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年寄りとロボット |
12月16日 (水) |
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娘からロボット掃除機が送られてきた。
説明書を読んで早速働いてもらう。
まずはホームベースを設置して充電する。
手始めに障害物のない和室、座敷にもっていって、掃除開始ボタンを押す。
チャラチャララン(はい、始めます)と言って動き出す。
私が掃除するときは畳の目に沿って隅から順々に仕上げていくが、ルンバはめちゃくちゃ動く。段差2センチぐらいなら乗り越えてしまうし、廊下に出られるとややこしくなってしまうので、ふすまを閉めて、まず一部屋を仕上げてもらう。15分くらい動いたらチャラン(終わった)と言って止まった。
つぎは、リビング。障害物が多いと、それだけやり残しが多いから、椅子などを別の場所に移動させて、ルンバに頼んだ。隅の方をピッピ、ピッピと刷毛を動かして埃を吸い込んでくれる。
どのようにセンサーが働くのだろうか。
もう少しまっすぐ行くのかと思いきや、斜めに走り出す。もうそこはさっきやったよ、と思ってもまた丁寧にやっている。テーブルの脚にぶつかるとその周りをぐるぐる回って刷毛を動かしきれいにする。確かに賢い。私は文句を言わずに、椅子に座って初めてだからずっと眺めていた。
センサーが終わったと判断したのだろう。チャランと、止まった。
掃除機ではきれいにできなかったベッドの下もきれいになった。
ルンバが下にもぐれるように、あらかじめベッドの脚を調節しておいたので、何回も下にもぐって時間をかけてきれいにしていた。
センサーが汚れのひどいところは何回もきれいになるまでやるみたいだ。
ソファの下もテーブルの脚の周りもあちこち行ったり来たり、動いて動いてチャラン、チャラチャラチャーンと、音がしたのに気が付くと、一人でドック入り、ホームベースに戻っていた。センサーの働きはすごい。
掃除機をかける動作よりも、椅子を動かす行為のほうが、私の腰にはいいようだ。老人の体をいたわってくれるロボット君。 私は、君を監督するだけで、楽をさせてもらいます。
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