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パーティから3人が同時留学中のシーズンが来週終わります。アメリカ、ウィーン、チリ。 |
06月12日 (木) |
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来週、メイン州に一年高校留学しているYが帰国します。うちのパーティの小学生達の多くはその三ケ所を世界地図で指させます。(笑)
昨夏、出発してから時々報告を受けながら、日本で一緒にいるラボっ子以上に気になってすごしてきました。精神的にもしっかりした子なので、基本的なところで心配はしてなかったのですが、異文化、英語だけでの高校の授業の中で苦労がないわけはなく、前にパーティからはじめて一年留学に参加した娘の経験も重ねながら、心の中で、すべての経験を「よかったこと」に変える力を持ちますようにと祈っていました。
帰国を前にして、まだ自分の経験を振り返って整理するところまではいっていないと思います。でも日本の高校生だけなら、しなかったであろう経験、ホストファミリーは読書の時間を持っていたようで、彼女にもその習慣がついたこと等も含め、かけがえのない宝物をたくさん得たことは確か。
これからどんな道を歩こうかと考えるとき、他の同年齢の子たちの何倍ものアドバンテージがあるし、社会と自分の接点を考えるときにも役立つ経験です。
英語が出来ることは、英検に受かる、企業の就職に有利、道を聞かれて英語で答えられる、グローバル人材として日本の国力をあげる、そのどれでもなくていいと私は思います。
ラボメソッドでは、英語が話せるようになっていく過程が人として自分の中身の価値をあげることとイコールなので 英語が出来ることは、現代社会において、自分の人生をより豊かに生ききることにつながる。
英語の次はドイツ語、スペイン語とそれぞれ留学している大学生から伝わってくる雰囲気はまた、高校留学とは違うものがあります。
大学生は、ホストファミリーに限定されない分、友人関係にしてもとても自由。ウィーンにいる子は、治安もチリよりずっと良いので旅行も興味の赴くままにして、写真がアップされているのを見ますが、自分の知的好奇心を十分に満たしている感じです。
留学生にも様々なタイプがいるとは思いますが、日本にいるときからまじめで語学のことだけ考えるタイプより、ラボの子はいろいろな国の人と友達になることを楽しんで、留学生活をより充実させることが出来ていると感じます。
若い時に多様性を受け入れ楽しむ体験を積むことが、これから日本の国内にいても役立つ経験だと思うので、帰国後はぜい後輩たちにいろいろな場面で伝えてほしいなと思います。
そして留学を見送った中高大生たちも、留学中の子達のがんばりに対して自分たちもしっかりしようと、目に見えない力をもらっていたように思います。語学は、一人で机の前でまじめに反復練習という「勉強」では身に付ききれない不思議な学びだなあといろんな局面をパーティに迎えてあらためて感じます。
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