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タイムトラベル |
05月02日 (月) |
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リキシャに揺られて通りを往くと、放たれた犬がしっぽをピンと立てて、まだ舗装されてないむき出しの土の道路を、威張って小走りにやってくる。
道路脇の蓋のない、ただ掘り進められた溝の淵には、浚われた泥。
傾いた軒先の向こうに、無造作に積まれた商品が見える。
往き交う大八車とリキシャ(輪タク)。
随分昔・・・こんな光景を見た・・・
いや、そんな光景の中に居た・・・
今は老いて動けなくなってしまった大正生まれの母が、まだ若くて輝いていた時代。
幼い日の懐かしい思い出が、走馬灯のように蘇ってくる。
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