ラボ・テューターの箱根雪見紀行 |
02月05日 (金) |
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2/2~3に元箱根の「和心亭豊月」(わしんてい ほうげつ)に
宿泊してきた。
2/1の夜久しぶりに関東地方に雪が降り、御殿場も夜半まで
吹雪いていたので道路状況が心配だったが、2日の朝には
止んで、最近には珍しい雪景色を楽しむことができた。
【元箱根に向かう山道】
思いがけない降雪もさることながら、宿泊先の「豊月」
での時空にとても心が安らいだ。

 
【豊月の部屋と窓からの景色】
全室和室、掘りごたつ付きが嬉しい。
部屋の奥の一面は大きな窓。そこに広がる景色がすばらしい。
双子山、屏風山、芦ノ湖が一望でき、おまけに雪景色!
時間とともに美しさが変化するさまはいつまで見ていても飽きる
ことがない。
館内のどこにも時計がない。
腕時計を忘れてしまったので、はじめは不便だと感じたが、
しばらくするとない方が現実から離れられていいと思えた。
こちらからうかがおうと思う前に、すーっと声がかかる
従業員の気配りのある対応が温かい。
お料理の味も、温泉の湯にも優しさを感じた。
そして何よりも静か。ラウンジに流れるクラッシックの音楽
の他は、自然の音のみ。
このような嬉しい空間に出会えるお宿は、あまりない。
実は、ここは元ラボっ子のご家族が経営している。
今から10年前の晩秋まで、箱根町にラボ・パーティが
あった。もともと別なテューターが始めたが、まもなく
私が引き継ぎ、箱根駅伝の往路ゴール地点近くの集会所で、
幼児から高校生のラボ活動を行なった。
子どもの減少でやむなく閉じるまで16年間、週1回御殿場
から通い続けた。
人口が少なく、小さい地区の箱根に住むラボファミリーは、
豊かなラボ交流・体験プログラムに特に魅力を感じてくださり、
熱心に活動をしてくださった。
その中のS家が旅館を経営していた。
今から17年前に、当時湖畔にあった建物を箱根神社横の
高台に移し、「和心亭豊月」と名を改め、雰囲気も一新した。
S家の長男S君とその姉のアップルがラボっ子だった。
(現料理長の長男Y君も元ラボっ子で3年前まで御殿場に通っていた)
そのS君が、昨年の夏、30才になり、娘が誕生したのを機に
実家の豊月を受け継ぐべく、それまで働いていたディズニー
リゾートホテルでの仕事をやめ、箱根に戻ってきた。
そして私と主人を豊月に招待してくれた。
2/3は箱根神社の節分祭。その前夜祭として4年前から
2/2の夜に芦ノ湖花火大会が行なわれるようになったのだそうだ。
部屋の大きな窓からその花火を満喫できた。なんと花火より
私たちの部屋の位置が高いので、花火を上から見て楽しめた。
2/3の節分祭は境内で、坂田の金時、姫、鬼に扮した地元の
中学生たちが豆まきをした。
それを待つ間、旬の芦ノ湖のわかさぎをフライで味わえるサービス
もあり嬉しかった。
次は湖上豆まき。耳慣れない案内に境内から湖畔に下りて
待っていると、白装束をまとった年男、年女たちが大勢
乗った海賊船がやって来て、湖水の鳥居前に停泊した。
すると、何と赤鬼青鬼が水上スキーで現れた!!
その鬼に向かって船から陸から豆をまく。
国学院の水上スキー部の大学生が鬼に扮していたそうだ。
なかなかおもしろかったが、ものすごく寒かった。
この時期の箱根の楽しみ方を再発見!


私の住む御殿場から箱根はどこでも一時間圏内であり、
またラボで通っていた通勤圏内でもあったため、これまで
なかなか宿泊する機会をもたなかったが、今回の豊月での
宿泊体験で、箱根が長~い間多くの先人たちに湯治場
として愛されてきた所以がよくわかった。
箱根はとても心が落ち着く、すてきなところだ。
豊月にご興味のある方はこちらをどうぞ。
http://hakone-hougetu.com E-mail.info@hakone-hougetu.com
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Re:ラボ・テューターの箱根雪見紀行(02月05日)
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さっちゃんさん (2010年02月06日 06時47分)
日記を読ませていただいていて、
ほっと癒されました。
月曜日うれしそうだった古ギャルさんの様子を
思い出しました。こういうことだったんだ!
常に人気・1か2の温泉地だということがわかりますよね。
冬の箱根もすてきですね。そしてアップルの実家の旅館も
こだわりの宿ですね。
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Re:Re:ラボ・テューターの箱根雪見紀行(02月05日)
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古ギャルさん (2010年02月07日 01時08分)
さっちゃんさんへ
さっそく読んでいただき、ありがとうございます。
>ほっと癒されました。
→さっちゃんさんにも伝わって嬉しいです。
非日常の世界をたっぷり満喫できました。
>そしてアップルの実家の旅館も
こだわりの宿ですね。
→そうなんです、おもてなしの姿勢にこだわりを
感じます。
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