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天声人語 |
12月03日 (木) |
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昨日の朝日新聞の天声人語。
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「癇癪を起こす」とか「癇癪玉を破裂させる」とか、以前は言ったものだ。いつしか「キレる」という、寒々とした言葉がとって代わり、世の中も殺伐となってきた。大きい癇癪玉の破裂は「ブチキレる」なとと言う。荒い言葉である▼殺伐感は学びの場にも募っているようだ。文科省の調査によれば、昨年度に確認された児童生徒の暴力行為は約6万件にのぼった。この3年で7割増え、過去最多だという。数字がすべてではないだろうが、ゆゆしき事態には違いない▼彫刻等を振り回す。床に倒した友だちの顔を踏む。そんな行為も起きている。給食の時に「自分だけ少ない」と文句を言われた配膳係りは、怒って容器をまるごとひっくり返した。この程度のことは珍しくないという。▼「怒りをうまく言葉にできないようだ」と、あるベテラン教諭は印象を語る。人材育成コンサルタントの辛淑玉さんも同じ指摘をしていた。「怒る」とは言葉で感情を表すことをいう。しかし表現する言葉を失ったときに、人はキレる(『怒りの方法』岩波新書)▼キレやすい人は往々にして表現の力が乏しいそうだ。自らの感情を受け止めて、相手に伝える。そうした言語力の「堤防」が低いと、感情はたちまちあふれて洪水を起こしてしまう▼携帯やゲーム、会話の減少など、他にも様々な要因が背景にあるようだ。「良い怒り」は人間関係をつなぐ。だが「キレる」とそれを絶ってしまう、と辛さんは言う。大人も含めて「怒り方」のゆがんだ社会は笑い方を忘れた世界のように虚しい。
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様々な物語に出会い、普段使わない言葉もテーマ活動によって自分の言葉として表現したり、感じたりしながら、色んな感情を疑似体験して、ラボっ子達は成長しています・・よね?(←うちのパーティはまだ幼児だけなので最後は先輩への問いかけ?確認?になってしまうのが辛いとこです)
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