり かけていく
【つづく】
チンカラホイ
dorothyさん (2007年02月27日 11時29分)

ドラえもんの2007年公開の映画で
使われる魔法の呪文が、「チンカラホイ」です。
今日の日記にそのことを書かせていただきました。

なお、この「チンカラホイ」を呪文として
ドラえもんが最初に使ったのは、1984年
公開の「のび太の魔界大冒険」のときの
ようです。
Re:Re:★ベルト・モリゾの瞳の輝きにうちのめされて(02月22日) [ 関連の日記 ]
がのさん (2007年02月24日 09時13分)

Hiromi~さん

【その2】
美術展のおはなしではありませんが、きょうのおとうさんは、
横浜・関内ホールでの、障害者、主として知的障害者・精神障害者を
地域でどう迎えるか、といったことをめぐるシンポジウムに
参加してきました。よほど神経が疲れたのか、
今はちょっとボーッとしています。実際、
「共生」の課題は軽くない。地域の仲間として
どこまで障害者と関わるか。中途半端はダメ。
よほどの覚悟が必要だ。共生とは、障害をもつ人と
分け隔てなく共に生きることであり、
共に生きて、倒れるまで共に生きつづけることだ、と。
実際、ストレスの多い社会です、いつ自分が障害を負う身になるか、
それだってわからない。自分が障害者になったときとき、
障害をもつ自分を今の地域社会はどんなふうに
迎えてくれるのだろうか、どんな支え方をしてくれるのか、と。
その発想は提案者自身を苦しくするようです。

社会へ広く眼をめぐらせようとすると、難題ばかりですね。
それも、ひとりのがんばりではどうにもならないことばかり。
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