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子供たちに与えたい本とは? |
04月27日 (金) |
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支部のライブラリー研究員になって、2014年に発刊されるライブラリーにほしいものはどんなものか研究している。
同じような方多いでしょうね。
久しぶりに図書館にいって、いろいろな本を手にとって見ると、美しいわりに、心に響くものが少ないのに悲しい気もちがする。読み書かせが小さい子にいいということで、絵本に対する需要はあるのだろう。きっと親は図書館にきても迷ってしまうだろうなと思う。どんな本がいいのか?ということは親にとって、また読み聞かせをする人にとって、永遠の課題なのではないか?良いストーリーはまだ絵本になっていなかったり、分厚い昔話の本の中にうもれていることが多いからだ。
前に、出版されて25年以上たっていて版が重ねられているものがいい、ということはきいた。世に言うロングセラーだ。
ラボをやっていると、子供たちはラボライブラリーの絵本もあまり見ずに、耳から聞くことを楽しむことができるようになる。そういう子はおなかの中からラボっ子であるような第2子、第3子に多い。実にイメージが豊富で気持ちを感じることもうまい。そういう子が本当に心から満足するあたらしいライブラリーを是非世に送り出したいと思う。耳からきいて面白いものだ。
世の中の平均からすると、一人っ子が多く、親もきれいなもの分かりやすいい物にひかれ、大きな声で言う人になびいて行くのだろうが。
あえて抵抗して、質の良さにこだわりたいと思っている。
そんな中で出会った1冊の本「魔法使いのチョコレート・ケーキ」福音館文庫に引きつけられた。マーガレット・マーヒーというニュージーランド人の作者の短編集から、石井桃子さんが抜粋して一冊に訳しているものだ。順番も素晴らしい。どれも独立した短編だが続けて読むとその世界に入り込める。子供の時の夢と現実の境があやふやな感じを思い出せる。魔法を身近に感じることができる、真実を映し出したファンタジーだ。訳も素晴らしく、呼んでもらって、子供が集中できる気持ちよさと不安が両方あって子供の心をひきつけるだろう。
発表会がおわたら、クラスでよんで子供たちの反応を見てみようと思う。
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