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パーティだより 12月 |
12月08日 (日) |
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15少年漂流記の発表は、この1年のメンバーの成長が感じられるとてもいい発表でした。とくに、小5~6年生が大きな役を引き受け、やり切ってくれたことをとても頼もしく感じました。テーマ活動では、全員が平等に責任を負っているわけではありません。年齢やラボ歴で負担は変わってきます。その負担を避けることも個々人の選択ですが、パーティのメンバーを見渡した時「これは私が引き受けることだ」と自分の力量と照らし合わせて覚悟を決め、取り組んでくれたこと、それこそが成長だと思います。他の子たちも、一人一人が確実にステップを上げて、今回のテーマ活動をやり切っていました。本当にうれしいです。
ラボのテーマ活動は優劣を競うものではありません。その時のそのパーティのメンバーでできる最良を、力を合わせて発表する。だから、新人パーティもベテランパーティも同じ土俵の上で発表をします。パーティの構成メンバーの人数や年齢層でまったく質の違う発表になりますが、それぞれの事情を考慮しながら成長を見合うのがラボの発表会です。だから、子どもたちは自分の持てる力を持ち寄って最良のものを作り上げようとします。とある実験で、小学生の2つのグループに同じ課題を課したそうです。一方のグループは「課題の結果だけでなく、個々人にも優劣をつけて評価します」とし、もう一方のグループには「課題の結果が全員の評価になります」としたそうです。一見、競争原理が働く前者の方がいい結果を出すように思えますが、実際は後者の方がよりよい結果を出したそうです。学校の成績にしてもスポーツにしても、子どもたちは競争の中で生きています。だからこそ、競争とは無縁のところで力を合わせることに喜びを感じてほしい、ラボはそんな場でありたいと思います。
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