Re:Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…① [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年12月30日 14時11分)
すずももさん
> 私はおじいさんの「やまのおいぬの、おおかみじゃ」と言うセリフ
が気になっていましたが、なんとなく山の神に通じる感じも受けました
が、そのあたりはどうなのでしょう。
ちょっとすっ飛びまして、オオカミといったら古代エジプトのアヌビス
神を思い出されませんか。猛々しいオオカミのすがたをした神で、あの
ピラミッドとミイラと砂の国にあって、死者の神、埋葬の神としてたい
そう尊ばれていました。そう、アメン・ラー(太陽神)、アヌキス(女主)
のつぎの位にある神でした。石に刻まれて残るものを見ると、それはオ
オカミというよりはヤマイヌの印象が強いですが。イヌというのは、骨
を求めて墓を掘り返す動物という観念が人びとの信仰に結びついたもの
と思われます。いまでもエジプトにはリュコンポリス(「狼の町)なんて
名をとどめるところがありますね。
「ふるやのもり」にそういうセリフがあったという記憶はわたしにはな
いのですけれど、たしかに、ある種の畏敬の念をもってオオカミ(大神)
を仰ぎ恐れもしていた時代のなごりを映すものではないでしょうか。
グリムでも獰猛さは感じますが、ライブラリーから受ける感じは少々
違います。いま幼児の子たちと楽しんでいますが、3,4歳の子達でもあ
まり残酷さは受けずに物語を楽しめているようです。こんなアプローチ
は間違っているのでしょうか?
どんな回答を期待なさっておられるのか存知ませんが、間違っているか
どうかを問われても、わたしごときには「わかりません」というしかあ
りません。その人はそういうテーマ活動のつくり方をしたのか、と理解
するのみです。ひそかに、オモテをなぞったお体裁だけのものか、それ
とももっとテーマを深めたものになっているかどうか、そのへんの手ぶ
りを愉しませていただくのみ。とりわけ、英語がじょうずに云えたかど
うかなんてわかりませんので。いいんじゃないですか、さまざまなテー
マ活動があっても。【つづく】
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Re:Re:Re:Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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hitさん (2004年12月30日 12時24分)
そうそう書き忘れたんですが、「神話は右翼」って初めて聞きました。
そんな認識これっぽっちもありません。
そうなんですか?
そんなこと全くないですよ。
日本人のいいところ、でしょう。
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Re:Re:Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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hitさん (2004年12月30日 12時22分)
そんなに問いつめないでください。
アイデンティティなんてそんなもの普段全然考えてません。
知ることは好きなんですよ。
ひろばラボに来ておもしろいこといっぱいあるんです。
がのさんの神話の話だってそう。島根の出雲の国出身なんです。
まさに神話の世界。だってちいさいときそんな話いっぱいありました。
ちゃんとわかってないけれど、ちいさいときすんでいたところは赤名っ
てところなんです。神社は赤穴八幡宮。
最近所々でこの地名名前を神話の世界で耳にします。
秋のお祭りだって村が部落で分かれていて自分のところの神社が祭りの
子はお休みだったんです。
秋祭りの時は全校昼までだったし。もちろん神楽はヤマタノオロチを
やってました。
目の前に琴引山があってだれだったか有名な神様が琴を引いた穴っての
もありました。僕その穴のコウモリを連れて帰って飼ってたりしてま
す。
そう言う意味では教養は無いけれど、素養はあるんですかね。
頑張ります。
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Re:Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年12月30日 10時07分)
hitさん
