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帰国報告、それぞれの思い |
09月11日 (日) |
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地区の帰国報告会が、今年もこの9月の第二日曜に行われました。
この会は、毎年趣向をこらしてとてもよい内容になっています。
来年国際交流に参加する予定だ、となればいざ行って見ようとなるわけですが、 じつはこの会は、そうではなくても参加したらいいなと思うほど、 ほんとうに毎年いいお話が聞けるのです。
ホームステイ参加者をいくつかのグループにわけて、各グループごとに終わると その都度会場から質問を受けました。質問もいろいろとびだして、 中学生(高校生)たちがどんなふうに答えてくれるのか、わくわくしながら待ちました。 こうすることで、自分からは言い出さなかった、大変興味深い話がいくつも聞けるというわけなのです。 ここでも報告会の準備に関わった、国際交流経験者としての大学生たちの存在がいきています。 今年は震災の影響から受け入れも予定の半数?・・それでも地区ではたくさんの受け入れがありました。 ホストになった子の年齢も小学校低学年から高校生、とさまざま。 それぞれが大切な「気づき」をふだんの言葉で素直に伝えてくれました。 あるお父さんが、こどもを参加させた経験を語るなかで、とても印象にのこるお話をされました。 こどもたちのために、じぶんたち親がしてやれることは、まずやわらかい土(柔軟な考えをもった家庭)を用意してあげること。 そうすればそこにしっかりと根を張って育つことができる。 そして種まき=この夏の経験は、目に見えてこどもが変わるというのではなくとも、土の中では生きるための根っこが育っている。 それに見合うに十分な体験だ、というようなおはなしでした。
10年前に世界を震撼させた出来事があった9月11日。 また東日本大震災から半年が経った今日。誰もがそのことをこころに留め、 今年も無事に皆が笑顔で帰国できたよろこびをかみしめていたと思います。
私たちが週に一度集まるふだんのパーティが、間違いなくこの国際交流へとつながっていて、 国際交流はまた、その後のこどもたちの成長の糧となっている。 そのことを実感させてくれる今日の報告会でした。
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