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21世紀の万次郎を育てるには? |
09月09日 (金) |
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今週月曜に、神奈川の一日広場で北代淳二氏の講演を聞いた。ジョン万次郎のライブラリー制作資料集に、「万次郎の民主主義」を執筆されているので、テューターにはおなじみの方だろう。
前日の帰国報告会の後だったので、いいタイミングだったと思う。
万次郎の10年間の海外生活の中で彼が体得した民主主義は、オバマ大統領の演説の中にも引用された理念で、それは、グローバリズムが進む21世紀の今でこそ役に立つ理念である。という内容だったと思う。
北浜氏が講演の最後で、「どうしてホイットフィールド船長は万次郎をハワイからアメリカに連れて行こうと思ったか?」という問いに自分で答えてこう言ってくださった。「万次郎は自己表現力のある若者だった」と。
テーマ活動をしたら、万次郎は自分で、どうしたら楽か、仕事が要領よく済むか、いろいろ考える子供だった、とか、料理役として船に乗ったがいろんな仕事をこなす子供だった、とか、状況から言葉を推量する力があった、とか、勇気があったとか、よく働いたとか、いろんな彼の資質に気づきますね。
私は、船長か気に入った彼の資質は、彼の好奇心だけでなくきっと物事の本質を見抜く洞察力があり、世界中も荒くれ者が同乗して捕鯨という一攫千金の事業を率いていく力だったのではないか?その力があると見抜いたから、彼をアメリカに誘ったのではないだろうか、と思っていた。
北代氏のお話では、彼はその前に、自分が何が面白いと感じるか、不思議に思うのはなにか、何がほしいか、何を手に入れたいか、ということをありのままに嬉しそうに言える、表現できる若者だったということを教えてくださったと思う。(もちろん学ぶことも何に役立つかを知っていたから意欲的に吸収できたのだろうが。)
そして氏はまさにこれは国際交流、異文化交流のポイントだと言われた。そして、ラボではそういう若者を育てているのではないですか?と。ホントにその通りだと思う。今の子たちを見ていて耳の痛い話だった。
万次郎のような若者を育てたいと思う。そういう子なら、ホームステイもどんなに楽しく過ごせるだろう。ホストファミリーにも喜ばれるだろうかと思う。社会に出てもでも、有能な働き手になること間違いなしだ。しかし、指示待ち型が多い今の子供たちを万次郎のような子に育てることは何と難しいことか。でんな子も・・と考えるとすごく難しい。ゆっくりとでも時間をかければ何とかなるかな・・。
どうしたらいいか知恵を出し合いたいものだ。
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cookieさん (2011年09月21日 23時50分)
本当に、万次郎は、魅力たっぷりにライブラリーに描かれていますよ
ね。家族全員、大好きなライブラリーです。国際交流の結団式、壮行会
などの激励テーマ活動には本当にもってこいのライブラリーではないで
しょうか?
次男のKは先日の発表後、「次、何聴く?」と聞いたら、すぐ「ジョン
万!!」と。「蔵敷ではジョン万やりたいなあ。」と、4歳とは思えな
い発言。長男Aは、ジョン万が日本への帰国を決意し、船長に「恩返し
もしなくて申し訳ない」という手紙をかくところ(CD2のトラックナ
ンバー9だったかな?)を、ず~~っと飽きもせずリピートで聴いてい
るんです。CDについてちょっとしゃべっているくらい好きなようなん
です。
これほどまでに、大人も子供も引き付けるジョン万の魅力ってなんだろ
う、と私もずっと考えていました。
確かに、自己表現力かあ、、、すごくぴったりきますね。この一言に凝
縮されている感じです。そして、「ラボはこういう若者を育てようとし
ている」・・・。この言葉も重いですね。でも、交流会やキャンプで
は、部分的ではあっても、このように魅力的な、一瞬とても輝きをはな
つ若者がいますね。そういうものを見ることが出来た時に、やっぱりラ
ボで育つっていいなあ、と実感するのかもしれません。
子育ては、走り続けている時は中々色んなことが見えず、あとになって
反省したり、考えたり、色々です。でも、子供達が本当に心から楽しん
でジョン万のライブラリーを聴いていることが、今はとってもうれしい
です。
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