高校留学2001<LNPアメリカ留学体験記 川口奈菜恵その2> |
11月08日 (火) |
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9月4日 新学期 ずっと憧れていたその日、 8月に「早く学校に行きたい!」と言っていた私は 緊張と不安で胸が破裂しそうだった。 夏休み中から参加していた部活のお陰でひとりぼっちになることは無かったが、 今から何が起こるのかわからない。とりあえず、皆が体育館へと進むので私もついていく。 まず全員で国歌斉唱。3500人の生徒が大興奮の中、生徒がすべて司会進行する始業式。 ダンス部の人たちが綺麗に踊ったり、私の入っていたマーチングバンドが曲を演奏したり。 隣にいた人の声が聞こえない程みんな盛り上がっていた。 私の不安な気持ちもだんだんワクワクした気持ちに変わっていく。
初めての授業、アメリカ史の授業で初日から宿題が出た。 宿題が何なのかもわからず、隣の子に思いきって確認してみると、 教科書を数ページよみ、自分で調べ、プリント1枚と記述の問題2問に答えるだけだった。 でもその宿題を終わらせるのに3時間もかかってしまった。 私の隣になったカミと言う子は見た目とは違って本当に優しい子だった。 それからカミに半年間、色々な場面で助けてもらった。 先生も気をつかってくれて、席替えをしてもいつも私とカミは隣どおしにしてくれた。

(その3へ続く)
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