Re:りんごへの書き込み、ありがとうございました。
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がのさん (2005年12月11日 00時41分)
ドロシーさん/りんごちゃん
まちがえちゃったね、ごろん、ごろん…じゃない、ごめん、ごめん。
それにおもしろいもんだいだから、おことわりなしにおじさんとこの
「ものはづけ」にお借りしちゃいました。「身に余る光栄と感じるとき
は…」って。だれか、おもしろいこたえを書いてくれるといいね。
で、「光栄」の意味は、おかあさんに教えていただきましたか。
おじさんがりんごちゃんよりもうちょっと大きかったころ、5年生だっ
たか6年生だったか、全市の小学校・中学校の「壁新聞コンクール」と
いうのがあったの。何十という学校、何百というクラスが参加したコン
クールで一等賞を取ったんだ。ある朝、鼻の下におひげを生やしたえら
そうなおじさんがきて、朝礼のときに表彰状と記念品をくれました。お
礼のことばをいうことになって、がの少年は「なんの、かんの…光栄の
イタチです」といったものですから、1200人の児童たちはゲラゲラ、ゲ
ラゲラ…。当然、あとで校長先生から呼びつけられ、教頭先生から「ふ
ざけるのもたいがいにしろ、ばか!」と叱られました。以来、半年ほ
ど、ニックネームが「イタチ」。半年ですんだのは、もっとみんなに親
しまれていた別のニックネームがほかにあったからね。
ピカピカ光った気分で、つい調子にのっちゃったのかな。ピカピカ光る
ものといえば、冬のお星さまがきれいだよ。郡山ではもっときれいに見
えているかもしれないね。風邪をひかないようにあたたかくして外に出
てごらん。ちょうど今は、お月さまの左上、赤っぽい星がよく見えてい
るでしょ。あれ、火星だよ。めずらしいよ、こんなにはっきり火星が見
えるのは。ずう~と東を見てごらん。いちばん目立つお星さまがある
ね。あれがおおくま座のシリウス。一等星だ。シリウスを下にして冬の
大三角形ができているんだけど、わかるかな。シリウスの左上のほうを
みると、ちょっと見えにくいけど、やはり赤っぽい星がある。それが、
土星。太陽系の星がこんなに勢ぞろいするって、すごい。金星だって夕
方まではきれいに見えていたんだよ。こんなすばらしい天体ショーを見
せてもらって、光栄のイタチだね。
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りんごへの書き込み、ありがとうございました。
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dorothyさん (2005年12月10日 15時12分)
がのさん
りんごへ、優しい書き込みをありがとうございました。
一生懸命に読んで、理解しようとしていました。
一つ一つをじっくり納得してから次に進むのが
りんごです。自分の中に消化できたら、きっと
本人が書き込むと思います。
決して頭の回転の速いほうではありませんが、
納得したときの輝く笑顔は、たまりません。
気長にお待ちください。
因みにりんごは小学4年生です。
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Re:Re:Re:Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2005年12月09日 13時29分)
がのさん
>能に際しては、基本的な情報、輪郭だけは知っておきたいですよね。
実際のところ、「求塚」の何たるかすら知らなかったので
あらすじを学ぶために検索しました。本当に芸能に
疎くて恥ずかしいです。
>テューターさんが何でもかんでもラボに結びつけてものごとを捉え
る、あの滑稽なほどに自己肥大な、偏頗な思考回路とそっくりですね。
まずいなあ、この牽強付会ぶり。
まさに、テューターの姿勢こそが「牽強付会」。
言いえて妙だと思いました。
「オペラ座の怪人」と「求塚」。それを女の業として
括り、それを手弱女の姿と感じるか、否か。
どちらも見ていない私には、興味は尽きぬ話題
ではあります。
「黒塚」、みたいです。
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Re:Re:Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2005年12月09日 09時25分)
ドロシーさん
「求塚」、インターネットで検索して、内容を読んでみました。なかな
か業の深い話のようです。後悔するなら、なぜ鳥の命を奪うような賭け
に頼むのか、そこにその後の乙女の苦しみの始まりを感じてしまいま
す。
⇒ははあ~、女の業ですかねぇ。能「求塚」について、インターネット
でいい案内が見つかりましたでしょうか。能を文字であらわすのはなか
なか難しいことですので。観能に際しては、基本的な情報、輪郭だけは
知っておきたいですよね。そうすれば、物語の構成の全体が見えてきま
すので、あとは自分の全感覚で好きなように捉えて表現の微妙なところ
