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大学生を招いての保護者会 |
11月13日 (土) |
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今回、キャンプで出会った大学生の方に来ていただき、保護者会を開きました。お母様方11名と高校生1名も途中から参加し、ラボについて、いろいろと話し合うことができました。
彼は、中高大と3度の受験を経て、今日に至っており、小学校4年生の時に、サッカーの試合とラボの行事がいつも重なるので、ラボを辞めると決意。お母さんから、自分でテュ-タ-に話しなさいと言われ、どのように話すかも、家でリハーサルもし、テュ-タ-と話すこと1時間。お母様は、外で、その間、待っていたそうですが。泣きながらテューターと話し合って、「細くてもいいから継続することが大切」といわれ、続けることを決意したそうです。小5から休会し受験。サッカーは小6の12月まで続けたそうです。小さい頃は、母親が厳しく、父親が優しい存在だったが、小学校高学年から勉強しなさいと言われたことは無かったとのこと。
今、ラボが一番楽しいと語っていましたが、大学でもサッカーを続け、留学へ向けてTOEFLも勉強中。きっとこのお子さんなら、アメリカの大学へ行っても、すぐに溶け込み、生きた英語をさらに吸収されるだろうなぁと実感致しました。
英語力についても、やはりリスニングについては、TOEICで満点近くとれているそうで、本人もラボのおかげだと実感しているそうです。リーディングは、時間をかければなんとかなりますが、リスニング力は、そう簡単につくものではないので、もちろん基本的な単語力は必要ですが、強い力だと感じました。「発表会前に少しだけ聴いて覚えた英語は、すぐに忘れますが、何百回~千回ぐらい聴いた英語は、決して忘れないと今、実感している」と語ってくれました。
きっと小さい頃からテーマ活動が大好きなお子さんだったかと思いきや、小学生時代は、パーティの練習の時に、自分のナレーションの番になるとトイレに逃げて、そのシーンが終わった頃に出てくるという調子で、シャイだったこと。中学生の初めは、反抗期もあり、発表会も恥ずかしくて、あまり好きにはなれず。中1で行った「へいぐん」は、テーマ活動がなくて、とにかく楽しかった。ただし国際交流へ向けて頑張った素語り(『長靴をはいた猫』)は、本当に力になったこと。ホームスティは、その壮大なスケールを体感でき、なんとか英語が通じたと実感できたとのこと。中3からはまた受験で休会。
高校では、上級生が、シニアをした後に、変わっていく様子をみていたので、自分も挑戦してみたいと思ったそうです。もともと特にテンションが高いわけではなかったが、シニアが暗い雰囲気でいては、キャンプ参加者に申し訳ないと、ロールプレィをせざるをえない状況に。しかしやってみたらとても楽しかった。シニアは絶対おすすめ。また地区で、自分たちで発表会を運営したり、企画したりすることも楽しく、ようやくラボが楽しくなっていったとのこと。
一方、部活は、ずっとサッカー。中学生時代は、それほど部活が盛んでなかったので、両立に悩んだことはなかったが、高校時代は、監督が厳しくて、たいへんなこともあった。高1の時に、シニアで10日間、夏休み中、練習に出られないというと、3年間、試合には出さないと言われたそうです。シニアを終えて参加した時には、ひたすら走らされたそうですが、試合に出られないことはなく、部活も最後まで続けたそうです。また地区活動で友達が増えて、その仲間に合えることが楽しかった。
一日24時間、何も無いよりは、部活やラボがあった方が、その残り時間に集中して頑張れる。高校に入ってからは、通学の時間を利用すれば、一日2時間はCDが聴けると判断。
大学は、国立トップを目指し、相当頑張ったそうです。大学1年になった今年、高1の時のシニアを再度やりなおしてみようと、シニアに。大学になると、ラボでは、自分で企画・運営し、仕切れることが増えて、今は、本当に楽しい。だから、是非、大学生までラボを続けてもらいたいと語ってくれました。
ラボの特徴について、やはり幼児~大学生まで、これだけの縦長で、いっしょにテーマ活動をつくりあげる体験ができるのは、貴重な場。パーティ合宿では、保護者の方との交流もあり、大人まで、これだけ多くの年代に接することができる場も大切。
今は、テーマ活動の他に、発表テーマの作者であるトルストイや、当時のロシアの体制を調べたり、再度自分たちでNursery Rhymeを見直そうと、英語研究もしたりしているそうです。
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丁度、長男と同じ年なので、よく分かるのですが、20歳で、これだけ落ち着き、しっかりと語れるお子さんは、決して当たり前ではないと感じています。今回、たくさんの初対面のお母様方に囲まれての懇談会は、予期していなかったため、彼を驚かせてしまいましたが、一人ひとり、目を見て質問に応え、会終了後に、お母様の名前を確認されるなど、きちんと対応していて、感心致しました。コミュニケーション力が、よく育っていると実感しました。
今回はまた、私にとっても、これからのパーティづくりへ向けて、さらに真剣に取り組んでいきたいと思いを、あらたにさせてくれました。足りないところは、なんらかの形で補っていきながら、子どもたちが、より生き生きと活動できる場となるよう、努力していきたいと思います。
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Re:大学生を招いての保護者会(11月13日)
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いとさん (2010年11月13日 23時18分)
お母様よりいただいたメールより
「○○君のお話、感謝でした。大好きなサッカーをしながら細く長くラ
ボを続けたからこそ得たものがあるのですね。ヒアリング力や縦割りで
のコミュニケーション力、企画運営力、等々。ラボでの経験を経て今の
彼があることが分かりました。」
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