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Wonderlandから自分の足で立ち上がれ! |
01月29日 (土) |
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中高生だけで取り組む「不思議の国のアリス」の最終回、来週からは小学生を交えての活動。
なんといっても低学年の男の子の自由奔放なハチャメチャに負けないように、ということを確認し合った。
*大きい子たちが物語の中で動く(役や物《?》として生きる)ことを思い切り楽しんで、
小さい子が知らず知らずのうちにおもしろがりながら巻き込まれていくような’元気’を発しよう。
*小さい子が感じたままの1回しか起こらないような
(意志がはたらいた動きでなく思わずやっちゃった)表現を大切に。
今日はどこを意識して動いてみる?
「女王の『首を切れ~~~~!!』の歌の間、トランプ兵士たちが逃げ回ったり、おびえて跳ね飛ばされるような動きをしたい」
「へんてこてこりん♪の歌は、リズムがよくていい感じだから『変な感じ』をだしたい」
「小学生が出したアイディア。。。最後アリスが家に帰るところで森の中を
さ~っと白ウサギがまた出てきてアリスの後ろを通り過ぎる、をやってみよ!」
「K(小3)が言っていた『一番最後の歌、あたりまえはつまらない~♪のうたは、また次のアリスの冒険の始まり、、、
みたいな、次の不思議の国(鏡の国)へ誘っているような感じにしたい」
一回通してお話を動いてみて、、、
M(中1):王さまはどうにかしてアリスを追い出したいんだね、法律 とかを使ってまで。。。
みんな:始めは『よい、よい、わしが許す』ってアリスをかばっていた
M(中1):王さまはアリスを追い出すっていうより裁判を邪魔するも のを追い出したい、って気がする。
いつ王は「悪」になるんだろう、っていつも疑問に思う。王がパイ を食べちゃったのにジャックを殺そうとしてまでするなんて 。。。」
テューター:王様がパイ食べちゃったの?
みんな:うん、うん、、、
N(高1):最初は穏かに装っていて、裁判のあたりから
急に王様はムキになってるっていうか、こわくなってるって先週
言ってたじゃん。
H(高1):『それは女王の口癖でな』って王さまが言う時点からもう
『王の悪』は始まっている感じがする。
でもさ~、あたし王やってて、イマイチ王さまのキャラがつかめ ていないんだよね。
S(中1):罪をジャックに押し付けようとしたんだから。。。
M(中1):でもさ、「不思議のアリスの物語、もうひとりのアリス と、、、」の本をチラチラ見てたら
このお話の作者はそこまで深く王様のこと考えてなかったと思っ た。 もっと単純に作ったお話しをアリスたちに聞かせてあげたか も。。
N(高1):ね、トランプのハートJackってKing とQueenの次に来るで しょ?
だからKing(王)はJackに自分の地位をおびやかされている、ように 感じてるかも。。。
自分の下の下にJackだから。
みんな:え~? でもそうかも、、考えすぎか~。。
放っておいたら物話はドンドン彼らの想像の中で、
あっちに行ったりこっちに行ったりと勝手にフラフラしてしまう。
こういう仲間との「自由なしゃべりっぱなし時間」を通り過ぎなければ、
彼らのモチベーションにつながってこない、、、のだが、
もう気持を戻して実際にどのように自分達の表現へと創っていくか??に結びつけないといけないのだよ。
自分の足でしっかり立ってほしい。
この週1回のパーティとパーティをつなぐ時間が、どうか子ども達にとって
逆風吹き荒れるものでありませんように。
忙しくたくさんの要素がぎっしり詰まった彼らの実生活の空間を飛び越えて、
次回またここ、Wonderland(不思議の国)でまた会おう。
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