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大津由紀雄氏、教育講演会終わる |
08月31日 (水) |
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Summer is over for me this year.” 「ことしのなつもおわりだな」(うみがたずねてきたより)
夏の交流発表会、サマーキャンプ、天草合宿など夏休み恒例の行事も終わり、秋の風を感じるこの頃となってまいりました。この夏多くの新しい出会いがあり、子どもたちも一回り大きく成長したのではないかと思います。
さて、先日行われた「ラボ45周年記念教育講演会」にはたくさんの保護者の皆様のご参加、ありがとうございました。どうぞ、感想などを聞かせてください。講演に先立ち、夏活動の報告や子どもたちのナーサリーの発表、海外でのホームステイの報告、テーマ活動の発表など盛りだくさんで、長時間の会となりましたが、ラボにとってはどれも大切な皆様に是非聞いていただきたい事柄でした。特に講師の先生は専門が「言語」ということもあり、子どもたちの発表の言葉一つ一つに興味を持って見て下さいました。それぞれの報告は時間が限られていましたので、短時間にまとめて発表をするよう申し合わせてはおりましたが、中高大生のキャンプ報告は言いたいことがたくさんあったようです。大津先生は「一般的に今の中高大生は自分の言葉で時間内に言いたいことを言うことがなかなかできない。ラボの子どもたちはそれがちゃんとできているので素晴らしい。学校などでも決められた様式で決められた言葉は誰でもできるが、自分の気持ちを素直に言葉にする場がラボにはある。」といわれました。
先生の講演の内容を簡単に紹介しますと、「英語を話せることと使えることは違うということです。私たちは日本語(母語)は直感的に使い方をわかっているが、英語を使いこなすにはコミュニケーションにおいて、見えない推論とか思考と呼ばれる心の働きが重要な役割を果たしている。 会話の決まり文句だけを覚えてコミュニケーション力がついたと考えるのは全くの錯覚である。ラボではテーマ活動を通して『ことば』と『コミュニケーション』に対するきちんとした理解を育てている。これからはラボのすばらしさをしっかりと認識し、もっと日本語の性質に、ことばの性質に関心をもってほしい。一見ドンくさい活動を守り、進化させていくことこそが、ラボの社会的使命だと考えている。」
大津先生は言語教育者という立場から、ラボにエールを送ってくださっています。
これからもパーティ活動での子どもたちの「ことば」に耳を傾け、ひとりでも多くの方にラボ教育の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。
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