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「グローバル人材の育成とは?」 |
12月02日 (日) |
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昨日、大学学科同窓会で、「グローバル人材の育成とは?」というシンポジウムが開かれ、卒業生で、世界で活躍する民間企業、NPO/NGO支援団体、国立教育研究所、サイエンスに特化した市立高校校長が、パネラーとなり、様々な視点から大学の教育と展望が語られました。総合的な内容から、あらためてラボの教育は、各界が求めている「グローバル人材+リーダーシップ」を育成していると実感できるものでした。後のレセプションで、偶然、名刺交換をした教授が、ラボの評議員だったこともあり、さらに確信をもてました。
恩師である大学理事長が、来年100周年事業の一環として、「大学の英語入試改革を行う」と断言。現在の大学受験英語が、現在の日本の学校英語教育へもたらす弊害を打破すべく、大きな一歩を出すと宣言してくれました。
同期の多くが英語科教師、大学教授になっており、ラボの英語教育を説明すると、とてもいいと賛同してくれました。今後は、少しずつ、日本の大学受験の英語が、リスニング、コミュニケーション力をはかれる内容へと移行していき、現在の学校英語とは別路線を歩くラボの英語教育が脚光をあびる日も近いのではないかと感じました。
かつて学生時代、出入りしていた国立教育研究所では、学生時代一番の親友が活躍しており、今回のパネラーとなっていました。文科省も、リーダーシップをとれるグローバル人材育成へ向けて、様々な試みをしようとしていることを知り、一ラボ・テュ-タ-ですが、子どもたちの将来をしっかり見据えて、教育にかかわっていかなければならないと気が引き締まる思いをしました。
今や「企業は、グローバル化によって、厳しい競争の中にあり、優秀な人材は外国人から採ればよい」という現実があります。大学生達は、もっと様々なフィールドで、主体的にプロジェクトに関わっていく経験が必要。たとえば、留学生交流会などを、もっと主体的に立ち上げることもできるのではないかと感じました。そのためには、高校生までにしっかりとしたコミュニケーション力と英語力(現在の受験英語とは別の力)をつける必要あり。
さらに、日本人としてのアイデンティティが、何よりも大切という話題にもなりました。何より日本語をまずしっかり学び、日本文化を知ること、そしてしっかり自信をもって発信できること。中学生達が、ラボの1ヶ月ホームスティへ向けて、日本文化を紹介する準備が、とてもいい機会になっていると感じました。中高大時代に、広い世界を見てくることは、異文化理解教育としても、本当に大切だという話題にも。
ある外資系製薬会社に勤める同窓生と話をしていたら、優秀だけれども、上司に叱られただけで、だめになってしまう子が多いと嘆いていました。これからの時代、先の時代が不確定だからこそ、「タフな精神力」を付けておくことが、最低限必要だと思うと話してくれました。ラボでは、縦割りの活動や、ホームスティ、交流活動、さらにシニア活動で、その精神力をつけていくことができます。
面白いと感じたのは、教育についても、子どもたちの方が先に敏感におかしいことを感じているということ。電子機器にしても、子どもたちの方が、その使い方、有効性を、大人よりも先に理解していて、大人の方が、ついていけていないという意見で一致した点でした。
今後、子どもたちのためにできること、すべきことは何かが、少し見えてきました。これからさらに気を引き締めて子どもたちに向き合いたいと感じました。
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