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春の親子セミナー報告 |
03月20日 (日) |
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昨日浜松で行われた「親子セミナー 見知らぬ遠い国へ」に行ってきました。お話しをしてくださったのは、青年海外協力隊OBで中南米に12年滞在した鈴木順久さん。
豊橋(私の住む湖西のすぐお隣)に住む鈴木さんは三児の父で、とってもあたたかい笑顔の素敵な、まだ「お兄さん」と呼びたくなるような素敵な方でした。
青年海外協力隊とはなんぞや?というところから、鈴木さんの滞在されたグァテマラやホンジュラスの話をユーモアや写真を交え、とても分りやすく、また、興味深い話をしてくださりあっという間の二時間でした。(一時間は鈴木さんのお話、残り一時間弱は青木総局長を交えての質疑応答)
グァテマラの主な都市は高原のような場所にあるので暮らしやすいのに対し、ホンジュラスの方は一年中クーラーをかけていないと暮らせないくらい暑い国であることを初めて知りました。
断水の多いホンジュラスでは、蛇口をひねるとき必ず「水よでろ!」と祈りながらひねったとか、雨季になると蛇口からおたまじゃくしがでてくることがあったとか、そんな身近なところでの違いから、日本では本当に考えられないような体験をいろいろとお話してくださいました。
治安のよくないグァテマラでの話しで、レストランにはライフルを持った用心棒を入り口に雇っているレストランとそうでないレストランがあり、知り合いがたまたま雇っていないレストランで食事をしているとき盗賊団に遭遇し、不幸にもレジの女性は射殺され、食事をしていたお客も全員財布はもちろん腕時計や帽子やらといろんなものを盗られたという怖い話もされました。
異文化交流を実践してきた経験の中でラボっ子たちに力強く語ってくれたこと。それは「知り合う人々、友達、文化への尊敬の気持ちと感謝の気持ちを持ち続け、忘れないようにしてください」ということでした。
青年海外協力隊のメンバーとして発展途上国に派遣されたわけですが、やはり大切なのは人とのつながり。相手を尊重し信頼してもらえないことには、いくら素晴らしい技術を持っていても、伝えることができないという話が印象的でした。そして信頼してもらうためにはやっぱり「ことば」が大切だと語っていらっしゃいました。
質疑応答では国際交流に興味をもつラボっ子達が次々と手をあげて、目をキラキラさせてとても鋭い質問をしていたのが印象的でした。そしてセミナーが終わったあとも、鈴木さんを囲んで十数人のラボっ子達が熱心に質問をしている姿に本当に新鮮な感動を覚えました。
素晴らしいセミナーを企画してくださったさとみさんに感謝です!
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