を見、日本語固有の美しいひびきを聞いていればいいわけで、自分の感
性の自由な跳躍を愉しめます。ぜひ機会を捉えて、この「求塚」に限ら
ず、「黒塚」(安達原)でも何でも、日本古来の洗練された表現芸術、窮
極的にそぎ落とされ、世界に例のない抑えられた表現を、見て愉しんで
くださること、願っています。
>「オペラ座の怪人」の、「がの」流新解釈、なかなかに面白く読みまし
た。
⇒ハッハ。能の「求塚」とミュージカルの「オペラ座の怪人」を無理や
りくっつけて物語の本質を探ろうなどと勝手なことをするのは、おそら
く、世界どこにもいないかも知れません。たぶん、問題にするにも足り
ないとんちんかんなことなのでしょう。ですから、あまり信じないでく
ださい。学術論文ではまったくありませんので。
しかしまあ、どちらも人間の本質、女の業をピタッと言っている作品だ
とはお思いになりませんか。こじつけでしょうか。テューターさんが何
でもかんでもラボに結びつけてものごとを捉える、あの滑稽なほどに自
己肥大な、偏頗な思考回路とそっくりですね。まずいなあ、この牽強付
会ぶり。
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Re:Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2005年12月08日 15時18分)
がのさん
「求塚」、インターネットで検索して、
内容を読んでみました。なかなか
業の深い話のようです。
後悔するならなぜ、鳥の命を奪うような
賭けを頼むのか、そこにその後の
乙女の苦しみの始まりを感じてしまいます。
オペラ座の怪人の、「がの」流新解釈、
なかなかに面白く読みました。
それにしても、サンサンさんの人生にも
とても興味を覚えながら、書き込みを
読みました。
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Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2005年12月07日 10時26分)
サンサンさん
>良かったですね。がのさんと共通の話題というか感動があると思う
と、嬉しいです。私はどちらかというとニューヨークでみた「オペラ座
の怪人」の方が印象が強すぎて、イギリスも四季もその次くらいの感動
だったのですけれどね。
あららら……。ニューヨークで、ロンドンで、東京で、「オペラ座の怪
人」の舞台をご覧になっておいでなのですか! 加えて、映画も。すご
いですね。何回見たことになりますか。そういう人が、けっこういるん
ですよね。何ですか、どこですか、そんなにサンサンさんを惹きつける
のは。
そうなりますと、わたしの浅はかな感じ方など、お笑い草。恥ずかしい
です。これを観たという周囲の人の声は何十ぺんとなく耳にしてきまし
たが、どうしてなのか、「よかった」「すばらしかった」というだけ
で、それがどんな作品で、何を語るものなのか、内容がぜんぜん伝わっ
て来なかったんですね。せいぜい新聞の広告で見るハッタリの宣伝文句
程度。だれもナマの感想を語ってくれない。語るにむずかしい内容なの
か、と。
それをあまり求めなかったわたしに問題があったことも事実でしょう。
わたし自身が劇団四季のミュージカルについては、ケチなこだわりをも
ち、視線をナナメに当ててきたことにもよるのでしょう。そんなことも
あって、この際、恥をしのんで日和って、わたしの印象を忘れないうち
に書きとめておこうとしたものです。所詮は、自分勝手な、偏った見方
です。別な見方、あるいは間違っている点がありましたら、どうぞお教
えください。いくらでも訂正いたします。
まずは、共感をもって読んでいただけましたこと、感謝しております。
おとうさんの具合は、その後いかですか。お医者さんをなさっていた方
ですよね、サンサンさんがたいそう尊敬なさっておいでの。恢復を心よ
りお祈りしています。
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Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2005年12月06日 23時58分)
ドロシーさん 【その2】
女は、何の罪とがのない水鳥を無惨に殺させてしまった自分の浅はか
さを悔い、入水して果てます。恋する女の死を知ったふたりの男は、女
の葬られた塚の前で互いに刺し違えて死に、女のあとを追うというもの
がたり。男の潔さもいい。とりわけ、日本女性のやさしい心根と節操が
涙を誘いますね。
一方、『オペラ座の怪人』に登場する歌姫クリスティーヌはどうか。
自分を育ててくれた恩義に感ずることもなく、お金持ちでハンサムな子
爵へと走ります。美しいだけで、お脳のほうは空っぽの、功利主義者で
す。(いい過ぎですか)「さあ、どちらにする」と選択を迫られて、子爵
の首にロープがかかっていたとはいえ、いったんは怪人のほうを全的に
選びます。いいかげんなものです。
いま、これを書きながら、これまでとはちがうストーリィの読み解き
方に思い至りました。クリスティーヌというのは、どうしようもない、
