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「ルガルバンダ王子の冒険」 |
06月26日 (木) |
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昨年の7月に出版された本(キャシー・ヘンダソン再話・岩波書店)なので、すでにご存知の方も多いかとおもいますが、私は先月、生協(生活クラブ)の本のカタログを見ていて、解説の中の古代メソポタミアの物語、楔形文字、という言葉と百々佑利子さんの訳ということで申込み、今日手にしたところです。
「ギルガメシュ叙事詩」に関係あるかも、と期待していたら、なんと主人公のルガルバンダ王子がギルガメシュ王の父と言われているとのこと。 ライブラリーSK21が出た時、ライブラリー研究員だった私としてはなにか大発見をしたような気分です。 高度な文明が栄えながらも神や、自然と一体となっていた古代の人々の生活にロマンを感じます。再話したキャシー・ヘンダソンさんがあとがきに書いているとおり、世界最古の物語でありながら現代に訴えるものがあり、その力強さに圧倒される思いがしました。
楔形文字が刻まれた粘土板はまだイラクの土の中に眠っているかもしれませんし、すでに掘り出され博物館に納められていながら解読されていないものも多いといいます。 今回訳されたこのお話(元は子ども向けではなく二つの詩)の中に残された謎もわかる時が来るのかもしれないと思うとわくわくします。 是非何度もよみかえして物語の奥の方まで探検したいと思います。 そしてラボっ子たちとも共有したいと考えています。
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