>オオカミの話は神話とか昔話などの素養がない僕にもわかりやすかっ
たです。オオカミに同情してしまいました。
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オオカミについてはともかく、神話のことですが、たしか神話の国・島
根県の出身でしたね。なるほどひとは神話を知らないでも十分生きてい
けます。文学の名作を知らないでもひとは生きていけます。事実、わた
したちの世代は、日本神話といえば右翼的思想との観念に結びつくこと
が多く、たいへん嫌われました。多くのひとはそこを素通りしてしまい
ました。わたしも、どちらかというと、ご多聞にもれず、というとこ
ろ。ラボが『国生み』という日本神話に踏み入ってライブラリーをつく
ろうというときには、さまざまな屈折があり抵抗があり混乱があったこ
とは、今でこそ風化して何もありませんが、知るひとぞ知る、です。結
局、その神話性を薄めてそのゆたかな物語性に依拠しつつつくるという
スタイルのものになりました。ですから、その限りで、ありゃー神話じ
ゃないよ、という人がいても仕方ありません。
そうはいっても、ラボを離れてラボを振り返るとき、『国生み』であり
『なよたけのかぐやひめ』であり『平知盛』などといったところ、ラボ
のアイデンティティがどこにあるかといえば、そこらへんにあることを
思います。ああいう軸をもっているからラボはどこかでちゃんと信用さ
れている、ということではないでしょうか。
それと同じで、ひとにアイデンティティがないとき、どれほどお金持ち
でも、どれほどいっときキャーキャー騒がれるような人であろうと、そ
の存在は軽く、羽のように軽く、なんだったんだ、あれ(あいつ)は、と
いうことになるんじゃないですか。自分の中に神話を持て、生きるって
そういうことよ、なんて偉そうぶっていうつもりはありませんが、とこ
ろで、どうなの、hitくんのアイデンティティって…。男じゃけぇねぇ。
いいトシこいてるわけじゃけぇねぇ、お互いに。
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Re:Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年12月30日 00時22分)
とんかつ姫さん
>ただオオカミが好きだって話でした(^_^;)。
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アララッ、姫、姫。姫はトン(豚)ちゃんとウサギがお好きだったではご
ざらぬか。オオカミもでござったか。やれやれ。
それにしても、小学生たちの感性はみごとにものの本質をとらえるもの
ですね~。人間の生活のすぐ隣にいるから、群れをなすから、賢い印象=
狡猾さ…。たしかにあんなのにぐるりと囲まれたら、生きた心地はしな
いでしょうね。
それでも、いつだったか、NHKの番組「生きものばんざい」(と云った
かな?)でオオカミの子育てを見たことがあります。ずいぶん苦労をしな
がら育てることを知り、そのけなげさにそれまでのイメージを一新させ
られたことがあります。
わたしは山に行くことがけっこうありますが、オオカミに出会ったこと
はいまのところありません。幸い、クマにも。ですが、町でときには見
ることのあるシベリアン・ハスキーの、あのゾッとする空色の冷たい目
を見ると、ほんとうに脚がすくみ、動けなくなってしまいます。小さい
ころから、ほかの、どんなチビ犬さえも、どうしても好きにはなれない
のですが。
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Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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すずももさん (2004年12月29日 21時29分)
私はおじいさんの「やまのおいぬの、おおかみじゃ」と言うセリフが気にな
っていましたが、なんとなく山の神に通じる感じも受けましたが、そのあたり
はどうなのでしょう。
グリムでも獰猛さは感じますが、ライブラリーから受ける感じは少々違いま
す。「おおかみと七匹のこやぎ」でも「しまった!」と2度もくりかえすのは
間抜けな気がしてなりません。いま幼児の子たちと楽しんでいますが、そのあ
たりをおおかみのがっかりした感じを出して表現していくと、3,4歳の子達
でもあまり残酷さは受けずに物語を楽しめているようです。こんなアプローチ
は間違っているのでしょうか?
