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ラボを考える |
11月29日 (水) |
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今度の3日の日に文化庁 文化芸術派遣事業による演劇ワークショップを開催する予定です。
東日本大震災の復興支援活動でもあり、震災後ずっと続いてきた活動のようです。
5月、新聞に募集要項が載っていたのを発見し、小学校や中学校だけでなく部活動、子ども会・・・など何でもよいとのこと。
ダメ元でラボ榎森パーティで申込みをしてみたところ、申請が通りました。
希望したのは「ことばをつなごう 演劇表現ワークショップ」
来て下さるのは仙台市で主に活動している演劇企画集団の方々です。
子どもたちに表現の、ことばの面白さや楽しさを別の視点から感じて体験してほしいと
思ったのです。
日程などの打ち合わせに始まり、2週間前にはアーティストの方がラボの全クラスを見学に来られました。
最近の小学生クラス、ソングバードもふざけてしまったり、テーマ活動もやる気のない子がちらほら。しばらく頭を悩ませていたのですが、小学生クラスを見学されたアーティストの方から
「先生、大変ですね。怒らないんですね。」
ご自身はあらゆる場面で怒られて育ち、ある程度の統率なのではないかとの感想。
その日、私は落ち込みました。
テューターとしてこれから続けていく自信さえ無くしました。
自由であることがどこまでよいのか。
ラボは楽しく
ラボが居場所でもあってほしい、そう思うが
この混沌とした状態は
私の力量のなさなのかと。
どうにか気を取り直し翌日。夜の中高生3人のラボも見学されたのですが、
3人で楽しそうにトム・ティット・トットに
取り組む姿を見て、関心されてかえっていかれました。
先週、祝日のため幼児さん小学生はお休み。
私の頭の中で色々な思いが巡りました。
1つ思い立ったのは
「このままでよいのか、ラボって何なのか、を子どもたち自身に
考えさせよう」
ということでした。
時間をかけても、明日のパーティでは私から子どもたちに
しっかり話しをしてみようと思ったのです。
悩んだ私はパーティの準備をしながら
たまたま出てきた過去のテーマ活動研究を開いて読んでみました。
神奈川で少しだけお世話になったTテューターのことばがひっかかりました。高学年ラボっ子への対応についてです。
まず「ラボ活動をなぜやっているのか?」と、わかりやすく子どもに語る。自信の経験を語って、世界の国々を知るこ
との楽しさ、いろいろな人に出会うことのすばらしさを語り、いろいろな外国語、特に英語ができるとたくさんの国の人と話ができ、世界が広がることを語る。
ラボの3本柱の必要性と理解を深めてもらう。
和ではなく、積の活動をめざす。
テューターはトラブルとその原因をできるだけ早く発見し、子どもと真剣に語り合う。時にはきつく叱り、おだやかに活動できるグループづくりをめざす。
これを読んで、私はやっぱり明日のラボで子どもたちとしっかり向き合おう、自分の思いをしっかり伝えよう、その思いを強くしました。
外部の方が入ったことで落ち込んだものの、
自分を振り返る、パーティを見直す、とてもよい機会になりました。
真剣に向き合えば子どもたちもきっと理解してくれる、そう信じています。
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