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10月パーティだより |
10月06日 (日) |
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十五少年の取り組みが始まり、初めて完訳版の原作を読んでみました。ライブラリーには描かれていない少年たちのエピソードや数々の冒険を知り、すっかり物語のとりこになってしまいました。
それにしても、日本にはなんと数多くの「十五少年漂流記(二年間の休暇)」が発刊されていることでしょうか。完訳版はもちろん、子ども向けの簡易版、絵本、漫画、アニメ、ドラマとちょっと検索しただけでびっくりするほどの数が出てきます。私が読んだ完訳版は昨年発刊されたばかりのものでした。すでに多くの翻訳が出されているにもかかわらず、新たな翻訳版が出版されることが不思議に思えました。しかし、それだけこの物語が魅力的で、できるだけ現代の日本語で伝えたいと翻訳家に思わせるものがあるのでしょう。ちなみに、今手元には20年前に翻訳された版があります。さらさらっと眺めて気が付いたのですが、エバンスさんの肩書が「航海士」ではなく「操縦士」になっていました。おそらくこの20年の間で「航海士」という言葉が子どもにもわかるメジャーな言葉になったのでしょう。漫画“ONE PIECE”の影響かな?(笑)
このように日本語も日々変化しています。翻訳とは直訳ではなく、相手にわかる言葉に訳すこと。ラボっ子にはこの感覚を身につけてほしいと常々感じています。
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