「三匹のこぶた」でも何度も子豚にだまされて、「おおかみって頭が悪いん
じゃないの?」などと言う子もいます。
出張パーティは動物園のすぐそばでやっています。たまにいきますので狼も
見ましたし、動物園が発行している写真集はリアルで好きですがおおかみは犬
そのものでなんともやさしげな風貌です。がっかりするくらい平凡な顔をして
いました。
私も単なる印象ですが狐や狼が不当に悪い存在にされている気がしてなりませ
ん。他人のものを奪うところが嫌われるのでしょうか。
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Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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hitさん (2004年12月29日 15時14分)
こんにちは。
オオカミの話は神話とか昔話などの素養がない僕にもわかりやすかった
です。オオカミに同情してしまいました。
時々のぞいて普段思ってないことをがのさんのことばで考え直し、心洗
われてます。
この間ちょっと日記がと待ったのを、残念だなあって思っていた一人で
す。
ところで日記の間に入る写真、解説が入るといいなって思ってます。
場所・名前だけでもいいんだけれど。どうですか?
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Re:★そんなに悪いヤツ? オオカミって…(12月29日) [ 関連の日記 ]
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とんかつ姫さん (2004年12月29日 02時00分)
全然文学的検証じゃないんですが、実はオオカミが好きで東西の話に出
てくるオオカミが悪者になっているのが不満でした。
確か「おおかみと七匹のこやぎ」をやる時、ラボッ子(小学生)に「オオカ
ミってどうして悪者なんだろう?」と問いかけたら、「人間の近くに出没
して、頭がよくって、群れを成すから怖がられていたんじゃないです
か?」と考え出してくれました。
だから「3匹のこぶた」のパロディの「3匹の可愛いオオカミ」とか「3匹
のオオカミのほんとの話」なんかの絵本が大好きです。
ただオオカミが好きだって話でした(^_^;)。
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Re:★「ふるやのもり」を読みなおす(12月23日) [ 関連の日記 ]
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さとみさん (2004年12月28日 23時02分)
今、インド洋沖の大地震による、大津波の被害をテレビで見ていると、日本と
海でつながっている国々での出来事。とても、他人事とは思えないですよね。
ところで、先日、インドの児童文学に関する展示を見に行った際、日本の昔話
だと思われているいくつかは、実は、インド昔話であることを発見。
インドの伝承文学の中でも、いくつかに分類され、この「ふるやのもり」は、
パンチャタントラ(智慧の宝石箱)という集に収められています。
他にも、よく知られる「ねずみの嫁入り」、「くらげのほねなし」、「さるのいき
ぎも」、「つきとうさぎ」、等など、文明の道を辿り、日本に伝わったインドの
昔話は、その後、あたかも日本昔話となって、伝わっているのですよね。
インド昔話ととらえると、またまた背景のイメージが変わってくるのですよ
ね。高温多湿のインドですから、雨に悩むところは同じだとして、家屋の様
子、森の雰囲気もインドのジャングルに、、、インド版「ふるやのもり」を想
像しても広がりますよね。まあ、田島さんの絵本は、どこをどうみても、日本
昔話としての挿絵ですが。ラボのライブラリーの音楽も、日本の古楽器が多彩
に活躍してますよね。
ところで、老夫婦に子どもがいない、という設定は、どの国の昔話にもあり、
今より子どもの生存率も低く、子ども=繁栄 の証として描かれている辺り
は、共通なのでしょうね。
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Re:★「ふるやのもり」を読みなおす②(12月23日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2004年12月27日 22時04分)
【承前】
すずももさんのところの、室内犬のように寝そべる馬、には笑ってしま
いますが、楽しいですね~。そこを見逃さずに「テーマ」にしていくの
がテューターさんのセンスなんでしょうか。オオカミにも馬どろぼうに
もやさしい目をそそぐ(わたしのような単純な薄情ものは、バカめ、いい
きみだ、としか思わないのですが)、すずももさんらしいですね、やさし
いです。そこをヒントにちょっと書きたいことをいま思いつきました。
この「ふるやのもり」のオオカミは、「赤ずきん」に登場する無慈悲な
ヤツではなく、相当とぼけた、間のぬけた、かわいいところのあるオオ
カミですよね。ただ、ごめんなさい、ちょっと時間をください。年賀状
と海外への新春メッセージを書かないことには…。
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