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しりとりゲーム |
04月11日 (水) |
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春休みのある日、まだみんなが来ないので小学低学年の子3人と、しりとりをしながら他のお友達が来るのを待つことにした。すると一人の男の子が自分の順番が来ると、いす→すずめ→めだか→かに→にがうり→りんごと、一人で言葉をつなげてしまうのである。他の子が「Aくん、黙ってて」というと一旦は止まる。そしてまた順番が来るととなりのB子が「また、‘り’?」などいっているうちにりんご→ごま→まり→リスなど一人でつぶやいている。しりとりというゲームは言葉のゲームだけではなくその場のお友達との関係をいかに楽しむことなのかということを、強く感じた。「え~!!また‘り’?」とリアクションして「私はあなたから‘り’という音を受け取りました」と意思表示をする。周りの人は「‘り’からだよ」と、わかっているけど応援する。次に何が出てくるだろうとじっと次の言葉を待つ。・・・「り、り、り・・・」「ほら、遠足のときに必要なもので・・・」「あっ、リュックサック、だ!!」などお友達の目を見てヒントを出したり「こうやってこうやって掃くもの」などしぐさをつけてヒントを出して考える間をみんなで楽しんでしりとりをする。隣の人から受け継いだ最後の一音から今度は違う言葉にして次の人に自分の最後の一音を渡して行く。その言葉が隣へ行くのと一緒にみんな、その隣の子を注目する。その場をみんなで作り上げるゲームだったと思った。こんな周りの人とのやり取りやリズムは本人が体得していくしかない。ラボ活動の中に見え隠れしている遊びの活動は今の子供達に大切な場所だと思う。
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