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夢の学校2011 |
08月08日 (月) |
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ラボのお母様の紹介で、渋谷で開かれた「夢の学校2011」の2日目プログラムに参加してきました!
集まったのは小学生から大学生、大人まで、多種多様。ホームルームから始まり、1時間目は「英語」。
「英語ってどうやって勉強するの?」というタイトルで、バイリンガルを目指す英語塾経営者の方のお話。
異年齢の子どもたち、さらに英語が好きな子、嫌いな子がいる中、どんなアプローチをするのかと興味津々でした。
「今、皆さんが話している日本語を、文法から習った人、手を挙げて~」。もちろん誰も手を挙げない。誰しもが、親が話しかける言葉を聞いて習得していったことに間違いはない。「ママよ」「ママですよ」と何度もたくさん聞くことで、この人は、「ママ」なんだと分かり、「ママ」と発音する。繰り返し聞くことがいかに大切か。
日本語という言語について、中学に入って、初めて文法を習って整理したように、次の順番がとても大切。
○「耳で聞く」→「文法」
×「文法」→「耳で聞く」
さらに「文法を考えながら、日本語を話している人?」に手を挙げる人はなく、耳で聴きながら言語を習得することがいかに大切かという分かりやすいお話でした。
新進気鋭の英語塾経営者が、ラボと同じアプローチをしていたことに、たいへん驚きました。
さらに、実践編では、絵本をCDから流れる音声を聞きながら見る。英語だけなので、ページをめくる時にはチャイムが鳴る。だいたいの内容を絵から把握できる分かりやすい絵本。次に、CDに合わせてシャドーイング(音に合わせて発音すること)。3回目は、体を動かしながら、登場人物になりきってシャドーイング。ここで大切なことは、「気持ちをこめて英語を語ること」がいかに大切かということだった。
この先生が推奨する「とっておきの英語学習法」が、全くラボと同じ考えでした。塾では、劇にまでは至っていないので、「気持ちをこめて語る」ことで、言語を習得しているのは、ラボの方が勝るかなと感じました。
ただその先、その方が勧めたのは、英英辞典を引くこと。
たしかに大学受験の時に、私も語彙を広げるために、英英辞典を引いていましたが、もっと初期の頃から引くこともいいかなぁと感じました。ということで、ラボルームに英英辞典をおくことに。
あらためて、ラボで英語を習得する道筋に間違いはないと確信できました。高学年になると、子どもたちが能動的に活動できるので、そこでさらに力がつくはずだと感じました。
2時間目は、東大教授による「人生」、わかりやすく哲学を、世界の震災支援への動きから、説いて下さいました。
3時間目は、政治経済。初めて
、無所属となった横粂勝仁氏のお話をききました。国会議員の魅力的な仕事と現実について。
4時間目は、書家、永田紗戀さんより、漢字との出会い、成り立ち、創造の授業でした。以前より、「書のワークショップ」でお世話になっている方でしたが、あらためて、お若いのに、ここまで自ら創造し、成し遂げた功績は偉大だと感じ入りました。
そして5時間目は、体育「空気が読める人ってどんな人」。カリスマ振付師の香瑠鼓さん。慎吾ママの「オッハー」など、数々のCMでも活躍されている方。この授業が、またラボと共通する点が多く、びっくり。
「空気の読み方は、コミュニケーション能力」ということで、音を手の動き、体全体で表現したり、人とぶつからないように早足で歩き、与えられたテーマを表現して止まる。
以前、この「人とぶるからないように歩く」研修を、三輪えりかさんご指導の元、受けたことを思い出しました。
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この日の結論として、ラボは、1時間目の「英語」と、多くの人との出会いから体験的に学ぶ2時間目の「人生」、ことばの創造から少しだけ4時間目の要素、そしてラボそのものの5時間目の授業を、合体させた総合的な教育の場であると、あらためて感じました。
帰りのホームルームで、今回の主催・企画者である清水章弘氏(現役東大、教育学研究科大学院生)より、こうした学校を全国に広めたいという意欲的なお話。余談ですが、大学生スタッフのノリが、ラボにそっくり!
ラボで大切にしている、一つの物語を通して縦割りで議論することを、清水さんご自身は、学力を高める上でも、いかに大切かを実感し、小さな子どもたちへの読み聞かせも大切にしています。
時間が許せば、今後、ラボの活動を客観的にみるためにも、こうした外部での教育活動の場に足を運ぶことが大切だと感じました。
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