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ニコルさん いつもありがとうございます |
04月05日 (日) |
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ラボ関係者で、C.W.ニコルさんの恩恵を受けていない人は
あまりいないでしょうね。
なぜかって?
まず私がラボっ子時代から人気だった
ラボ・ライブラリー「すてきなワフ家」
そして冒険とユーモアのつまった「TANUKI」なども
絵本とともに大好きな作品など長いこと親しまれていた作家であり、
人物だったからです。
ソングバード2の「オーロラ」や「あ・はうりく」
フォークソング、私がニコルさん作品で一番大好きな「日時計」
数えたらきりがないくらいニコルさんの作品、
そして英語にあふれて……。
CDを聞いて多くの何度も覚えた英語は、ニコルさんの英語の文章が
いっぱいなんですよね。
ラボ発足40周年の「はだかのダルシン」が発刊される頃から
ニコルさんがラボに講演などで
お顔を見せてくださるようになり
長野・黒姫山の「アファンの森」とラボランドの近さもあり
最近では、ラボっ子に直接ご教示くださる機会も
ぐんと増えました。
この発足40周年の時に実現した「ことばと自然」2006年アートデイズ発行の本では、
ニコルさんと言語社会学者の鈴木孝夫先生と対談をなさっています。
私がどう生きていくべきなのか
指針となる教えがたくさんあり、
経済至上主義でなくということ。
ニコルさんの一徹さと、鈴木孝夫先生の視点の高さ
ともに森・野鳥・きのこ動物といった自然を愛するお二人ならではのことばが
心に響いてきます。
虫や鳥の話では、とんでもなく盛り上がったのでしょう。
また鈴木先生が「TANUKI」の滑稽さをとても気に入られて
ニコルさんも喜んでいらっしゃった様子ですね。
「TANUKI」も「すてきなワフ家」使える英語をたくさん、音の面白い表現をと心をくだいてくださって、おかげで豊かにラボは進んでこれました。
日本語についての鈴木先生ならではのこだわりと
日本人であろうとするニコルさんに
鈴木先生の優しさと思える内容になっています。
イギリス、アメリカ、カナダなどに住んでいらっしゃった鈴木先生と
ニコルさんは、魂レベルで共感されたことでしょう。
あとがきを読むと、前ラボ会長さんのご尽力
大きいですね。ありがとうございます
「アファンの森」の池から、弥生時代の土器が出たっていうのには
ほんとに驚きました。縄文時代の遺跡は多いのに。
さすが長野!!
とにかく話題と博識なお二人の対談で学ぶことが多いですね。
「誇り高き日本人でいたい」2004年初版 アートデイズ発行では、
ニコルさんご自身がラボとの出会い、
故・谷川雁さんとの濃くて深い付き合いも
語られています。
また本の中で、「アファンの森」に託す思いを
「私の死後も森は生き続けてくれる」と述べています。
まだ、ニコルさんがなくなったのはまだ受入れられませんが、
ニコルさんの小説、作品、歌声、そしてラボCDライブラリーの数々も
生き続けてくれます。
ワフ家のやんちゃなヘンリーやおしゃまなアンは
(王室のお名前だったり英雄のお名前だったりで呼び捨てにするのもなんですが、)、
生き生きと命をもってラボっ子と活動しているし、
TANUKIだって、今も柿の木の下でうろうろしているように思われます。
ニコルさんの世界は、今も生き生きとしていますから。
個人的なお付き合いはありませんが、作品や心では
何度もお付き合いさせていただいたことに感謝
僭越ながら
はるか埼玉より ご冥福をお祈り申し上げます。
テューター かせだま
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かつどんさん (2020年04月06日 08時31分)
ラボライブラリーを通して、ニコルさんから沢山のこといただきました。たぬきも、アンも、ヘンリーも、思い出しさえすれば、いつも友達でそばにいてくれます。
私にとって極めつけは『妖精のめうし』。あのライブラリーは無性に私をウェールズへと導きました。ニコルさんが伝えたかったことを肌で感じることができたのもよい思い出です。ラボテューターでよかった!ですね。
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