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11月 パーティだより |
11月05日 (火) |
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冬のライブラリー・キャンペーンの時期になりました。
パーティの推奨ライブラリーの締め切りを数日後に控え、なにを推奨にしようか悩んでいた9月のある日、新聞記事でロジャー・パルバースさんが宮澤賢治作品の英語翻訳で翻訳賞を受賞された記事を見ました。
ラボ・ライブラリーにもなっている「雨ニモマケズ」などの翻訳です!
たしかに、「雨ニモマケズ」の英語訳は他のものも見たことがありますが、ライブラリーになっているパルバースさん訳の方がはるかにいいなと感じたことがあります。
私たち日本人が英語をつかうとき、母国語である日本語は切り離すことはできません。伝えたいことの根底には日本語で考えた思想があり、それをいかに相手の言語の感覚に近づけて伝えるかが意思疎通のもっとも重要な部分です。
直訳では伝わらないニュアンスを感覚的に使い分けられるセンスを身につけてほしい。優れた翻訳はそのセンスを磨いてくれます。
この機会にパーティのラボっ子に宮澤賢治という日本が誇る作家の作品に触れると同時に、素晴らしい翻訳にもであってほしいとの思いから、今回のパーティ推奨ライブラリーをSK27「セロ弾きのゴーシュ」に設定しました。
すでにお持ちの方もたくさんいらっしゃいますが、全世帯で所有してほしいと願っています。
そして、すでにお持ちの方はぜひ一度、英語にしっかりと耳を傾けて、このライブラリーをお聞きになってみてください。
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