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「赤毛のアン」に学ぶ幸せになる方法 |
02月21日 (土) |
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梅が咲き始めましたね~。家の庭に咲いているしだれ梅です。
昨年「赤毛のアン」が出版100周年ということで、雑誌で特集が組まれたり、あちこちで「赤毛のアン」展とかがあっていて、私も1月に三越であった「赤毛のアン」展に足を運び、その中で紹介されていた本、村岡さんのお孫さんが書かれた「アンのゆりかご~村岡花子の生涯」を読み、村岡さんがどんな人だったのかどういう生き方をされたのか、どんな風にして「赤毛のアン」を翻訳されたのか、とても興味深く読みました。
『本を通して若い人の内面に、人生に対する夢や理想を育てたい』と戦争中、村岡さんが命がけで翻訳して下さったおかげで、私はあの生き生きとしたアンの世界を楽しむことができたんだなあというのをしみじみ感じました。
その本とは別に紹介されていた脳科学者として有名な茂木健一郎さんが出している『「赤毛のアン」に学ぶ幸せになる方法』というのがあって、こちらもかなり面白い本でした。数年前に自分も「赤毛のアン」のファンでしたというのをカミングアウトされてから、テレビの特番でも「赤毛のアン」について話されているのを見ました。
小学生低学年の頃から、ありとあらゆるジャンルの本を読み、1年に200冊以上は読んでいたという茂木さんが、小学5年の時にアンと出会い、衝撃を受けたのは、それまでに想像の翼を自由に羽ばたかせる主人公が出てくる話を読んだことがなかった。想像することの大切さを、あそこまで強烈にアピールした小説に出会ったことがなかった。ということが書かれていました。そして「赤毛のアン」が特別な存在としてずっとあり、そのままハマり続け、高校生になると原書にチャレンジし、全巻を読破。その後は他の本も原書で読むということを続けているうちに、英語を読めるようになったそうです。そして高1でバンクーバーにホームステイしたこと、なぜ脳科学者になろうと思ったかなども書かれています。
他にも私が興味を引かれた話を紹介すると、
「人間は、読んだ本の高さの分だけ成長できる」人はこれまでに読んだ本の数だけ知識が増え、様々な感性を育むことができる。
土地の精霊に出会うには、様々な本を読み知識を蓄え、文学的感性を高めていなければならない。たとえ、自分の生活が貧しくても、想像力があれば、人は前向きに生きていける。
働くことの中にどんな小さなことでもいいから喜びを発見し、働くこと自体を楽しむことができれば、その人の人生は幸福なものとなっていくのではないでしょうか?
「無条件に愛されることで人は救われる。」
「安全基地があるから、人は冒険に出かけられる。」
安全基地とは、何かがあったときに、いつでも逃げ込める場所。安全基地に帰ってくれば、いつも自分を守ってくれる親がいる。その安心感が子どもにとっての心の支えとなって、子ども達は、新たな冒険に出かけて、自分の世界を広げていくことができる。
「ありふれた奇蹟」
どんなにつまらない日常でも、思い切って意識を変え、すべてを「奇蹟」だと思って眺めて見る。それが、幸福に至るための道の第一歩。
常に自分の中に美しい世界を持ち、毎日の生活の中に沢山の感動を見つけ出す。そうして「ひたむき」に生きる中で、やってくる「運命」を受け入れる。
それが「赤毛のアン」に学ぶ幸せになる方法だということです。
この本を読んでから、私も大好きな「赤毛のアン」をもう一度読み直して、新たな発見をして楽しんでいます。若い頃に読んだ話も、色々な人生を過ごしてから読むと、視点が違って面白いですよね。
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