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たのしい記憶 |
06月13日 (金) |
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昨日の中高大生のクラスでのこと。
シニアの準備のためにと新刊の中で以前から持っていた、Over In The Meadow の本を持って行った。
高校生のHちゃんがそれを見つけて、「かわいい本。見せて。あ、これ見たことある。ここのページ覚えてる。」と Owlのページ。あここもとミツバチのページ。
「だって、それ、あなたたちが幼稚園や小学生のころ読んであげたことあったと思うよ。私気に入っていたから。」と私。
「読んで、読んで。」と彼女たち。幼児教育にすすんで、読み聞かせの実習をひかえたKちゃんと一緒に身を乗り出してくる。
表紙・裏表紙・献辞のところも飛ばすなという彼女たち。「次は?次は?」と食いつきが今までにない様子。
最後のページでは「わー怖い~」と子供の心に戻ったような反応。
「夜かな~。」と。もう一回見せてと自分たちでも手にとる。
「これ素語りによさそう。」「歌もどんな感じ?歌って!」とリクエスト。
「なんか私も素語りしたくなった」とHちゃん。「あの、あれ、ピンクと黄色の本で、お母さんのプレゼンと探しに行くやつ。あれ、好きだったな。」
「あ~ Ask MR.Bear ね。」「難しいかな?」「そんなことないよ。同じ言葉の繰り返しだから~」
と珍しく彼女たちの前向きな姿勢に接することができて、嬉しかった。
彼女たちが入会して間もないころに読み聞かせした本、たぶん一回しか読まなかったのに、それを覚えているというのだから人間の記憶って不思議。たぶん1回でも楽しい心躍る記憶というのは残っているものなんだな~と改めて嬉しくなりました。ラボで絵本に対して楽しい経験のある子が先生になって幼稚園でもたくさん読み聞かせをしてくれたらいいな~と思います。たのしい経験がつながっていくな~。
また、私がこの本を読んだことで、「また、すがたりしたくなってきた」と言ってくれたこともとてもうれしかったです。しかも当時取り組んでいたテーマがすぐに浮かんできている、ということも驚きです。
ちょうど、今、彼女たちが小学生低学年の時に何度か触れたことのある、しかし発表までには至らなかった「海の楽隊」に取り組みはじめたところ。「なつかしい~」という気持ちが強くなっていたのかもしれません。
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