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「十五少年漂流記」発表後のパーティ |
07月16日 (土) |
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いつもの片山Pならば発表会後の初のパーティでは、「やったー! 終わった!」「ハメをはずすゾ~!」といった雰囲気で、
子ども達はかなりのハイテンションのはず・・・私は覚悟してパーティに行きました。
ところが火曜グループ、水曜グループ共に今回はちょっと様子が違っていました。
「楽しかったぁ~。」「ちっとも緊張しなかったよ。」などと、嬉しそうに感想を言い合っています。
感想文も素直に書き始めました。
「セリフが言えてよかった、とか以外に、面白かったところやお話について考えたこと等も書いてね。」と私は付け加えました。
子どもたちはわりと長い文章を書いていました。
それからジュースで乾杯!お菓子を食べながら楽しく打ち上げをしました。
その様子から子どもたちは今回のテーマ活動で、心地よい達成感を感じたことがうかがえ、本当にうれしかったです。
実は発表の3週ほど前に火曜グループで小さなハプニング(私にとっては大きな事件)がありました。
火曜グループは小2~小5まで8人(女子5人、男子3人)です。
片山Pは元気な子が多く、男の子は走り回る、女の子はおしゃべりがつきない・・私は声がかれることもしばしばです。
(でもラボ活動に熱心なご家庭ばかりなので、発表会では大抵うまくいきますが。)
この日も皆おしゃべりばかりして一向に真面目にうごかないので、私も自然と口調がきつくなったのでしょう。
Y(小5女子)の反抗的な目と、それに追い打ちをかけるC(小5女子)のことば!「先生がうるさいからやる気がせんのよ!」
皆シーンとなり、私はかろうじて言い返すのを止めて
「そうね。先生ちょっとしゃべりすぎたね。今からは何も言わないから最後まで通そうね。」と言いました。
その後、初めて真面目に25分ほどとおしてテーマ活動をしました。
小2、3年の子も不思議なほど静かに、真面目にうごいていました。
おそらく「言ってはならない最後のことば」を言ったと思ったのでしょう。
私は「思春期に入った娘に初めて本気で反抗された母親のような気持ち」でした。
そうだ、焦っていたのはテューターの私だった、と大いに反省しました。
その後火曜グループの子達は少し前向きにテーマ活動をするようになりました。
そして発表後のパーティでは集まるなり、小5の女子、CとYとAが口をそろえて
「先生やっぱり音楽CD間違えた!」
「そうよ。私かならず一回は先生間違えると思ってたよ。」
私「ごめん。ごめん。あそこはゴードンがドアを開ける音だから、音を大きくしようと思ったのよ。そしたら手がすべって早送りのボタンを押したみたい・・。ホントにごめん!」
ゴードン役のYが
「そんなことしなくて良かったのに。おかげで私、ドアあけるの待ってたんよ。」
そう言いながらも怒っている風ではなく、穏やかな表情です。
「ハイ。先生。ジュース。」
それからみんなで乾杯!
終わってから、みんなの感想文を読んでみると、Yがいっぱい感想を書いていました。おかしなイラストも書いて、すみっこに
「先生もよかったよ。」
と書いてありました。
心がほんわりとうれしい日でした。
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