✦「気持ち」「気分」を、絵にどう表現する? |
12月11日 (日) |
|
今年も小学生たちの作品展を見せてもらった。(12月10日)
このあと全校生徒の前でコメントしなければならず、気が重いのですが、
(その、重い気持ちを絵にすると、どうなるのかなあ)
いつもながら体育館の四つの壁面いっぱいに貼られた絵画作品と、
床におもしろい趣向でディスプレイされた立体ものは、
いずれもみずみずしい発想力と自由にあふれ、
観るものを圧倒してくれる、うならせてくれる、笑わせてくれる。
とても紹介できる数量ではないが、今回ちょっと気になったものをチョコっと。
形ある物体から離れた「気持ち」というもの、「気分」というものを
子どもたちならどう表現するのか、
自分のどんな気分を選び取って作品にするのか…、
そこには、うまい・へたはない。そんな点に興味を惹かれて
しばらくその作品群の前で足を止めた。
他を真似たようなものはひとつもない。飾りもないまったくの「個」そのままの作品。
その一部を。いずれも小学5年生の作品。(作者名は省略)
(高いところに展示されたものを撮っているため、画面がゆがんでいます。ご容赦を)
 
左上から右へ、そして下へ「ぽかぽかしたいい気持ち」「無茶苦茶な気分」「モヤモヤマンになった気分」「怒り爆発」「モヤモヤ大爆発」「涙の海にひたって」「やさしさの裏に怒りを秘めて」「ボヤボヤした気分」「雲の上にいるような気持ち」
|
|
Re:✦「気持ち」「気分」を、絵にどう表現する?(12月11日)
|
|
|
とんかつ姫さん (2011年12月11日 23時35分)
う~ん、絵については一番理解、感じ方の弱い私ですが、これは力あり
ますねぇ?
何より一般教育を受けていて、「お題」にこうやって応えられるのは素
晴らしいことじゃありませんか?
それにしてもがのさんはお忙しい中、いろいろな地域のお役をしていら
っしゃるのですねぇ?
素晴らしいです(●^o^●)。
|
|
Re:Re:「気持ち」「気分」を、絵にどう表現する?(12月11日)
|
|
|
がのさん (2011年12月12日 23時47分)
【その1】
とんかつ姫さん
>う~ん、絵については一番理解、感じ方の弱い私ですが、これは力あ
りますねぇ? 何より一般教育を受けていて、「お題」にこうやって応
えられるのは素晴らしいことじゃありませんか?
それにしてもがのさんはお忙しい中、いろいろな地域のお役をしていら
っしゃるのですねぇ?素晴らしいです(●^o^●)。
----------------------------
ありがとうございます。
気持ち、こころの中を微妙にゆれ動く感情を表現する、
という一点で、ラボのテーマ活動の課題といっしょですよね。
こちらはことばが主要なファクターになりますが。
100パーセントの自由を保証したところで描かれる(表現される)とき、
思いがけないものが生まれ、それをわたしたちは楽しませてもらうし、
子どもたちはそれをひとつの里程標にして成長を遂げていく……。
それを長い時間のなかでつぶさに見守る立場にあるテューターとは、
何という幸せな存在でしょうか。
事実、とんかつ姫さまのHPに最近UPされた、赤ちゃんを抱っこする姫さ
まのお顔、これ以上の幸せはない、というお顔じゃないですか。
で、作品展のほうですが、今年からは「賞」付けからは解放され、
気楽に見て回れたのですが、じつは、この、何でもいい、自分の「気持
ち」を
思うまま描いてみよう、といわれたとき、子どもたちが何を描くか、
いささか心配なものを感じていました。
つい先日、埼玉で起きた事件、高校生が小学生の女の子を追いかけ、
ナイフでめちゃくちゃに切りつけたというひどい事件がありましたね。
まさか、とは思いましたが、
「イライラして、誰でもいいから殺したい気分」なんてのがあったら
どうしよう、という心配。もちろん、それは杞憂にすぎず、
おおかたは何の苦労も悩みもなさそうな、幸せいっぱい、
ほんとにこれでいいの、といいたいくらい
のんびり、おだやかな気分をとらえたものでしたが。
【つづく】
|
|
Re:Re:「気持ち」「気分」を、絵にどう表現する?(12月11日)
|
|
|
がのさん (2011年12月13日 00時50分)
【その2】
地域活動のほうは、このところ、家庭の事情があって、
ほとんどの役職から降ろさせてもらっています。そうはいっても
何かにつけて引っ張り出されることが少なくなく、
学校のこと、福祉施設のこと、ボランティアのこと、地域行事のこと、
逃げきれずにいる部分が多々残っていまして…。
この20日、21日には、中学校のほうに缶詰になるようです。
この春に高校へ進学する生徒たちを対象に、高校進学模擬面接の
面接官をつとめる予定。3人ずつ3グループを構成して面接。
はじめての経験です。
面接といっても、わたしの場合、椅子の坐り方がどうの、
ことばづかいがどうの、ということには関心はなく、
ふだん大人とあまり口をきかないといわれるこの世代の子どもたちが、
いま何を考えているのか、どんな希望をもっているのか、
それを知るよい機会にもなろうかと、ちょっと楽しみで期待していま
す。
|
|