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2009九州支部高大生合宿終了 |
05月25日 (月) |
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先週末、テーマ活動に熱い思いを持った九州の高大生が北山少年自然の家に集まりました。巷では新型インフルエンザで様々なイヴェントに影響が出る中、この合宿の中では社会の雑踏をよそ目にじっくり、ねっとり、ふか~く物語の世界に浸ることができました。
アイヌの人たちに伝わる「チピヤクカムイ」のお話をとおして、自然が私たちに語りかけているものを感じ、応え、自然と向き合う体験をしました。始め恥ずかしそうに動いていた子たちも、コーチのワークショップを重ね、「仲間と共に表現することの意義・心で感じるとはどういうことなのか」を考えていくうちに、表現することを心から楽しめるようになったようです。交流発表会直前のテーマ活動で、見ている私は鳥肌がたつし、表現している彼らは本当に気持ちよさそうでした。
閉会式の挨拶のため、彼らの前に立ったとき、ものすごい熱波のようなものと一緒に、リラックスして開かれた心、やさしい空気に包まれたような不思議な感覚を覚えました。
一人一人の顔は穏やかで微笑んでるようにも見えましたが、その目はギラギラと目を凝らしてこちらにむいていました。何とも表現しがたいエネルギーに圧倒され、考えていた挨拶の言葉はすっ飛んでしまい、とっさに浮かんだ感情だけを挨拶の言葉として伝えました。
今年のサマーキャンプのテーマは、ネイティブアメリカンの物語「太陽へとぶ矢」です。彼らもユーラシア大陸からベーリング海峡を渡った、縄文人と同じ起源を持つモンゴロイドだと何かで読んだような。
『土地を売る 』という概念を決して持たなかった彼ら。『人間は大地の、自然の一部なのだ』という思想はアイヌの人たちと通じるものがあるはずです。
今回の合宿で参加者のみんなが体験した、音から・言葉から・仲間から受け取るメッセージ。頭で考え、仲間と話し、心で・肌で感じる心地よさが、この夏のパーティやキャンプでのテーマ活動を通してすべてのラボっ子に伝わるといいなあと思っています。
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