Re:Re:Re:Re:★空白がつくりだす美しさを、日々の生き方に(01月20日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年02月02日 00時30分)
サンサンさん
読み始めています。もう、最初のところを読んだだけでも心が静かにな
っていく感じがします。無理をしていない、自分の魂の声を聞きながら
生きている方なんだなぁと感じました。
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ありがとうございます。どうぞ、焦らず、ナナメ読みにせず、ゆっく
りお読みください。わたしのこの町でも、過日の読書会を機にちょっと
したリンドバーグ夫人ブームになっているのですよ。デパートに入って
いる大型書店が派手なPOPを掲げたり…。
それにつけても、テューターの方がたにはぜひ読んでいただきたい一
冊ですね。子どもの純朴さ、真率さを愛するテューターに投げかけてい
るメッセージのようにも読めるからです。もし子どものまっすぐな心を
スポイルするものがあれば、全身をもって立ちはだかり、それを守りぬ
かねばなりません。幼いこころに託すべき大事なものを届けつづけ、純
朴さ、真率さをより強く逞しく育てあげるのがテューターの立場でしょ
う。そのためには、こちら側のこころの奥に湧き立つ透きとおった泉を
片時たりと涸らすことがあってはなりませんですよね。たえず自分のこ
ころの底をのぞいているのが肝要だというのは、その謂いですね。もち
ろんそんな人はいないと思いますが、一行二行の英語が言えた、言えな
かったに一喜一憂しているのは教育じゃありません。子どもからしなや
かな想像力をひきだすことのできる金色の奇跡の糸の先端が、このへん
に出ているような…。
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Re:Re:Re:★空白がつくりだす美しさを、日々の生き方に(01月20日) [ 関連の日記 ]
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サンサンさん (2006年02月01日 14時02分)
がのさん
ちょっとだけ読み始めています。
もう、最初のところを読んだだけでも心が静かになっていく感じがしま
す。
無理をしていない、自分の魂の声を聞きながら生きている方なんだなぁ
と感じました。
がのさん、ありがとです。
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Re:Re:★空白がつくりだす美しさを、日々の生き方に(01月20日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年02月01日 11時05分)
サンサンさん 【その2】
ひとの生き方に規矩(特別な尺度)はありませんので、わたしごときが
とやかくいうことではないのかも知れませんが、自分のシンを見つめる
ことが、恥も外聞もない、私利私欲の方向へその人を引っ張ったとすれ
ば、それは安っぽい知恵が生んだウソっぱちで、そこにこそ心の偽装が
あると言わねばならないでしょう。
深いこころの底から湧き出す水晶のような輝きをもつ泉、その清さ尊
さ無垢さを信じたいものです。
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Re:Re:★空白がつくりだす美しさを、日々の生き方に(01月20日) [ 関連の日記 ]
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がのさん (2006年02月01日 11時03分)
サンサンさん 【その1】
>「海からの贈物」アマゾンから取り寄せて、昨日届きました。これか
ら読みたいと思っています。
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あ、サンサンさん、これを読んでくださいますか。
ひと一倍忙しいひとですが、どうやら今年から組織運営の第一線から
解放される由。少しは肩が軽くなり、落ち着けるかも知れませんね。
どうぞ、ゆっくり、無理をなさらず、よく噛み噛みしてお読みくださる
こと、願っております。サンサンさんの場合、影響力が大きいですか
ら、リンドバーグ夫人のあの思考風土をしっかり体してくださった場
合、それが香り高い風になって周囲に広がることが期待されます。
この「海からの贈物」、あるいは「日本紀行」、またその前に書かせ
てもらった華道をめぐる話を通じて、自分のなかのシンを見つめよう、
心の奥に湧く泉の清さを愛そうじゃないか、どんなことも一つひとつご
まかしなく…、というようなことを、わが身もわきまえず無遠慮に言っ
てきたように思います。それがどうでしょう、いまわたしたちの周囲で
起こっていることに照らすと、ドンピシャ! でしょう、…とわたしは
思うのですが。だって、このところ聞こえるニュースは、「ごまかし」
ばっかり、「たばかり」ばっかりじゃないですか。安易な効率のみを追
った私利私欲に発するごまかし。
マンション、ホテル建設の耐震強度をめぐる一連の偽装と責任のなす
りつけ合い、
ライブドアの小市民の小さな夢をあざむくセンセーショナルな欺瞞、
