「ギルガメシュ王ものがたり」~メイキング |
11月26日 (水) |
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発表会前の余裕のなさと画像取り込みに四苦八苦していた都合でなかなか書き込めなかった「ギルガメシュ王ものがたり」その後。遅ればせながら報告します。
11月初旬。やっと「資料集」完成!ギルガメシュ発表メンバーのうち、小2から中2までが、それぞれ自分で研究テーマを決めて報告、各自レポートにまとめて提出したものを一冊にまとめました。全54ページ!製本も大変でした。しかし、いそがしいこども達が図書館にいったり、本を探したり、まとめたり・・の作業はもっと大変。お手伝いしてくださったご家族の皆さんも否応無しに「ギルガメシュ」に巻き込まれていきました。(さぞ大変だったこととご推察いたします。すみません、いつも親掛かり、大掛かりになってしまい・・・)
CONTENTS*****(抜粋)
・メソポタミアってどこ?~シュメール人の都市国家 (K・小3)
・文明のはじまり①~シュメール人が発明したもの (S・小5)
・文明のはじまり②~学問の発達 (K・小4)
~くさびがた文字の変革 (R・小4)
・メソポタミアのたべもの (H・小2)
・ウルクの二つのジッグラト (H・小6)
・ギルガメシュ王について① (Y・小3)
・ギルガメシュ王について②~叙事詩の発見 (M・中1)
・人面有翼像について (N・中2)
Pick up!
*ウルク(紀元前3500年頃)の二つのジッグラトについて(Thanks Hiroto!)
・都市国家にはそれぞれ守護神がいて、ウルクには二つの「ジッグラト」という守護神の神殿がつくられた。
①エアンナの聖域・・・祭られているのは、イナンナ(女神・のちにイシュタールと呼ばれる女神)聖域の中心にジッグラトがそびえていた。今でも、レンガで築かれた基礎部分が残っているため、自然の丘でなくレンガを一ずつ積んで造った建物であることがわかる。斜面には所々むしろが顔を出す。レンガの水平を確認するために入れられたものらしい。
②クッラブの聖域・・・シュメールの建物はほとんどがレンガだが、このジッグラトは石造り。南イラク(南メソポタミアではほとんど石がとれないため、交易によって別の場所から持ってきたものと推測できる。)建物の構造は石の壁が三重で迷路のようになっている。こうした建物はメソポタミアでは他にない。
⇒⇒表現として、エンキドゥが初めてウルクの都を眺めたその情景の中に、これらのジッグラドを描写した。
*人面有翼像について・・・(フッキーが調べてくれたものです)
絵本では~So it was that Gilgamesh ordered a great wall to built around the city~の右側のページに登場。ウルクの人々が懸命に引っ張っている翼がついた巨大な像の名前は有翼人面牡牛像(ラマス/Winged Bull)といい、アッシリアの守護神。牛の角の形をした冠をいただき、ひげのはえたいかつい顔、胴体は牡牛、背中に翼。ラマスが人間の顔を持つのは、知性を表わす。背中の翼は王鷲の翼。牡牛の胴体の意味は豊穣。門の入口に置かれているのは悪霊の侵入を防ぐため。足が5本ある。何故5本足か?・・横から見ると歩いているように見えるため、味方の士気を鼓舞させるように、前から見るとどっしりと4本足に見えるのは外敵を威圧するため。アッシリア美術の高度なテクニックである。(絵本最後のページには3頭のラマスが登場している・・・さて足は何本か?)
ルーブル美術館蔵(大英博物館蔵のものは現在、東京都美術館に展示中)高さ4・4㍍ 重さ・・ロンドンバス2台分(こんなにとてつもなく大きく重いものを、どうやってウルクから大英帝国に運んだんだろう??)
⇒⇒11月中旬・・・Tシャツを急遽作ることになって、デザインをヒロ(高3・休会中)に頼んだら、偶然か必然か、このラマスの絵を書いてきてくれたのですぐ決定!字体は、リハーサル中のこども達の横で、お母様方がお習字で書いてくれた。その字をパソコンに取り込みデザイン化して決定。 重みのあるTシャツになりました!!
★さて、ラマス。東京都美術館に行かれた方、実物はどうでしたか?・・やっぱり自分の目で見てみたいな~
字ばっかりでお疲れ様、やっと画像登場!
11月初めの合宿の時のものです。小グループで、話し合ったり動いたり!

さ~て、このどやどやが、発表当日、どうなりますか。近日画像公開!
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Re:「ギルガメシュ王ものがたり」~メイキング(11月26日)
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まんぎょどんさん (2003年11月26日 08時40分)
発表会おつかれさまでした。ギルガメシュ王ものがたり・・・すてきでした
よ。Tシャツも照明にはえていて、とてもすてきでした。ナレーションが大半
のなかで、あれだけの場面をあらわすことができたということは、リポートに
あるような研究があったからでしょうね。新刊ライブラリーにいちはやく挑戦
して発表というのがすごいと思います。ラボっこのみなさん、保護者のみなさ
ん、ありがとうございました。すばらしい発表をどうもありがとう!
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Re:「ギルガメシュ王ものがたり」~メイキング(11月26日)
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たまちょこさん (2003年11月28日 00時42分)
発表会楽しかったです。はじめてみるギルガメッシュでした。
はじめ、こんなにナレーションばっかりなんだと改めてびっくりしました。
これは難しいだろうなと思いながら見ていましたが、絵本の絵を思い出させる
ような表現もあり、娘と「ギルガメシュが城壁から見下ろしているとこだよ」
などと、当てっこしてみていました。
発表の会場にメイキングの様子や、調べたこと、資料などが展示してあった
ら、見ている人たちも、もっと楽しめたのではと思います。
ぜひ、資料を見てみたい!いや、ほしい・・・・
でも、やっぱりこれは自分たちで調べ、作ることに意味がありますから、
いつか挑戦し、作ります。
発表会の日、電車の都合でアリスの途中でごあいさつもせず、帰ってしまい失
礼しました。酒まんじゅう召し上がっていただけたのですね。
ほかほかのできたてを買っていったものだから、湯気でびちょびちょになって
いて、はずかしかったんですけど、おいしいといってもらえてよかったです。
それにしても、山梨のテューターはみなさんきれいですね!
おしゃれで、スタイルもいいし、びっくりしてしまいました。
今年は残念ですが総会へは参加できません。
いつかキャラバンを組んで山梨地区と交流会をするのが夢です。
夢に向かって、来月からラボ復活がんばります。
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