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ジョン・バーニンガム絵本原画展へ行ってきました |
02月07日 (木) |
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2月18日まで東京駅のそばの大丸デパート10Fミュージアムで「ジョン・バーニンガム絵本原画展」やっています。
ケイト・グリナウェイ賞をとった「ボルカ」「ガンピーさんのふなあそび」、「はるなつあきふゆ」「ねえ、どれがいい?」「おじいちゃん」「ガンピーさんのドライブ」「なみにきをつけて、シャーリー」「いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」「いっしょにきしゃにのせてって」「アルド」「イングランド」「フランス」等の絵本の原画が一つの絵本に対して数枚ずつでていました。
「ボルカ」は、うちの文庫でも人気のある本です。ななちゃんが好きで何回も借りていったのを覚えています。ななちゃんは、パパも絵本が好きで一緒に読んでくださっていたようです。私がこの本は本当にいいなと思う本を自分で選んで借りていったお子さんでした。子どもの眼はすごいな、侮れないと思ったものです。名古屋でラボを続けているようですが、どうしているでしょうか?
この「ボルカ」は、絵から力強さを感じますし、ボルカの羽のはえない体の色といい、使っている色がきれいなのです。原画の色は、絵本をはるか超えてきれいでした。そして迫力がありました。水の色、草の色、夕陽の色、そしてガチョウの形と色が可愛らしかった。
「はるなつあきふゆ」も季節の移り変わりを一つの景色の移り変わりで見せていたのですね。初めて気がつきました。そして開けるのに苦労していた大きな見開き頁が付録になっていたポスターだったなんて気がつきませんでした。先日も読み聞かせ講師大井先生にどうやって見せたらいいか伺ったばかりです。切ってお教室に季節ごとに張っておきましょうか?この絵本の原画も本当に美しかったです。インタビューに答えるバーニンガムが「イギリスの田舎の風景は、変わらない。だから僕たち画家にとってもそれはありがたいことだ。日本人は、その田園風景を愛してくれているようだ。」と言っていました。四季の移り変わりに敏感で、それを楽しむ文化が私達にはあります。お茶をやっているとよくわかります。そういう感性にバーニンガムの絵の自然を愛する気持ちが合うのでしょうね。
「ガンピーさんのふなあそび」はペンで線画になっています。それがまた細かく描かれていて見事です。太陽の光線を描き出しているのかな?
つぎつぎ乗ってくる動物たちも特徴があって、愉しく描かれています。
いずれの作品もひとつひとつ(絵本の一頁の絵)が、芸術作品で色が愉しく美しく素晴らしかった。やはり才能を感じました。
心が洗われました。
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