防衛施設庁の、天下りにからむ根深い談合、
米国産牛肉の輸入で発覚した、あちらとこちらの不誠実なたばかり、
ビジネスホテルでは、確認許可のおりたあと、それっ、待ってまし
た、とばかりの違法承知の改造工事、
まだまだ広がる老人を狙った振り込め詐欺、などなど。
卑近には、E-Mailを開けるとたんにドッと入ってくる、恥知らずの迷
惑メールの数かず。【つづく】
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Re:★空白がつくりだす美しさを、日々の生き方に(01月20日) [ 関連の日記 ]
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サンサンさん (2006年02月01日 08時51分)
「海からの贈物」
アマゾンから取り寄せて、昨日届きました。
これから読みたいと思っています。
ワクワク。
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Re:Re:Re:Re:Re:Re:リンドバーグ
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がのさん (2006年01月31日 22時04分)
ドロシーさん
辞書を引くときに、その項目にたどり着くまでに目にしたもので、知識
が膨らんだり、自分の興味をそそったり…。古典の辞書などは、その語
句を調べるはずが、いろいろな言葉や用例、有名な歌などに触れている
うちにいつの間にか時間が過ぎてしまったことが何度もありました。
★…そうそう。日本の古典文学を読んでいて、なかなか先へ進まないの
は、それなんですよね。わたしは、高校時代から使ってきた古語辞典を
含めて大小四つの古語辞典をもっています。かならずしもその全部を使
うということではありませんが、これで調べだすと、あちらへ、こちら
へと広がり、それは王朝時代の雅びの世界であったり、わび・さびとい
った日本の伝統美の世界へのいざないであったりで、奥へ奥へと闇の路
を踏み分けて進むことになり、無我夢中の興奮状態に陥り、ついにはそ
もそも何を調べようとしていたのかわからなくなってしまうほど。これ
はほんとうにおもしろい遊びです。電子辞書でピッポッパッと簡便につ
かむ語意とは味において格段の違いで、こんなおもしろいことを知らな
い人がいたら、もったいないなあ、と思いますねぇ。
「星の王子様」もさることながら、「キャッチャー・イン・ザ・ライ」
も読みたいです。
★…サリンジャーですか。白水社版の「ライ麦畑でつかまえて」は大学
時代に読みしまたが、あのころはなぜか反発を感じていい印象はなかっ
たですね。すっかり忘れてしまいましたが、やけに潔癖で、反社会的な
少年が主人公だったでしょうか。ちょっと自分を鏡に写したような感じ
があって、愉快じゃなかったような…。そうか、今度読み直してみよう
かな。それに、読書会に「ナイン・ストーリーズ」からどれかを選ん
で、メンバーに読ませてみようかな、今年の後期のプログラムに入れ
て。
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Re:Re:紅屋の娘
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がのさん (2006年01月31日 15時46分)
ちこらんたんさん、ドロシーさん
「紅屋の娘・・・」のお話、ありがとうございました。
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え~、やっぱりわたしの記憶違いかな~。わたしの口から飛び出すのは
浪花花街糸屋のむすめ
姉は十八 いもとは十五
と、紅屋さんじゃなくて糸屋さんなのよね。ま、俗謡ですから、いろん
なところでいろんなふうに歌われていたのでしょうが、これを起承転結
の説明に利用するというのは、だれのアイディアか知りませんが、なか
なかの明察ですね。それにしても、少しボケてきたので、わたしのアタ
マのなかで竹久夢二のうたに登場する「糸ちゃん」とごっちゃになって
いるのかなあ。知りませんか、こんなうた。
ももくり三年 夏いくさ
村のお糸は きりょうよし
関東武士に みそめられ …
なんていうのですが。そうだ、そうだ、ちこたんには宿題があったよ
ね、「ちんから峠」の英訳。どうもサボっているようだから、もうひと
つおまけの宿題。上につづくのはこんなことばです。(多少のまちがいは
ご勘弁を)
あやのたずなを もろうたが
帯にまわせば 短いし
たすきにするにゃ 長すぎる
ウマにやろうか い~やいや
ウシにやろうか い~やいや
奈良のお寺の 鐘の緒に
あげるとちゅうで 日がくれた
右は菜の花 すみれ草
左はサクラ モモ やなぎ
原にかかれば きつね雨
しょぼり しょぼりと降るなかを
たんすに ながもち はさみ箱
なかで目立つは 白ギツネ
白むく 緋むく 三つ重ね
三国一の花嫁ご
どこへゆきゃると 聞いたらば
嵯峨へは一里 京へ二里
親の許しは ないけれど
むすめざかりは 花じゃもの
むこうのお山へ 嫁にいく
起承転結には遠い滅茶苦茶ですが、ね、この糸さん、なかなか飛んでる
娘でしょ。サイケデリックというか。はい、英訳、英訳!
