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「SHIPWRECKED!」をよむ |
05月25日 (火) |
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時間があったので、随分前にかって斜め読みしていた、「SHIPWRECKED!」というジョン万次郎の生涯を英語でアメリカの青少年向きに書かれた本(英語)をじっくり読んでみました。
新刊はどんな視点で万次郎の生涯を描いているんだろう?興味があります。既刊に新鮮さを感じられない生意気な高校生は新刊を心待ちにしています。事前活動で読んだ鶴見さんの万次郎像に思いを重ねているようです。
遭難した中で一番若く、柔軟な精神を持ち前向きで向上心好奇心を失わなかった万次郎、何よりも海が好きだった万次郎、母思いで、禁を犯しても帰国をあきらめなかった万次郎。人なつっこくて、勉強熱心だった万次郎、帰国後沖縄に7カ月も拘留されたいたときにも地元の人といろいろ交流したとか?
どういう視点で彼の人生がえがかれているのか?期待と不安がまじりあった気持で新刊を待っています。
ちなみに私が読んだ本は、歴史的な説明も入れつつ非常に俯瞰的に彼の生涯を事実に重点を置いてあっさりと書いています。
遭難して沖ノ鳥島に漂着したこと、捕鯨船に助けられたこと、彼らが遭難した1841年はちょうどアメリカの文豪メルビルが『白鯨』の取材のために捕鯨船に乗り込んだ年だったこと、当時の捕鯨の様子(すごくお金になった)、日本との捕鯨の違い、ハワイで他の仲間と別れたこと、Whitfield船長の世話で学校にいき良く学んだこと、捕鯨船に乗って金を稼いだこと、帰国に備えてお金を作るべくCALIFORNIAの金鉱でも働いたこと、デンゾウ、ゴエモンの3人でつかまるのを覚悟で沖縄に上陸したこと、そこで殺されるかと思いきや、島津斉彬に助けられ、情報をあたえたこと、1853年12年ぶりに中浜の家に帰ったが3日しか家にいられなかったこと、ペリーの来航にあたり通訳として裏舞台で活躍したこと、その後英会話の本を書いたり、函館で捕鯨を教えたり、海臨丸に乗って渡米したり、大学の先生になったりと活躍する。(しかし日本ではあまりその活躍ぶりは伝わっていない。)
というような内容です。
高校生でも読める内容なので、夏休みにでも進めてみようと思っています。
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