万葉スタンプラリー第3弾~坂田寺跡・稲淵宮殿跡・・・~ |
04月09日 (月) |
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昨日の棚田の菜の花をカメラにおさめたくて、今日も出かけてしまった!
そこから、14番坂田寺跡へ。
Yママがこの間、「桜とレンギョウがとても綺麗ですよ!」と教えてくれていました。
本当にいい時期にやってきました!
御食向かふ 南淵山の 巌には 降りしはだれか 消え残りたる
柿本人麻呂
~(御食向かふ)南淵山の岩が白いのは、この前に降った斑雪(まだらゆき)だろうか、消え残っているよ。~
そして、12番稲淵宮殿跡「七瀬の淀」歌碑
阿部パーティが何度もパーティ合宿をしている、祝戸荘の駐車場です。
たくさんの車が停まっていて、祝戸荘のほうを見ると工事中?
今年の秋リニューアルオープンの予定だそうです。
明日香川 七瀬の淀に 住む鳥も 心あれこそ 波立てざらめ
~飛鳥川の七瀬の淀に住む鳥さえ、心深いからこそ波を立てないのだろう(私の秘めた恋心のように)~
ここで、5番犬養万葉記念館「山清水」に立ち寄りました。
「万葉は 青春のいのち」 記念館開館記念碑です。
山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく
高市皇子
~(黄泉路の入口に)黄色いヤマブキが咲きにおう、その山清水を汲みに行きたいが、道を知らない~
歌碑の前に、ヤマブキが咲いています。
歌碑の隣にある「あすか風」の碑は、今年4月1日生誕100年を記念して建立されたものです。
出版されたばかりの 「犬養万葉記念館 図録」も購入しました。
犬養孝揮毫・全国の万葉歌碑一覧(百三十四基)が載っています。
私のふるさと徳島にも4基ある事を初めて知りました!
犬養氏との思い出をいろんな方が寄稿されています。
~戦後四季のない(年中気候が穏やかで、秋の紅葉もなければ、雪も降らない)台湾から帰国した年の秋、奈良公園の正倉院で黄紅葉をみて、やっと日本に帰ったと孝は涙した。台湾に住んだことで、日本の風土を抜きにして『万葉集』はわからないと実感したのだった~富田敏子氏
日本を離れることで、ますます日本のよさを理解する。
ラボの国際交流に参加するラボッ子たちも少なからず、経験することですね。
さて、このスタンプラリーを10個、15個押すと、記念品がもらえて、名前が記念館に張り出されるとなっているのですが、今日それぞれ一人ずつの名前が張り出されていました。
私はいつかな??
すこし、向きになってきました!
そこで、11番明日香民族資料館「真神の原」歌碑へ。
ここは、14年前OGmakineeが受入れをしたとき、暑い中高学年でサイクリングに来て写真を写したね。覚えてるかな?卒業生!!
大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに
舎人娘子
~大口の真神(オオカミ)の原に降る雪は烈しく降らないでよ、家(住む人)だってないのだから~
この裏には万葉美術館、すぐ隣には「亀型石」があります。
そして、本日最後は8番甘樫橋北「飛鳥のかはず」歌碑
今日もかも 明日香の川の 夕去らず かはづ鳴く瀬の 清けくあるらむ 上古麻呂
~今日もまた明日香の川は、夕方になるとカエルが鳴く瀬が、清かなことだろうよ~
甘樫の丘の東側ですが、道路を工事中です。
その上 日が暮れてきて・・・。
夕方になったので、カエルは鳴いていませんが、そろそろ帰宅の時間です。
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Re:万葉スタンプラリー第3弾~坂田寺跡・稲淵宮殿跡・・・~(04月09日)
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がのさん (2007年04月11日 21時39分)
ありがとうございました。いつかは、と思いつつ未だにできずにいる
大和の萬葉詩碑めぐりを、たくさんの画像を通じて思いがけずもさせて
もらいました。
そういえば、犬養孝先生は「明日香村」の名誉村長さんでしたね。記
念館ができたことを先生からじかにうかがったことがあります。ラボを
退職してすぐのころだったと思います。わたしの家の近くにある大学の
公開講座においでになって萬葉植物をめぐってお話しなさり、その折、
いっしょに萬葉弁当を食べながら古代の人たちの食事のことなど、すこ
し親しく雑談した思い出があります。懐かしい思い出です。それから間
もなくしてお亡くなりになり、なんとも速い星霜の流れ、もう10年近く
になるわけですね。
先生の著書「萬葉の旅」「萬葉十二か月」「萬葉 恋の歌」はいつも
目の前の本棚においてあります。
それにしても、「男綱」とか「女綱」とか、いまも旧くからの習俗を
かたく残している土地、日本のもっとも純良な精神をとどめている土
地、日本のまほろば。まさにそのまん中にお住まいになり、子どもたち
といっしょに外国語と格闘しておいでなんですね、candyさんは。その活
動にはもうひとつの意味がありそう。
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Re:Re:万葉スタンプラリー第3弾~坂田寺跡・稲淵宮殿跡・・・~(04月09日)
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返事を書く |
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candyさん (2007年04月12日 00時11分)
がのさん
わたしの家の近くにある大学の公開講座においでになって萬葉植物をめ
ぐってお話しなさり、その折、いっしょに萬葉弁当を食べながら古代の
人たちの食事のことなど、すこし親しく雑談した思い出があります。懐
かしい思い出です。それから間もなくしてお亡くなりになり、なんとも
速い星霜の流れ、もう10年近くになるわけですね。
→私は、この地に住まいながら、犬養孝先生の解説を直接聞くことも無
く過ごしておりました。本当に残念なことです。
日本の、日本らしさを残すことに尽力された先生の功績を、これから
色んなご著書を拝見したいと思っています。
先生の著書「萬葉の旅」「萬葉十二か月」「萬葉 恋の歌」はいつも
目の前の本棚においてあります。
→私も読み始めます。
それにしても、「男綱」とか「女綱」とか、いまも旧くからの習俗を
かたく残している土地、日本のもっとも純良な精神をとどめている土
地、日本のまほろば。まさにそのまん中にお住まいになり、子どもたち
といっしょに外国語と格闘しておいでなんですね、candyさんは。その活
動にはもうひとつの意味がありそう。
→明日香には都のあるときから、他の国の人々がいましたね。
・・・今、まさに発表会を控えて、ラボっ子は英語と格闘中です・・
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