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Re:Re:Re:Re:Re:リンドバーグ
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dorothyさん (2006年01月31日 09時35分)
がのさん
>たとえばひとつの語を辞書で引いたときに見えてくるさま
ざまな情報は、電子辞書にはない。そこにはごく限られた情報しかな
く、ここから人間の想像力、そして創造力は生まれないし、育つはずが
ない。ものごとを便利にすること、合理化することは、何かを捨てるこ
とに他ならず(会社の合理化とは、人員削減のリストラと同義)、その捨
象した部分にいちばん大事なものがある場合が多い。便利さ、簡便さだ
けで本当のもの、本当の美しいものを知らないマニュアル人間で終わっ
てはつまらない、…サン=テグジュペリもリンドバーグ夫人も、そのこと
をわれわれに伝えたがっているように思えます。目に見えないからとい
って醜い我欲に走り偽装を働いた最低なのもいましたが、これは話は
別。
確かに。
辞書を引くときに、その項目にたどり着くまでに
目にしたもので、知識が膨らんだり、自分の興味を
そそったり・・・。
古典の辞書などは、その語句を調べるはずが、
いろいろな言葉や用例、有名な歌などに触れている
うちにいつの間にか時間が過ぎてしまったことが
なんどもありました。
「星の王子様」もさることながら、「キャッチャー・
イン・ザ・ライ」も読みたいです。
読みたい本が多くて、その上、仕事上で学ばなければ
ならない専門書も多く、最近老眼が始まったせい
で読書が捗らない。
細かい字でびっしり書かれた辞書を飽きもせずに
眺め、時刻表を地図を見ては、まだ見ぬ土地に思いを
馳せていた学生時代(暇はあってもお金がなかった)、
懐かしいです。
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Re:Re:Re:Re:リンドバーグ
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がのさん (2006年01月30日 22時38分)
ドロシーさん
>「星の王子様」新訳は、近々読む予定です。一輪のバラに振り回され
疲れてしまう王子様。出発のときに、ガラスケースをはずして、と今ま
での我儘を反省した気配のバラ。
⇒いや~、どうでしょうか。星の王子さまは辛抱強いタイプではありま
せんので、1か月と経たず、またあの小さい星から蒸発するんじゃない
かな~。きれいだけどさほどの特性があるわけでもない、気難しい虚栄
の女は彼のタイプじゃないし、またふらりと蒸発してついに宇宙の塵
に…。「あ~あ、人情、紙風船よ!」なんてこぼしながら。
つい一昨日、書店をのぞきましたら、まあまあ、そろった、そろっ
た! 内藤濯訳の岩波が新装版を幾種類も出しているほか、きれいな新
訳本が5種類。それぞれを読み比べてみる趣味はわたしにはありません
が、倉橋由美子と池澤夏樹のものくらいはちょっと読んでみたい誘惑を
感じます。今はちょっと手を出しにくい事情にありますが…。
本当のことは、目に見えないんだよ。
⇒本当のものは目に見えない! ……そう思いますねぇ。インターネッ
ト万能のようにいう人もあり、これにより情報量が格段に増えたといわ
れることもありますが、それはまったくウソっぱち。人間が横着になっ
ただけのこと(汗をかいたり手にマメをつくるのを嫌う薄っぺら男が逮捕
されたねぇ)。たとえばひとつの語を辞書で引いたときに見えてくるさま
ざまな情報は、電子辞書にはない。そこにはごく限られた情報しかな
く、ここから人間の想像力、そして創造力は生まれないし、育つはずが
ない。ものごとを便利にすること、合理化することは、何かを捨てるこ
とに他ならず(会社の合理化とは、人員削減のリストラと同義)、その捨
象した部分にいちばん大事なものがある場合が多い。便利さ、簡便さだ
けで本当のもの、本当の美しいものを知らないマニュアル人間で終わっ
てはつまらない、…サン=テグジュペリもリンドバーグ夫人も、そのこと
をわれわれに伝えたがっているように思えます。目に見えないからとい
って醜い我欲に走り偽装を働いた最低なのもいましたが、これは話は
別。
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Re:Re:Re:リンドバーグ
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dorothyさん (2006年01月30日 18時45分)
本日、冊子が届きました。
ゆっくり読ませていただきました。
ありがとうございます。
「星の王子様」新訳は、近々
読む予定です。一輪のバラに
振り回され疲れてしまう王子様。
出発のときに、ガラスケースを
はずして、と今までの我儘を
反省した気配のバラ。
気難しいけれど、自分がいなければ
やっていけない、と気難しいバラの
元に戻る王子様。
本当のことは、目に見えないんだよ。
蛇に飲まれた象なのか帽子なのか。
箱に入った羊が見えるのか・・・。
ジイドとサンテグジュペリに親交が
あったとは知りませんでした。
ジイドの「田園交響楽」は、中学生のとき
読み、その後大学時代に読み返しました。
清々しくも重い、感想を持ったものです。
冊子、ありがとうございました。
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