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国際交流に行きたくないむすめ |
01月31日 (土) |
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今朝、中1の長女に国際交流参加票の催促をしたら
「絶対行かなくちゃダメ?」との頼りないことばが...。
朝の忙しい時間帯ということもあって、頭にか~っと血がのぼった私は「言うことをきかないなら、私ももう何もやってあげないよ!」
との、捨てゼリフ。長女はべそをかき始め、家の中が険悪なムードに。
見かねた夫が「おたがい、そう感情的にならずに、もっとよく
話し合ってみたら」との助け船。
この夫、こないだまで国際交流に反対で、
私と長女で説得した経緯を考えれば、この発言は
ラボでいう「パーティの記録」に残したいほどの、劇的な変化。
翻って長女といえば、べそをかきながら登校していった。
長女が帰宅するまでに、説得するための対策を練らねば。
思えば、この娘、ラボキャンプに合宿に、
どこかに出かけるというと必ず泣きながらであった。
先日の黒姫キャンプも、当日出かける直前にべそをかき、
家族を心配させたのは記憶に新しい。その度に私は、なだめすかし、
寄り添い、準備をいっしょにしたりして乗り切ってはきた。
でも、もう疲れた。行きたくないんなら行かなくてもいいよ~。
その方が私も楽~。楽な方に流されそうになったけど、
ここは一発、事務局の人に相談してみよう。
若い事務局員のKさんは、自分が国際交流に行ったときの経験を
引き合いに、力強く「親がぶれないことです」と言いきった。
彼によると、自分も行きたくなかったけど、親御さんが
もう「行く」以外の選択肢をなくしてしまったそう。
そして、事前活動やテーマ活動もイヤだったらしいのだが、
事前活動をクリアしていく毎に不安もクリアされていったそう。
「不安は大きいと思うから、(これをやりなさい、ではなく)
話を聞いてあげるだけということも大切ですよ」とアドバイスされた。
帰宅した長女と話し合う。一応、やさしく、
「どういうことが不安なの?」
「事前活動がイヤ。次のは、学期末テストの前の日だよ」
そんな、目先のささいなことで貴重な体験を棒に振るというのか~!
長女が続ける「とにかくすべてが不安。素語りもできないし、
絶対一人でニュージーランドになんか行けない!
キャンプだって合宿だって、初めてのところはもう不安だらけ
なんだよー! 助けてよー!」
この辺りで、長女の泣きが入る。
「だから、そういう自分を変えようよ。アルバムも手伝うからいっしょにがんばろう。素語りも、もっと簡単なのに替えてやってみようよ」
と、とりあえず説得。それでも長女は「うん」と言わないので、
「もう、どんだけ私を困らせれば気が済むんだよ!
いいよ、私もあきらめないよ。絶対に行かせる!」
と、およそテューターに似つかわしくない怒鳴り声で言ってしまった。
すると、長女は泣きながら「行くよ。がんばって行ってくるよ」
やっと言った。もう、絶対逃げられないと観念したらしい。
私も、ほっとした余り、思わず大声で泣き出してしまった。
他に国際交流に行く子が幼児からラボっこだったのに対し、
長女は小5からで、本人なりにかなりハンデを感じてはいるのだ。
部活や勉強の不安はつきないだろうし、それで泣くこともあるだろう。
でも、行ったらきっと、私に感謝するほどいい思い出をたくさん
作ってくると信じている。出発まであと約半年。
また、いつ「行きたくない」と言い出すか心配しながら
親子の葛藤はまだまだ続くのである。
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