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大学入試の英語をかえなければ、日本人の英語力があがらないというのも寂しい話 |
06月18日 (水) |
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政府は、グローバル人材を育てたい。
そのためには高校の英語の授業を全部英語で行う。
すると、英文法の補習授業をわざわざ朝日本語で行わなければならない。
A大学の副学長さんがいわく、「グローバル人材だから当然英語は必要になってくる」
そのために入試で一人ひとりの発音や内容を評価する必要があり、
ベネッセ営業の方が売り込みに行った、「コンピューターを使って解答を録音して、それを国内外のネイティブスピーカーが評価するシステム」をお買い上げになったらしい。
大事な入試。自分の英語の録音。それを海外のネイティブスピーカーがどこまで質を一定にして合否を決めてくれるのだろう。
そんなことするなら、いっそコンピューターに判断してもらってよと皮肉をいいたくなる。
もう一つの手段としては、トフルや英検の結果を大学に提出して合否に使うというもの。
これはこれで、英語に力をいれている新潟の高校の先生が危惧なさっている。自分のところの生徒は英語を聞き、話す力がある場合、不利なのは外部試験を受けに行く交通費や受験料、遠いので機会そのものも不利。
大学入試の英語をかえなければ英語力があがらないという日本人の英語へのモチベーションがまずいと思う。
そこに語学習得のモチベーションを求めさせる時点で難しい。
第二に、本当に大学受験をする全国民が日本をグローバル化に対応させうる「英語力」を持たなければならないのか。
グローバル化に対応する英語力って、ちょっと入試の英会話ができたくらいじゃ無理でしょう。
英語力と人材は一致しないし。
気づいた方がいい。まず、人材育てが先。
多様性を受け入れられる大人になるよう、子どものころから育てる。
その中で、英語も怖がらず、それが使えれば人生より楽しいと知り、自主的に継続する環境を作る。
でも留学先から娘がいってくるのです。
「こんなにいい人間教育が出来ているのだから、英語教育をあきらめたらもったいない。」って。あきらめてないけど、上記の書き方だと人間教育重視で、英語は二の次に聞こえるんでしょうね。
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