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2021/12/25かせだま日記 二代 山本邦山 邦山会演奏会 |
12月25日 (土) |
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★★★山本邦山 都山流尺八 邦山会演奏会 感想★★★
大学時代の友人の尺八演奏家・音楽家の 二代 山本邦山さんの
演奏会を見てきました。
::::::::::::::
2021クリスマスイブに滝にうたれたような感動の演奏会でした。
邦山会のみなさま ありがとうございました。
プログラム順感想
★「松風」★
あこがれの萩岡松韻先生の生演奏が
クリスマスイブに聞けるとは!
感激でした。渋いし、山田流のすとんと落ちるような奏法と格調たかい響き、ほんとにしびれました。
舛田路山さんの尺八は、指や雰囲気が二代邦山さんの芸風を
なぜかおもわせる独特の音色をもつすばらしい演奏。
いきなり大曲ではじまり
★「風雅 Ⅰ」初代山本邦山先生 作曲★
息もしないで聞いてしまいました。
筝 山本啓代さん 三絃 山本修也さん
・・・・というのも、お筝の方があまりにも山本邦山さんのお母様(故人)に
にて素敵だったもので。
お三絃の山本修也さんは、もう三味線と一体化していて
一音一音が珠のようでした。
この方のソロライブも見てみたいなと思いました。
尺八の安島遥山さんは、高音もすごくきれいな奏者でした。
われらが二代 山本邦山さん作曲の
★「五人の尺八のための陰陽句」★
とても自由な曲想で、初代山本邦山さんの葬儀の際に、
献奏された曲なのだそうです。
肺活量がすごいんなろうな、と思うような
舞台下手(しもて)から 鬼うまい 侍っぽくてうまい 高貴でうまい 息がていねいでうまい 高音も美しい印象でうまいの順の尺八でした。
いくらでも聞いていたい感じの演奏。
後半
★「筒井筒」~日本の四季~★
のっけから???異空間にまよいこんだような幽玄な世界。
この演目、ぜひたくさんの皆様と味わいたかったです。
ギター・和琴(わごと)の高谷秀司さん なんかも高安の女も
おぶってどこかに連れ去るくらいのインパクトのあるパフォーマンスで
すさまじく鋭いオーラでした。
ピアノの小川紗綾佳さんが「伊勢物語」からのシャウトしてて
会場もクラップ!クラップ!
会場も拍手してて
(会場のお客様のノリの良さにもびっくり)
石笛ってすごいんですね。SLもびっくりのなんともいえない
響きなんです。
そこに二代山本邦山さんの尺八がさらに更なるエネルギーを
注いで、ほんと何年か友人と語れるくらい!!
でも二代さん本人を知ってる人なら、きっと
ああ、やっぱりすごいエネルギーをもってるんだねって
見て聞いてすぐ びっくりして、しばらく放心状態でした。
からの三曲協会から依嘱された
★「筒井筒」二代山本邦山さん作曲★
10月2日に三曲協会の演奏会で初演されたそうです。
そして急なこちらの演奏会への出演依頼に
なんと !まったく10/2と同じ演奏者全員が万障繰り合わせてくださっての演奏。
神タイミングです。
心の底から感激し、この演奏は、ほんとに邦山会からのクリスマス・プレゼントだなって思いました。
メインボーカルは、
お三絃の女子三名 長塚梨秋さん、吉永真奈さん、渡辺明子さんで、十七絃も2面はいり、
なにしろ歌ってみたくなるような「筒井筒」の和歌を
メロディにしてあり、歌がうますぎて即、惚れました。
それぞれに華をもたせる三曲(筝尺八三味線の合奏のこと)を作曲できるなんて
神業ですね。
追記:2022/1月号「邦楽ジャーナル」の表紙の野坂恵璃(えり)さん
若いけど風格がある…も 筝・歌でご参加されてました。
追記:今年のマイブーム「伊勢物語」&平安文学だったので
シンクロ的に楽しめました。
すごすぎでした。
★初演「尺八四重奏 第壱番」★
尺八も4パートあると音の重なりも楽しめるし、
とにかく子どももまねしたくなるようなフレーズが随所にあって
宇宙っぽくて森林にいるような気にもさせてくれる。
とてもいい演奏で初演がきけました。
★谷垣内和子先生が幕間にすばらしくくわしい解説をしてくださり
「筒井筒」のことだけでなく都山流というのは、作曲する流派なんだということも
あらためて認識させてもらいました。
演奏者の方の紹介などもおりこんで
ずっとお話を聞いていたかったです。
追記:「邦楽ジャーナル」を見てると、演奏とお話というスタイルは
定番のようなのですが
私ははじめてで、すごく良い進行スタイルだなと思いました。
:::::::::::::::
次の機会には 大学時代の友人も もっと集まって
邦山会のこういった熱量のある活動を
よろこびながら聞きたいなって思いました。
ありがとうございました。
(小学生時代・山田流→日本女子大筝曲研究会
生田流宮城派 かせだま )
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