わけのわからない女です。彼女のいきなりのキスを浴びながら、怪人は
「だめだ、この女は」と思ったに違いない。その手の指が震えていたの
は喜びで震えていたわけじゃない。不実な、こんな他愛もない女に身を
削って関わってきたわが身の愚かさに、ハッと気づく。だから熨斗(の
し)をつけてこの女をラウル子爵に渡したのだ。そうに違いない。
菟名日乙女のこまやかな情と、クリスティーヌのすっぽんぽんのアタ
マと…。やはり、日本女性のこころのほうが美しいですね。それに、こ
とばということに関しては、ミュージカルでは二の次、三の次になりま
すのでね、ほんとうの美しいことばにふれようと思ったら、やはり日本
古典文学でしょう。お能であり狂言であり文楽でしょう。
あれっ、話がだいぶちがうところへきてしまいましたかね。
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Re:Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2005年12月06日 23時52分)
ドロシーさん 【その1】
>「オペラ座の怪人」は、映画では何度か見たことがありますが、ミュ
ージカルでは見たことがありません。ぜひ見て見たい演目です。
そうですよ、罪つくりなことをさんざんやってきたドロシーさん、
(反省していますか!) ついに愛の思いの届かなかったあまたの男たち
の無念な思いを知ってもらうには、ぜひこれを観てもらわないと。
醜男の、不器用な、命をけずるひたむきな恋、わたしなんぞは身につま
されます。
>ミュージカルでなく、お能の舞台、
“秘すれば花”のお能と、劇団四季の派手なミュージカルを結びつける
にはちょっと無理がありますよね。場面転換の迅さひとつをとっても、
行って来るほど、いや、宇宙の果てと地底400マイルほどにも違います。
とはいえ、こういうものを文藝感覚で捉えるのがわたし流の鑑賞の仕
方。とりわけ、ことば。生きた美しいことばかどうか。歌や踊りの華美
さにはごまかされません。
じつは11月25日でしたから、ハワイから帰ってきた翌日、さすがに無
理だろうと思い、諦めたのですが、渋谷の観世能楽堂で『求塚』が演じ
られました。この『求塚』のシチュエーションと「オペラ座の怪人」は
ちょっと似ているのかな、と思うところがあるのですよ。(こじつけかな
あ…)女の美しさゆえに破滅していく男たち、という点でも。
『求塚』のほうは、菟名日乙女(うないおとめ)という美しい娘に、ふ
たりの男が同時に求婚します。どちらとも決めかねているとき、思いつ
いて、弓矢で勝負を競わせようと謀ります。川に仲良く遊ぶオシドリの
つがいを指さして、あれを見事に射抜いたほうにこの身をあずけましょ
う、と約束する。ところが、両者の放った矢はともにオシドリのからだ
を射抜きます。さあ、どうする。 【つづく】
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Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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サンサンさん (2005年12月06日 22時44分)
良かったですね。
がのさんと共通の話題というか感動があると思うと、嬉しいです。
なんだか、がのさんの感動がよく伝わるだけに、思わず自分の感動を思
いだしてしまいました。
私はどちらかというとニューヨークでみた「オペラ座の怪人」の方が印
象が強すぎて、イギリスも四季もその次くらいの感動だったのですけれ
どね。
映画は、やはり舞台には負けますね。
まぁ、映画なりの面白さもあるにはあるのですが、やはり臨場感という
点では生の人間が手の届く目の前に舞台にいるわけですし、肉声ですか
らね。
伝わり方が違う。
いい息子さんですね。
もちろん奥様とご一緒にご覧になったのですよね。
良かったですねぇ。
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Re:★醜男が寄せる一途な恋、至純な愛、「オペラ座の怪人」(12月05日) [ 関連の日記 ]
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dorothyさん (2005年12月06日 18時13分)
「オペラ座の怪人」は、映画では何度か
見たことがありますが、ミュージカルでは
見たことがありません。
ぜひ見て見たい演目です。
「四季」に対するがのさんの気持ち、なるほどな、
と読みました。「四季」の舞台も一度も見たことが
ないけれど、ミュージカルなら四季のを見たいです。
・・・がのさんの気持ちもわかるけれど・・・。
ありゃりゃ、これじゃはじめに戻ってしまった。
ミュージカルでなく、お能の舞台、こちらでは
どこも企画がなくて、ちょっと残念。
・・・体調が戻ってよかったですね。
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