|
 |
 |
 |
 |
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
御中ってなに? |
02月02日 (木) |
|
先月は沢山の郵便物を出した。書留速達を何通も。
案内書の中身はどこの学校もフクザツで、大事なところを拾い読み、 マーキングするだけでもかなりの時間を要した。
もちろん書類を書くのは本人。下書きをしなさいというのを聞かないで、 間違って訂正するときも、きちんとルールに則ってやることを知らない。 ひとつひとつに手順があることを初めて知る息子。
封書の宛名書きも然り。
行と書かれた印刷文字を、二重線で消して「御中」と横に書く。
「これ直さなかっただけで、入社試験ではじかれるって以前はあったよ」と私。 後日息子が言う。
学校から帰りに直接郵便局へ行こうとするとき、友達に「おまえなに封筒に訂正入れてんだよ?」と笑われたらしい。 みんなそんなの知らないよ。もう常識って言わないんじゃないの? そもそも、印刷文字になっているのに、へりくだる意味がわからない、というのが息子の意見。 なるほど、〇〇大なんて、最初から印刷文字が御中だし・・。これってなに・・・。
葉書や封書を送ることってめっきり減った。親世代もそうだから、子ども達が知らなくても当然か。 結婚式の招待状に返信するとき、同窓会の案内葉書に返信するとき、 様と直したり、御中と書き直したり、ご芳名のご芳を消したり、といった 日本人のへりくだる文化はもはや消えつつあるのか・・。 日本語も常識も変わる。若い子ども達世代の意見も聞き入れてやらなくちゃいけない、と言う夫の言葉に、 いろいろと考えさせられた今回の出来事だった。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|