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卒業するラボっ子に祝う会で伝えたかったことば |
03月15日 (日) |
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19年間と10年間つづけた子達の卒業。
ひとりは社会人、もう一人はアメリカの大学へ二年間の留学。
ふたりとも良く育ったことは、昨日の祝う会に多くの後輩や保護者が
参加してくれたことも物語っている。
でもきっと、二人は自分たちが手にした「人と関わるときに発揮する人間的魅力」や「自分の中から出てくることばのその子らしい健やかさ」がどこに由来しているのか意識できてないんだろうなあと、私は思っていました。
そこで、お祝いに私から贈る言葉では
、
まず、
自分の偏差値をあげよう、良いテストの点数をとろうという塾や、先生と一対一で英会話する教室に通っていたら、今のあなたたちはいただろうか?と逆説的にふりかえればすぐわかるかな、とか
アリスやロミジュリに取り組むとき、彼らが自分にひきつけてそのキャラクターを身近に考えていたこと
ラボには子どもに必要な達成すべき目標や、課題がたくさんあること(シニア 合宿 発表会 行事)
仲間がいたから、すすんでこれたこと
言わないとわかってないんであろうそれらを伝えようかな、と。
ところが、プログラム中の「二人の年表」コーナーでわかりました。
模造紙に年表をかき、ターニングポイント等、ふりかえったのですが
「わかっている!!!!」そこに感動。
二人の口から出てくるエピソードは、具体的で、かつ自分の気持ちが率直にあらわれていて、小学校低学年の子達もじーっと耳を傾けていました。
中学から入り、キャンプソングなんて人前でなんてやりたくなんかなかった、それをどう克服していったか
幼い時から、自分の個性はなかなか周囲に受け入れられないという感覚があり、自分に自信を持てなかったけれど、中一の合宿でキャンプファイヤー係を実直に誠実にやりとげたことがみんなの目にとまり、それを評価されたことが自信につながったこと
就活の二次か三次面接に、当時担当していたラボ企画をそのまま持っていったことが内定につながったかもということ
仲間がいたから成長できた、その他に、いつもいた仲間が留学でいなかったからこそ、そこは自分ががんばろうとして成長できたこと。
いないからこそ伸びる、そんな感覚もしっかりと持ったことを、私のほうこそ教わりました。
そして校舎があったわけでも、自分のふるさとのような土地名があるわけでもないけれど、Labo Ochi Partyという空間で確かに育ったもの、目にも見えない、でも人の中には確かにある、それを昨日共有することが出来ました。
これは学校でも地名でもないけど、みんなで作り保った場があったから。
4月からはロシア語もやるという大3の子が、「旅行で一番楽しいのは、その土地の人と話すこと」と言ってました。
これからも、人を信じ、自分と違う人と関わることに興味を持つ外向きな子をどんどん育てる場でありたいと思います。
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