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思いがけないお手伝い |
05月18日 (金) |
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先週の土日に神奈川支部高大生合宿が行われた。この合宿のテーマ「耳なし芳一」にちなんで、ふたつのオープンプログラムがあったので、出かけていった。そのひとつに俳優であり琵琶奏者の伊藤哲哉氏による「耳なし芳一」の弾き語りがあり、その準備に人手が要るとのことで、Iテューターとお手伝いをすることになった。演奏も楽しみだけど、裏方も面白そう・・仕込みに2時間かかるというから大掛かりなセットでもあるのかな・・などと考えながら、打ち合わせの席についたところ、伊藤さんから楽器のようなものを「ではこれをお願いします」と渡された。Iテューターと2人で「え?もしかして何か本番でやるんですか??」「そうです。ふたつありますから好きなほうを選んでください」と笑顔でおっしゃるではないか。いきなり緊張が襲ってきた。「練習すれば大丈夫ですよ。でもあせって速くならないでくださいね。ぼくのタイミングも狂っちゃうから・・」またまた緊張。頼まれたのは「チーン」と音のする鳴り物で、はじめと終わりに鳴らすのだが、ちゃんとしたカウントがあるわけでなく、「打った後大きく八の字を書いたくらいに次の音」というような感覚の世界。それにただ打つだけなのに、空振りしたり気のぬけた音になったり、けっこう難しい。私たちが失敗して伊藤さんの気持ちがのらなくなってしまったらと思うと・・。とにかくできるだけ練習して、そして本番。本番はとにかく空振りしないように早くならないようにだけ考えていた。緊張したまま私たちの出番は終わった。鳴り物が素人であろうとそこはプロ。伊藤さんの演奏はすばらしく子どもたちもシーンとして聞き入っていた。クライマックスの侍の亡霊が芳一を探すところは、こちらも芳一の気持ちになって思わず体をぐっとこわばらせてしまうくらい迫力があった。伊藤さんなりに登場人物を作り上げているとのことで、表現の面でもラボっ子たちへ訴えるものは大きかったに違いない。
長野のパーティの紹介でこの機会を得ることができたと聞いていた。松本ではラボっ子たちの「耳なし芳一」のテーマ発表も見られたそうで、そのとき子どもたちが英語で発表していたのが印象的で、今回演奏をとてもしっかりと聴く姿勢にも感心したとおっしゃっていた。、本当にこの場にこられて、また思いがkなく貴重な体験をさせていただきラッキーな一日となった。結局私たちの鳴り物は成功したのかはさだかではないが・・・
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